蛇研裏話
(財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
出張帰り
2ヶ月間の出張からカメレオンが帰ってきました。群馬県立自然史博物館での特別企画のためにシマヘビやアオダイショウと一緒に出張していました。いいものを食べていたので、少しきれいになって戻ってきました。行く前はコオロギは食べなくなっていて、冬の間エサはジャイアントミールワームが主体でした。博物館ではバッタを喜んで食べていたようでした。帰って来るなり、これ見よがしに大きなフンをしていました。

スネークセンターですが、カメレオンはなぜか人気があります。ヘビと同様、動きはあまりないのですが、つぶらな瞳がくるくる動いていて、ヘビに比べるとかわいく見えるようです。ヘビの目はほんのわずかしか動きませんので、比べられるとちょっと不利です。
採毒室で皆さんを待っていますので、また見学に来てください。

By A.S.
連休に備えて
ご無沙汰の、のらでございます。
この連休中、なかなか天気も安定せず、でも沢山の方々にご来園いただきました。
実は、連休前に中国からタンビマムシが入る予定だったのですが、それに間に合わず、急遽、ヒメハブをマムシ放飼場に入れることに。
ただ入れるだけでは、ということで、先日中国に行った時にタンビマムシ飼育施設で見た、集団飼育できるマンション(?)様の棚を作りました。
60cm×90cmの板に、高さ3cmの棒を3本付け簀の子状の棚を放飼場に積み重ねて設置。
その上に断熱のため一回り大きい発砲スチロールの板をかぶせ、さらに一回り大きいビニールカーテンであめよけをし、瓦でおもりを付けました。
正直、日本のヘビに通用するのかどうか全く分かりませんでしたが、思ってた以上にそのマンションに入っていきます。
この放飼場で連休中は「ヒメハブ野外お話会」という名前でイベントを行いましたが、結構な数がマンションに入っているのを御覧になった方もいるのでは!?
個人的には、近い将来でもこのイベントを定例化したいと思っているところです。

by のら
マムシに注意!
連休の5,6日の2日間にマムシ咬症の問い合わせが3件ありました。1件は病院から、2件は咬まれた本人からでした。最近、かなり暖かくなって来ましたので、増えてくると思います。
1件はお墓の草むしりをしているときに咬まれていますので、手で草むしりをするときには、必ず棒などでヘビがいないのを確認してください。また、落ち葉などの下に隠れていると全くわかりません。

梅雨に入ると咬まれる人が減りますが、雨の後に晴れると日光浴に出てきますので、注意が必要です。

By A.S.

in leaves08-2
ヘビの拾得物
警察からヘビの写真をメールで送ってきました。落とし物として来たようですが、ボールニシキヘビの子ヘビでした。警察では外で見つかったヘビなども落とし物として拾得物係などで扱われます。以前にも書きましたが、毎年何件も連絡があり、ヘビだけでなくイグアナやオオトカゲ、ミドリガメ、ケヅメリクガメ、時にはニワトリやフェレット、モルモットなどもきます。

飼育者から引き取りの依頼も時々あります。少し前はボアコンストリクターが多かったのですが、最近ではボールニシキヘビが多くなりました。つい先日もボールニシキヘビの引き取り依頼がありました。

いずれにしても最後まで飼育してほしいと思いますし、最後まで飼育できるような動物を選んでもらえればと思います。また、ちょっとの不注意で逃げてしまいますので、とにかく気をつけてください。

By A.S.
今年最初のマムシ咬症問い合わせ
昨日、四国の病院からマムシ咬症の問い合わせがありました。今年初めてです。最近まで寒い日が続いていましたが、ようやく暖かくなり、本来ならヘビが出ていてもよい時期ですが、今年はなかなか見られません。数日前にはマムシを何匹も持って来られ、先日の日曜日にもペットボトルに1匹マムシを入れて持ってこられました。群馬でもマムシが出てきましたので、西日本ではもちろん出てきていると思います。

マムシ咬症は、群馬では5〜9月に見られますが、西日本では4〜10月と少し発生の期間が長くなります。これから農作業も行われるようになりますので、咬まれる危険が高くなります。今回の患者は高齢者で、しかも腫れの拡がりも速いようでした。

昨年も大人だけでなく、小学生や幼児もけっこう咬まれていますので、これからは自然公園や川岸などではあまり草むらに入らないようにしてください。

先日は他の研究員が小学校で講演をしてきましたし、5月にはある県からの依頼で自然公園管理責任者の研修に行きます。また、7月の中毒学会では毒蛇咬症について教育講演もすることになっています。その他、何件か研修や講演の依頼が入っています。こちらとしてはこのような機会が増えることはうれしいのですが、所長がいなくなって仕事がほとんど2倍になっている状態なので、少しきついものがあります。

これからヘビや咬症に関する問い合わせが増えてきます。夏には夜間にも緊急の連絡が入ることもあります。時間外には留守番電話で緊急連絡先をお知らせしていますが、以前のようには短時間でメッセージが流れません。10回ほど鳴らないとメッセージが流れませんので、切らないで少しがまんして待ってください。ただし、時間外にかけてくるのは緊急の場合だけにしてください。まれにヘビに関する質問などをしてくる方もあり、ぐっとこらえて話を聞く場合もありますが、「明日にしてください」と少し冷たくすることもありますので、その点はご了承ください。

By A.S.
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