蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
雪の日のマムシ対策研修
群馬県内のとある森林組合の依頼で伊香保温泉の旅館に講演に行きました。数日前には桜も咲き、チョウチョも飛んでいて、春になった感がいっぱいでしたが、天気予報で伊香保は雪の予報。しかも大雪、着雪となっていました。会場に向かうと2kmほど手前から雪になり、道の横にはすでに雪が積もっていました。温泉街を登っていくと雪の量も増え、4WDですがノーマルタイヤではさすがに不安になってきました。かろうじて会場に着きましたが、雪は降り続いています。これから2時間ほど話をして帰る頃にはかなり積もっているのではないかと非常に不安になりました。しかも会場の手前はかなり急な坂道です。
2時間の講演を終えて、不安いっぱいで外に出たら雪は降り続いていましたが、あまり気温が低くないためか、道には積もっていませんでした。せっかく温泉に来たのでゆっくり温泉につかって帰ろうと思っていたのですが、時間は午後5時、これ以上遅くなると帰れなくなると思い、2時間の講演のためだけに温泉に来たという空しさを感じながら帰路につきました。できればもう少し季候のよい時期に呼んでいただければ有難いのですが。

By A.S.
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研修を終えて
元より好きだった爬虫類の知識を学ぶため、今回13日から19日の1週間スネークセンターに実習に伺わせていただきました。
本や図鑑でしか見れなかった大型の蛇や毒を持つ蛇を毎日 間近で見て、お世話をし 気になったことは研究所の本や論文を見て調べたり、研究員の方に聞いたり、足りなかった知識を充分に満たすことが出来たように思います。
また、蛇や爬虫類と関わるだけではなく触れ合いを通してお客様と関わることで蛇の魅力を存分に伝えることが出来ました。
お客様は皆さん優しく、私のお話をしっかり目を見て聞いてくださったのでお陰で私も緊張に負けることなく楽しくお客様に説明ができました。私の話を聞いて「蛇って思ったよりかわいい」と言ってくれる方や、お父さんお母さんに「蛇飼いたい」とお願いするお子さんを見る時、ここに来てよかったと心から思えました。
また、説明不足だったことや私の知らないことは研究員の方が代わりに説明していただいたので、その事を生かすことで最初こそ拙い説明でしたが最終日にはしっかりと説明ができたように思います。

爬虫類が大好きだけれど全く「飼育」として関わったことが無かったので毎日が新鮮でとても充実していました。
この1週間で私がさせてもらえた事は、大型蛇の部屋の掃除、無毒蛇の触れ合いの説明、イグアナ達の餌作り、コオロギ達の部屋の掃除、裏にいる無毒蛇のお世話、アオダイショウの子蛇のお世話、フトアゴヒゲトカゲの環境エンリッチメント、ワニガメの甲羅掃除、写真撮影のお手伝い…などなど沢山あって書ききれない程です。その一つ一つが私にとって楽しく興味深い経験となりました。
勝手な偏見でスネークセンターだから蛇のことしか学べないかな、と思っていたのでその他の爬虫類と関わりを持てたことがとても嬉しかったです。
フトアゴヒゲトカゲの環境エンリッチメントは特に沢山調べたり考えたりしたので、安全が確認され、フトアゴヒゲトカゲがその場所に慣れて展示されるようになったら是非お客様に見て頂きたいです。

ペットスネークに関するちょっとした知識しか持っていなかった私ですが、今回の実習で野生の蛇や毒蛇や大型蛇の図鑑や本には載ってないリアルな知識を増やすことが出来ました。
1週間はあっという間でもっとここで学びたいと強く思ったので、機会があればまたスネークセンターを訪れたいです。
将来ここで得た知識を生かし、爬虫類達へのストレスが少しでも軽減される動物看護をできるようにしたいです。

By 研修生(動物生命科学科3年生)
アメリカアリゲータのガラス掃除
温室ケージガラスの内側からの掃除、ほぼ終了に近く、最大の難関、アメリカアリゲーターを残すのみとなっていた訳ですが、
ようやくコンプリートです。
でも、どうやって?
飼育の担当から、餌を与えると大人しくなる、と言われていたので、とりあえず給餌。
計画では、陸上で給餌し、そこから板の盾で囲い込み隔離をしつつ一気に作業を進めよう、
とのことでしたが、やはり相手は生物。
思うように進みません。
陸上で給餌を試みたのですが、うまく餌を口にくわえることが出来ず、
いじけて水の中へ。。。
でも餌が欲しそうなので、陸に残った餌を給餌。
すると普通に食べてくれる。。。が、陸上で隔離の計画は、ここで断念。
ではどうするか・・・?
水入れの水を抜き、板で池を半分をしきり、そこでワニのいない方からガラスを掃除。
終わったら、ワニを移動して、残り半分を掃除、の手順で何とか終了。
掃除をしてしまえば、思っていた以上にスムーズでした。

by のら
次は、メスの大変な時期
 グリーンイグアナ♂の発情期のピークは過ぎたようで、ようやく落ち着きが戻ってきました。そして次に来るのが、メスの落ち着きがなくなる時期です。この時期、スネークセンターのおとなイグアナ♀は、頻繁にケージから出たがります。ケージから出る際、ジャンプして私の胸に飛び乗ってくる個体なのですが、卵が入っている分体重も重く、受け止める際の衝撃も大きくなっています。さらに、体が重いと爪に大きく体重がかかるので、いつもよりも深く刺さって痛いのです。私の体は切り傷だらけ。しかし、体が重い時期に爪を切ってしまうと、高い場所からの転落の危険性があるため、しばらくは我慢です。
         iguana02.jpg     iguana01.jpg 産卵箱に出入りするメス。
入り口がちょっとせまいかな。



  昨年の観察から、産卵時期はまだ先のようですが、少しでも落ち着いてほしいので、早めに産卵箱を準備しました。昨年同様手作りのものです。今年は、使われなくなったプラスチック製のケースと人工芝、段ボールなど、ゴミとなる予定のものばかりを組み合わせ、ガラス温室の段差を利用して産卵箱としました。箱の中には、土を配合し入れます。産卵箱の下にはヒーターを設置してあります。これで、土の入った暖かい産卵箱の完成です。早速、産卵箱の中に入ってホリホリしていました。今年も無事に産卵してほしいものです。

by たかちほ男爵
畑の野菜を食べたのは?
ブログにも何度か、畑の話を書いていますが、今は、葉物野菜の時期です。その辺の土手で引っこ抜いてきたブロッコリーなのか、大根なのか、小松菜なのかよくわからない植物を園内のいくつかの畑に植え、育てています。そんな畑の野菜が何者かに食べられてしまいました。
hiyo2.jpg この犯人は、すぐに見つかりました。現場をおさえてしまったのです。ある日、採毒室で動物の世話をしていると、1羽の鳥が、ガラスの窓越しにこちらを覗き込んでいました。何をしているのかと思い、確認のため、そっと外の様子を伺うと、ツンツンと畑の野菜をついばんでいたのです。この鳥は、ヒヨドリ。この辺りでは、1年中観察できる野鳥です。畑のものを食べるのは、この時期だけ。やはり、冬は食べ物が少ないのでしょう。
hiyo.jpg 面白いのは、わざわざ人の様子を伺うため、室内を覗き込みに来たこと。確認後に食べていたのだと思います。鳥は賢いですね。鳥の研究者が、学習や行動の研究したくなる気持ちが少しわかりました。

by たかちほ男爵
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