蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
意外に間違われる。
皆さんは、この生き物ご存知でしょうか?
ツチノコ!?ヘビ!?・・・違うんです。
この生き物、時には、伝説のツチノコと間違われたり、時には、ヘビの一種と間違われたり、という生き物です。
この写真も、メールでのお問い合わせで送られてきたもの。
(写真の使用許可は頂いております)
実は、これそもそもが脊椎動物ではありません。
昆虫です。
ガの一種、ビロードスズメの幼虫なのです。
一瞬、ヘビと思われる方も意外と多く、なにせこの体の模様、しかも体側に目のような模様があるため、特にそう思われても仕方が無いのかな・・・?という感じ。

by のら
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涼しい場所へ
休みを利用して東京に行ってきました。東京とはいっても、街中ではありません。東京にも、まだ豊かな自然が残っている場所もあるのです。今日は、東京でのフィールドワークのお話しです。

7月上旬、東京都某所、ある動物を探しに山に入りました。もう群馬では30℃を上回る毎日ですが、この山は昼間でも23℃と、とても涼しく、過ごしやすい温度でした。山に入ったとは言っても、登山道や尾根を歩くことはあまりしません。私たちが歩くのは水場です。やはり、生きものがよくいるような場所でないと、登っていて飽きてしまいます。さて、しばらく水場でうろうろしていると、見つけました!ハコネサンショウウオ!これは子ども(幼生)です。ちょっと可愛らしい顔をしています。そして、もう1種、まともな写真も撮っていませんが、ヒダサンショウウオです。どちらも、自然豊かな環境ではたくさん見つかることもあります。

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ハコネサンショウウオ(左)    ヒダサンショウウオ(右)

水場から離れ、ちょっとだけ登山道も歩いてみました。やはり、ヘビをやっている人間としては、ヘビがいそうな場所があると、すぐ覗き込んでしまいます。予想通りいました、ヤマカガシ。群馬の個体よりも赤が綺麗な印象です。そして、ジムグリ。この場所では、濃い茶色をした個体が何個体か見つかりました。幼蛇はどんな色をしているのだろうと気になってしまいます。ヘビはこの2種類。ちょっと高い山にいる2種が見つかった印象です。

本当は、ハコネサンショウウオの成体を探しに行ったのですが、この場所での繁殖時期はちょっと違ったようです。この時期、私のいた山梨では、あちこちで成体が見つかる生息地もあります。まぁ、ヘビもたくさん見られたし、子どもでしたが、サンショウウオも2種類見られたし、よしとしておきましょう。

by たかちほ男爵
畑始めました
 スネークセンターには野外放飼場がたくさんありますが、そのうちの1つはしばらく使われておらず、ヘビは展示されていません。草はのび、空き地のようになっていたこの放飼場をつかって、ちょっとした畑を始めました。

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土が盛り上がっている所が畑です。この場所で暮らしているカナヘビやカエルなどもいるので、周りの雑草は残しています。

 この畑、もちろん野菜を育てているのですが、人間のためではありません。イグアナやリクガメなどの草食の爬虫類のための畑なのです。草食の爬虫類はもりもりとよく食べるので、エサ代もかかります。そこで今年は、畑を始めてみたわけです。
 しかし、ここは暑い町としてよく紹介される群馬県館林市や埼玉県の熊谷市の近く。暑さに弱い野菜では育たないのではないかと考えた私は、暑さに強い野菜を選びました。今年、試しているのはモロヘイヤです。エジプトかインドが原産らしいのですが、暑さと乾燥に強いようなのです。モロヘイヤの葉は食用にできるようですが、種子には毒があることがしられていますので、エサとして利用される方は注意が必要かもしれません。

moroheiya.jpg 植物の知識を全く持っていない私にとっては、わからないことだらけの畑作業。農業をされている来園者の方にアドバイスなどもいただきながら、何とかやっています。いまのところ順調に育っています。だいぶ大きくなってきたので、少し間引いたものを、イグアナやリクガメのお口に合うかどうか試してみたいと思います。
 
by たかちほ男爵
ついにイベントデビュー
 昨年から、よく裏話に登場しているオスのグリーンイグアナですが、先日ついに日曜日イベントの「爬虫類ふれあい体験教室」に参加してもらいました!

 爬虫類ふれあい体験教室は、ただ動物に触るだけでなく、爬虫類に関する内容を研究員が説明し、理解を深めてもらうというイベントです。話をしている間、肩にのせて歩いても落ち着いた様子だったので安心しました。ふれあいでも、じっとしてくれていましたが、どうやら15分ぐらいが限界のようです。ですが、15分も大人しくできれば上出来だと思います。よく頑張ってくれました。翌日の食欲や糞も問題なかったので、たまにはイベントに連れて行こうかと思います。
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 暖かい時期に私の担当するイベントでは、これからもイグアナを連れて登場することもありますので、ぜひ、間近で観察してみてください。


by たかちほ男爵
一週間の研修を終えて
私は福岡の専門学校からこちらのジャパンスネークセンター様に研修に参りました。

ただヘビが好きなだけでヘビについての知識も乏しく、当初は右往左往することも多かったのですが、職員の方に沢山のことを教えていただき、三日目にはイベントの1つであるヘビとのふれあいを任せていただけるようにもなりました。そして、ヘビの飼育・管理方法や生態、学術的なところだけではなく、ヘビに咬まれた際の正しい応急処置や判別方法、各ヘビごとの症状、被害状況なども資料とともに詳しく教えていただき、自分の知識の1つにすることもできました。また、この一週間でヘビの魅力を再確認するとともに、ヘビの繊細な面やその飼育の難しさ、種によっては危険があることなども理解することができました。そして何よりヘビの奥深さを、知りました。実際に生体をを管理することで経験が、沢山のお話を伺うことで正しい知識が身につき、当初の私とは比べものにならないほどに大きく成長できたと思っています。

学んだことは、ヘビについてだけではありません。ふれあいをすることによってお客様への接し方、採毒実演やヘビのお食事タイムを拝見することによりその説明のしかたなども学びました。特に採毒実演とヘビとのふれあいでは、職員の方のそれぞれやり方を拝見することができ、大変参考になりました。また、展示場や飼育ケージを清掃することによって掃除道具の正しい使い方や効率のいい清掃方法なども知りました。掃除道具だけでなく、ヘビを飼育管理するための道具の使い方も学びました。例えば、スネークフック。私はヘビを飼ったことがないため、スネークフックを使うどころか握ったことすらありませんでした。しかし、何度か使わせていただいているうちに、まだまだ下手ではありますが何とか、何とか使えるようになりました。

この一週間はとても濃くて、あっという間の一週間でした。知らないことばかりで、沢山のことを教えていただいた上にいろいろなことに挑戦もさせていただき、本当に毎日が勉強でした。

一週間という短い間でしたが、お忙しい中、研修を受け入れ、素人同然な研修生に貴重なお時間を割いていただいたこと、心から感謝いたします。ありがとうございました!
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