蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
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今年最初のマムシ咬症
 最近初夏のような暖かい日もあり、ヘビが出た、マムシを捕まえたという連絡が来るようになりました。いつもの年よりはちょっと早いという感じがします。19日は曇っていてそれほど暖かいわけではありませんでしたが、病院から今年最初のマムシ咬症の連絡がありました。西日本ではなく、関東でした。子供さんが手を出したということでした。小学生は毎年のように手を出して咬まれますが、今回はもう少し小さい女の子でした。手を出して咬まれるのはみんな男の子で、女の子というのは初めてです。牙痕も1つで、あまり大きくないマムシのようでしたので、入った毒は少なかったと思います。(ただ、高齢者では牙痕が1つでも重症化することはあります。) 抗毒素を投与中だということでしたので、もちろん重症化することはありませんが、4時間で腫れは肘まで広がっていました。体が小さいので、どうしても腫れの広がりは大人より速くなってします。

 昨年は小学生が2人ヤマカガシに咬まれて重症化しています。マムシに手を出して咬まれた小学生もいました。1週間入院し、その後1週間しても完治していませんでした。必ず後悔することになりますので、わからないヘビには絶対に手を出さないようにしてください。
 今回はヘビを確認しているので対処しやすいのですが、何に咬まれたかわからないケースも非常に多く、病院での処置が遅れることもしばしばです。外で何かに咬まれたら、第1にマムシを疑ってください。これからは農作業時に咬まれるケースも増えてきます。まだ、夜は気温が下がるので、ハウス内に侵入してくることもありますので、気をつけてください。

マムシ牙11
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動物のトレーニング
先日、私は、犬の賢さに驚かされました。散歩の前、リードの付け替えをするわけですが、じゃれてくるため少し手間がかかります。そこで、じっとしていてもらうために「おすわり」だけ覚えてもらいました。たった数十分で覚えてしまうのです。普段、爬虫類を相手にしている私にとっては新鮮な発見となりました。

園内の爬虫類にも、個体管理のため覚えさせていることもあります。例えば、グリーンイグアナ。トイレの場所を覚えるとの話をすると驚かれる方も多いのですが、これは教えることができるのです。トイレの場所を覚えると、ケージ内を清潔に保つことができ、掃除にかかる時間も減るのです。ig66.jpg

最近、ケージが変わったので、またトイレを覚えてもらう予定のイグアナ


ヘビに何かを覚えてもらうのには少し時間がかかります。一部のヘビにはエサを与える際にある合図を出しています。すると給餌用の小窓まで自ら来てくれるようになるのです。これによって、給餌が楽になるというのもよいのですが、本当の目的は、エサ以外でも合図を出せば近づいてきてくれることです。体調のチェックには、目視での確認が欠かせません。しかし、シェルターに入っていると確認ができないため、シェルターを動かすまたはヘビを出す必要があります。ただ、この方法では、ヘビが驚いた様子を見せたり、逃げるように遠ざかったりします。このストレスをできるだけ減らしたいのです。動物に何かを覚えさせることは、人に従わせているよう(かわいそう)に思われてしまうこともありますが、ストレスを減らすことや、健康に暮らしてもらうための個体管理がしやすくなるなどいい面もあるのだと思います。
rt66.jpg
合図をすれば近づいてくるヤマカガシ


by たかちほ男爵
レンジャクもやってきた
昼間は、犬を研究所の駐車場に出してたので、休み時間に一緒に遊んでいました。その時、聞き覚えのある鳥の鳴き声が!園内で最も大きな木の上にレンジャクが6羽いました。バードウォッチャーの間では人気のある鳥です。

ww.jpg逆光だったので、ヒレンジャク、キレンジャクのどちらかわかりませんでしたが、園内では初記録です。研究所のビデオカメラで撮影してみました。画質は悪いですが、こうやってみるとキレンジャクっぽいような気もします。

いつまでこの辺りにいてくれるのかわかりませんが、また出会えることに期待です。

by たかちほ男爵
犬がやってきた
年末年始と言えば、動物園・水族館の干支に関する動物の展示がよくテレビなどで取りあげられます。スネークセンターでは、主にヘビを中心とした爬虫類を展示しているため、巳年以外では、なかなか干支に関する話題が無いのです。

inu.jpgそんなスネークセンターにも、急に戌年らしい話題が。ある日、採毒実演から戻ると職員が集まる建物付近で来園者の皆さんが集まっていました。そこには、なぜか1匹の犬が。どうやら迷い犬のようで、園内をうろうろしているところを職員が見つけたようです。群馬県動物愛護センターにも連絡し、少しの間、スネークセンターで預かることになりました。ペットのヘビやトカゲなどを警察から預かることはありますが、まさか犬のお世話をする日がやってくるとは思いませんでした。6日後、この犬の飼い主の方が見つかり迎えにきてくれました。飼い主の方もこの犬もとても嬉しそうでした。よかった。よかった。

少しの間でしたが、犬のお世話を通して、私自身学ぶことが多かったように思います。そのへんのお話はまた今度書こうかと思います。

by たかちほ男爵
ヘビ以外の爬虫類
ジャパン・スネークセンターではたくさんのヘビが展示されていますが、ヘビ以外の爬虫類も、数は少ないですが展示されています。
同じ爬虫類でも様々な違いがあり、例えば、ヘビには耳の穴が空いていませんが、トカゲは目の後ろに穴が空いています。では、カメは?ワニは……?
ぜひ、実際に見て、色々なところを比べてみてください。きっと新しい発見があると思います。

●ナイルオオトカゲ
1.5mほどになる大きなトカゲ。長い舌はヘビのように先が2つに分かれています。
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●フトアゴヒゲトカゲ
仕草が面白いので見ていてあきません。どんなポーズをしているか注目です。
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●ワニガメ
目の模様がおしゃれ。よく、口を開けて舌を動かす「ルアーリング」という行動をしています。
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By ばらぬす
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