蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
ヤマカガシとヒバカリの家
 今日はまた、フィールドワークのお話です。さて、カエルを食べるヘビ達のために、またカエル捕りに行ってきました。今回は、ちゃんとヘビが登場しますよ。

  このあたりのカエルの分布状況を調べるため、いろいろまわってみましたが、どこにでもウシガエルがたくさんいることに驚きました。このカエルはもともと外国にすんでいたカエルなのですが、日本に持ち込まれ、増えてしまいました。そして、日本にもともとすんでいた野生動物を食べてしまっている、困ったカエルなのです。そこで、このウシガエルを、飼育しているヘビ達のエサとして利用しています。日本の野生動物も守ることに繋がり、スネークセンターで展示しているヘビのエサにもなるので、容赦なく捕まえます。

ushi.jpg 
以前捕まえたウシガエル。
のびているのは、生きたまま移動させてはいけない動物だからです。


 ウシガエルばかりでうんざりしていると、少し気になる場所を見つけました。何でもない畑の中にあるちょっとした草むらだったのですが、ここが大当たり!ヘビ達がたくさんいるポイントだったのです。左の写真に何匹のヘビが写っているかわかるでしょうか?

ita yamakagashi 2 ita yamakagashi






 これは、ある板をめくったときに撮影したものです。私も興奮してしまい、かなり焦っていたのでピンボケがひどいです…。この写真には、ヤマカガシが4匹・ヒバカリが1匹写っています。しかし、実際にこの板の下にいたのは、ヤマカガシ6匹・ヒバカリ2匹の合計8匹ものヘビがいたのです。この密度でヤマカガシを見つけたのは初めてかもしれません。
 カエルを調べにきていたので、ヘビのお腹の中(胃内容物)を全て調べてみましたが、カエルどころか、何も入っていませんでした。本格的に活動する前だったのかもしれません。周辺ではニホンアマガエルを1匹見つけられたのみ。カエル食いのヘビがこれだけたくさんいるので、カエルを見つけられないのは、少し気持ちが悪いです。悔しいので、時期を変えて、また行ってみたいと思います。

by たかちほ男爵
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2016/04/23(土) 17:33:02| フィールドワーク| トラックバック(-) コメント(-)
採毒室2階研修室、マイナーチェンジ!!
前の日曜日に行われた「爬虫類ふれあい体験教室」に参加された方には、
お気づきの方もいらっしゃるかもしれません。
実は、採毒室2階にある研修室、マイナーチェンジが進んでおりました。
何十年もここの床は塩ビ製のタイルが貼られていたのですが、劣化し、
ヒビやカケ、剥がれが目立つようになり、
思い切って見えている範囲と剥がせる範囲の塩ビタイルは全て取り払ってしまおう!!
と、いざ作業をしてみたわけですが、
それがほぼ全てのタイルだったわけでして。
数週間は、全くタイル無しのままこの部屋を使っておりましたが、どうもビジュアルが悪い。。。
ということでタイルカーペットを敷くことにしました。
その作業がこちら↓
タイルカーペット敷いてます
縦横交互に敷いていますので、チェスの目状になっております。
そんでもって、先程完成!!↓
完成!!
素人作業ながら、そこそこ上手く出来ました。

by のら




2016/04/21(木) 13:11:30| 雑記| トラックバック(-) コメント(-)
さくら満開
4月最初には桜が満開でしたが、現在八重桜が満開になりました。
明日の日曜日は雨が少し降りそうですが、桜もヘビも楽しめると思います。
野外飼育場のマムシもいっぱい出ていますので、是非ご来園ください。
By A.S.

sakaura.jpg

tannbi.jpg

2016/04/16(土) 17:14:04| その他| トラックバック(-) コメント(-)
ぺちゃんこイグアナ
 グリーンイグアナの話をよく書きますが、その話に出てくるのは、だいたいオスのイグアナです。もう1匹、メスのイグアナもいるのですが、落ち着きがないため、部屋の中を自由に散歩させることも無ければ、イベントに出てもらうことも無いため、あまり裏話に登場しないのです。

 今日は、いつも登場していないメスのイグアナのお話し。私には、冬ごろから心配なことがありました。このメスのイグアナは、とにかくよく食べる個体だったのです。オスのイグアナの2倍もの量をペロリと食べてしまいます。しかし、このメスのイグアナは、だんだんと食べなくなり、ついに全く餌を食べなくなりました。ちょうどその頃から、ケージの底をよく掘るようになったのです。ここで、考えるのは産卵の兆候ではないかということ。卵を持ったメスでは、こういった拒食や穴掘りがみられます。グリーンイグアナのメスは、卵をうまく産むことができずに死んでしまうことがあるので、この2か月ほどずっと心配していたのです。

土イグアナ 
穴掘り後、頭に土をのせたまま、産卵箱から出てきた様子
なかなかのバランス感覚です(笑)




 このメスですが、なんとか無事に産卵してくれました。写真(↓)は、産卵前(左)と産卵後(右)のグリーンイグアナのメスです。もちろん同じ個体ですが、体格がまったく違って見えますよね。産卵前のお腹はパンパンです。産卵後にはしわがより、ぺちゃんこにみえます。これはこれで、心配してしまいますが、餌は食べてくれるようになったので一安心でしょうか。

イグアナ産卵





 しばらくは栄養をつけてもらい、体格を戻してもらいたいと思います。その後は、このメスもイベントに参加してもらえるよう、ご機嫌をとりながらトレーニングしてみます。

by たかちほ男爵

2016/04/16(土) 16:12:52| 飼育日記| トラックバック(-) コメント(-)
眩しそうなアマガエル
 今日は暖かいですね。半袖でもいいような気温です。最近は、園内でもニホンアマガエルの鳴き声をよく耳にします。さきほど、コンクリートの隙間にいるニホンアマガエルを見つけたので、撮影してきました。体は、隙間に収まっていますが、頭には直射日光が当たっており、まぶしそうです。ちょっと可愛らしい。
ama.jpg

隙間から顔を出すニホンアマガエル

 

 アマガエルのそばには、二ホンカナヘビもいました。まだまだ小さい個体です。そっと観察していると、私の前で、餌をとる様子をみせてくれました。写真は、餌を食べた後のニホンカナヘビ。なんだか、ドヤ顔にも見えますよね(笑)。

カナヘビ&たんぽぽ2       otaka.jpg


 



 ふと空を見上げると、とても綺麗な青空と雲…ではなく、写真の中央に写っているのはオオタカです。遠くを撮影できないカメラだったので、このぐらいが限界です。天気のいい日には、タカの仲間がくるくると円を描きながら飛ぶ様子(帆翔)を観察することができます。
 少し園内を歩くだけでも、いろいろな動物が見つかります。スネークセンターに来られた際は、展示しているヘビだけでなく、外にいる動物にも目を向けてみてください。これからの時期、たくさんの動物たちに出会うことができるはずです。

byたかちほ男爵
2016/04/09(土) 14:38:59| 園内での出来事| トラックバック(-) コメント(-)
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