蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
たるんだ皮膚のカエル
山梨の沢にいってきました。冬の沢登りは寒くて凍えそうになりますが、生きもの目当てで行くと、その寒さも忘れてしまいます。沢の中でカエルを探してみました。左の写真の中に1匹いるのですが、どこにいるかわかりますでしょうか。

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落ち葉のようにもみえますが、ナガレタゴガエルというカエルです。この時期、水の中ですごしていますが、皮膚がぶよぶよになっています。もう少し暖かくなると、ちょっとした滝つぼのような場所に集まり、産卵します。普通、オスは、メスのカエルに抱き着いて繁殖するのですが、時にはオスが魚に抱き着いている様子を見ることもあります。動くものに抱き着いてしまうようです。

さて、2017年も残すところあとわずかとなりました。
本年も、大変お世話になりました。
来年もまたよろしくお願いいたします。
スネークセンターは、年末年始も休まず、開園しておりますので、是非ご来園ください。

by たかちほ男爵
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ちょっとだけ四国へ
先月、用事があって四国まで行ってきました。やはりフィールドワークもするわけですが、とれた時間はたったの5時間程度。時間はありませんでしたが、天気には恵まれました。今回の目標は、黒いヤマカガシを見つける事!
すでに稲刈りも終わり、水もほとんどない田んぼでのヘビ探しは少し難しくなります。

最初に出会えたヘビは、ヤマカガシ!の轢死体でした…。体色は、黒い体に赤い色の入ったものでした。群馬の個体とはぜんぜん違う。死んでから何日も経過しているようでは無かったので、他のヘビの出現にも期待が持てました。次に出会えたヘビもヤマカガシ(?)だと思いますが、しっぽしか見えず、逃げられました。はっきりとはわかりませんでした。ようやくまともにヘビに出会えたのは、放置されたトタンの下でした。立派なニホンマムシがいましたが、わたわたしている間に写真を撮りそこね、逃げられました。立て続けに逃げられ、ヘビ屋としての自信をちょっと無くします(笑

やっと捕まえたヘビはヒバカリ。よくヒバカリには首輪模様があるといいますが、ずいぶんと変わった模様をした個体です。近くには、まだヌマガエルのオタマがいたので狙っていたのかもしれません。そしてようやく、まともにヤマカガシを発見!黒白の個体です。光の当たり方次第で、皮膚が青っぽく見えます。同じ地域で、「黒白」と「黒赤」のヤマカガシが分布することになります。どうやって遺伝するのか気になって仕方がない。ほかには、脱皮前のシマヘビがふらふらしていました。

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左上:ヒバカリ 右上:ヤマカガシ 左下:シマヘビ




限られた時間の中では、よく見つかったほうだと満足して群馬に帰りました。

byたかちほ男爵
黄色いカエル
2週間前に書いたフィールドワークの続きになりますが、あの日は夕方にとても嬉しい出会いがありました。
この日の昼は、半袖でいられるほどとても暖かい日でしたが、夕方になるとずいぶんと冷えてきました。そろそろ、帰ろうかと思い薄暗くなった田んぼを早足で歩きながらカエルをみていると・・・。あれ、なんか変なカエルがいたぞ! 我が目を疑いつつもう一度同じ場所を見ると、黄色いカエルが跳ねていました。

体の形はアマガエル。アマガエルは体色がよく変わるし、薄暗かったのでよくいる黄緑色(普通個体の体色)が黄色っぽく見ている可能性もあるかも。上陸したてのアマガエルはけっこう黄色くみえるしなぁ…などと考えながら、アマガエルの目を確認してみました。すると、赤い!これはアルビノの動物に特徴的なものです。人生で初めてアルビノの動物を野外で発見した瞬間でした。

それほど大きくない個体でしたので、今年生まれかと思います。今は、スネークセンターで飼育中。健康状態が安定し、ケージでの飼育にも慣れてくれれば、今後一般公開を検討したいと思います(だいぶ先になると思いますが)。

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by たかちほ男爵
秋の田んぼ
最近は、仕事で、スネークセンター周辺のフィールドに出ています。数日前の、とても暖かい日のことです。田んぼに行くと、バッタやカエルがぴょこぴょこ跳ねている横で、「ジャボン」と何か大きなものが水の中に入る音がしました。見てみると水路の中には、なかなか立派なヤマカガシが。平地にしてはいいサイズです。全長で1mぐらいでしょうか。この日は他に2個体ヤマカガシに出会えました。やはり秋はヘビ探しのいい時期です。

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いい時期と言えば、ちょっと面白いカエルにも出会えました。ここ何年か、日本でもハロウィンがずいぶんと盛り上がっていますよね。なぜかゾンビや傷メイクも流行っているようですが…。今回出会えたヌマガエルは、なんとハロウィン仕様!「縫い傷模様」を持っていました(左)。ヌマガエルには背中線と言って、背中の真ん中に直線が入るものも多くいます(右)。たまにイナズマ模様などには出会いますが、縫い傷模様は初めて出会いました。成長が楽しみなので、しばらく飼ってみることになりました。この日はもっと珍しいカエルとも出会ったのですが、その話はまたのお楽しみということで。

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明日は、白蛇観音供養祭です。
動物の供養の他、いつもと違ったイベントも行われますので是非お越しください。
中学生以下は入園料無料となるようです。
白蛇観音供養祭のお知らせはこちら

byたかちほ男爵
ツチガエル
この夏は、カエルしか探していない気もしますが、出会った動物紹介の続きです。
こちらは、ツチガエル。全国的にみれば何も珍しくないカエルですが、このあたりではもうほとんど見つからない貴重なカエルのようです。私が群馬にきてからの2年間で、300ヵ所ぐらい田んぼなどの水場を見て回っていますが、今年やっと2ヵ所見つけただけです。とても嬉しい発見ではありましたが、このあたりの環境の悪さも実感した夏でした。
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さて、毎年の事ですが、この時期はシロマダラの問い合わせが急に増えます。それにはちゃんと理由もあるわけですが、そのお話はまた次回。

by たかちほ男爵
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