FC2ブログ
蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
何ヘビですか?
病院から子供がヘビに咬まれたということで連絡がありました。マムシですかヤマカガシですか?といことでヘビの写真が送ってきました。見ると一番よく間違われるアオダイショウの子ヘビでした。ただ、かわいそうなことにすでに殺されていました。

今の時期は毎日のようにヘビが出た、咬まれたという問い合わせが来ます。ヘビは元々臆病な生き物です。アオダイショウの子ヘビなどはイタチやタヌキ、ネコ等の哺乳類だけでなく、様々な鳥にも食べられてしまう非常に弱い生き物です。人など自分より大きい動物に出くわすと少しでも食べられないように命いっぱい威嚇してきます。しかし、空威張りに過ぎません。小さく細い無毒の全く害のないアオダイショウの子ヘビでも、知らない人にとっては怖く見えるようです。また、毒蛇と間違われることもよくあります。
できれば無駄に殺すことのないようにアオダイショウの子ヘビくらいは判別できるようにしておいてください。無駄な治療費と時間の節約にもなりますので。

元気なアオダイショウの子ヘビ(頭を三角にして威嚇中)
P1080350-2.jpg
スポンサーサイト
毒蛇咬傷
ゴールデンウィークが終わりましたが、多くの方に来園していただきありがとうございました。一般の方とは逆にこの期間は非常に忙しく、さすがにつかれました。

さてこのゴールデンウィーク中にも2件の咬傷の連絡がありました。
1件はヤマカガシ咬傷。10才の男児でした。やはり手を出して咬まれたとのこと。ただし、幸いにも毒は全く入っていなかったようでした。昨年はヤマカガシによる重症例が2件ありましたが、いずれも10才の男子小学生でした。

もう1件はマムシ咬傷。バーベキューをする前かした後かわかりませんが、川の近くで足を咬まれたということでした。かならず川や池の近くにはマムシだけでなくヤマカガシもいます。暑いときには河原に出てくることはほとんどありませんが、夕方になると水を飲みにも出てきます。以前も河原でバーベキューをしていて夕方になって出てきたマムシに咬まれた女性もいました。暗くなると小さいマムシは特に見えにくく、またサンダルをはいているため、咬まれた時に毒が入ってしまいます。
これから自然の中に行くことが多くなると思いますが、特に水の近くでは足下に注意してください。
今年最初のマムシ咬症
 最近初夏のような暖かい日もあり、ヘビが出た、マムシを捕まえたという連絡が来るようになりました。いつもの年よりはちょっと早いという感じがします。19日は曇っていてそれほど暖かいわけではありませんでしたが、病院から今年最初のマムシ咬症の連絡がありました。西日本ではなく、関東でした。子供さんが手を出したということでした。小学生は毎年のように手を出して咬まれますが、今回はもう少し小さい女の子でした。手を出して咬まれるのはみんな男の子で、女の子というのは初めてです。牙痕も1つで、あまり大きくないマムシのようでしたので、入った毒は少なかったと思います。(ただ、高齢者では牙痕が1つでも重症化することはあります。) 抗毒素を投与中だということでしたので、もちろん重症化することはありませんが、4時間で腫れは肘まで広がっていました。体が小さいので、どうしても腫れの広がりは大人より速くなってします。

 昨年は小学生が2人ヤマカガシに咬まれて重症化しています。マムシに手を出して咬まれた小学生もいました。1週間入院し、その後1週間しても完治していませんでした。必ず後悔することになりますので、わからないヘビには絶対に手を出さないようにしてください。
 今回はヘビを確認しているので対処しやすいのですが、何に咬まれたかわからないケースも非常に多く、病院での処置が遅れることもしばしばです。外で何かに咬まれたら、第1にマムシを疑ってください。これからは農作業時に咬まれるケースも増えてきます。まだ、夜は気温が下がるので、ハウス内に侵入してくることもありますので、気をつけてください。

マムシ牙11
またまたマムシ咬傷
 5月9日のブログでマムシ咬傷のことを書きましたが、その後も庭にいたマムシに手を出して咬まれた小学生、先日も夜中の2時ころに電話があり、夜10時ころに玄関先で咬まれたということで病院から問い合わせがありました。当直の先生で、マムシの患者を診たことがなく、抗毒素も置いていないということでした。このようなことは珍しいことではないと思います。もちろん軽症では抗毒素は必要ないのですが、どの程度まで進行するかはすぐには判断できませんので、できれば救急車を呼んで、抗毒素が置いてあるところを探してもらった方がよいかもしれません。
 
 7,8月、西日本では9月も咬まれる人が多くなりますので、郊外では特に注意してください。外で何かに咬まれて腫れが広がってきた場合には、第1にマムシを疑った方がよいかもしれません。
マムシ咬傷
6日の夜に病院からマムシ咬傷の連絡がありました。夜10時半頃に足をマムシに咬まれたようだとのこと。1時間後に電話があり、腫れはあまりないが、痛みはあるとのこと。暗かったがヘビが逃げていくのが見えたということでした。牙痕は1つなので、あまり多く毒は入っていないと思われますが、1時間しか経っていないため、どこまで広がるかまだわからないので、入院となりました。

夏はしばしば夕方から夜にかけて咬まれますが、今の時期に夜の咬傷は珍しいです。今回もそうですが、意外に女性が足を咬まれます。サンダルや靴でも覆われている部分が少ないので、咬まれた時に毒が入ります。農作業ではあまりサンダルを履いていないので、手の受傷が多いのですが、一般の人が夜に駐車場や庭、道を歩いていて咬まれます。郊外ではどこにでもいると思っておいてください。山菜やキノコ採りの時には手を出す前に棒などでマムシがいないのを確認してください。ミョウガの畑には落ち葉がかぶせてあり、マムシがいても全くわかりません。ホタルがいるところには必ずマムシがいますので、サンダルなどで見に行かないように、また、足下を明るくして注意してください。
昨年も3才の女の子が敷地内で咬まれ、2カ所の病院で診療拒否され、3カ所目の病院で診てもらえました。まだまだ問題が多いのが現実です。

By A.S.

inオチバ08-2
COPYRIGHT © 2004 POWERED BY FC2 ALL RIGHTS RESERVED.