蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
しっぽの色が違うのはなぜ?
8月・9月ごろは、ニホンマムシの出産時期です。ヘビの中には、こどもとおとなとで、ずいぶんと体の模様や色が違うものもいますが、マムシはよく似ています。違っているところは、しっぽの先の色でしょうか。おとなは、体の色と同じような茶色っぽい色(左)をしていることが多いですが、こどもは、黄色っぽい色をしています(右)。
マムシのこどもは、しっぽで釣りをするようなのです。しっぽの先をくねくねと動かすと、これがどうやらミミズや虫のように見えるようで、エサだと思って近づいてきた動物を食べるのではないかと考えられています。
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日本のヘビではありませんが、ちょっと有名なのは、しっぽの先が蜘蛛のような形をしたヘビがおり、このしっぽを動かして、鳥を捕らえる様子が確認されています。日本語での呼び名があるのかわかりませんが、spider-tailed horned viper と検索すれば出てくると思います。

スネークセンターでは、近い仲間のフィールドツノクサリヘビを飼育しています。このヘビも、しっぽの先だけ色が違うので、釣りをするのかもしれません。ご来園の際に、しっぽをくねくねしていたら、是非職員に教えてください。
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by たかちほ男爵
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「ヘビとのふれあい体験2017」特設コーナー
少し前のブログで紹介しましたが、8月3・4日に「ヘビとのふれあい体験2017」が行われました。そのなかの課題の1つとして、動物たちを展示するケージを作成してもらいました。

このイベントの報告とケージの展示を兼ねて、特設コーナーを設けました。展示できるケージはスペースの関係で1つですが、小中学生に作ってもらったケージは全部で3つありますので、順番に展示したいと思います。現在は、アオダイショウを展示中。また、イベント中に撮影した写真も展示してあります。

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採毒室のちょっとした場所ですが、何だかこの場所が、以前よりも明るい雰囲気になったような気がします。動物が展示されているだけでなく、こども達の楽しそうな笑顔や、真剣に課題に取り組む表情まで思い出すことができるためでしょうか。

ちょっと嬉しいことがありました。このイベントに参加者の中には、夏休み中に、またスネークセンターを訪れてくれた小中学生もいたのです。笑顔で動物の話をいろいろとしてくれます。こういった時間は、私がこの仕事をしていて一番嬉しい瞬間なのかもしれません。また楽しい動物の話を聞かせてくださいね。


by たかちほ男爵
取材攻勢
先月のヤマカガシによる事故の後、なぜか警察から発表があり、その後ご存知のような大騒ぎとなりました。
当然のように当研究所へのマスコミからヤマカガシやその毒、危険性などについての問い合わせや取材が相次ぎました。
日曜日で、イベントなどがあり忙しいため、夕方にテレビ局2局が取材に来ることになり、15:30からの採毒実演の担当のため、
16:30以降に再度電話をかけてもらうように事務に頼み、採毒実演から戻ってくると電話が鳴り続けました。
午後7時ころににテレビ局の取材が終わり、さらに電話での取材を受け、対応が終わったのが9時ころでした。
当然、翌日も朝から電話が鳴り続け、テレビ局2局取材を含め、1日中取材で終わりました。減ったとはいえ、1日も2日も かなりの問い合わせがありました。その合間にも病院からのマムシ咬症の問い合わせやヘビの判別依頼のメールへの返信、アメリカでペットのボアコンストリクターに襲われた事故の件での撮影(こちらは他の研究員が担当)などがありました。

この忙しさは、東京で無許可で飼育していたペットのグリーンマンバに咬まれた事件で、毒蛇51匹の押収に立ち会い、当研究所に持ってきた時以上でした。
明日3日は当センターのイベント、ふれあい体験(1泊)やガイドツアーがあり、研修生も1人くるためそれだけで忙しいのですが、どうしてもということで、昼食時間に15分間の電話取材と番組作製のための1時間のテレビ取材だけ受けました。それで終わればよいのですが。

By A.S.
求められるタフさ
   私は、野外で動物を探し観察することが好きなため、外に出る機会の多い人間です。雨の日も外にでることもありますし、足場の悪いぬかるみや、水の中で動くこともあります。ヘビの観察であれば、長袖・長ズボンに長靴を準備していれば、多くの場所で何とかなりますので、わりと安上がりな軽装備で良いのですが、両棲類・鳥類・魚類や虫まで見たいとなると身の回りの道具いろいろと増えます。
   日ごろの服装といえば、靴は防水のトレッキングシューズ、ズボンは速乾性撥水加工のもの、シャツ・パーカーは速乾性と、快適に動くことができるものを愛用しています。フィールドワークで使う、長靴やレインウエアはもちろん水を通さない丈夫なものですが、双眼鏡・一眼レフカメラとレンズは防滴加工のもの、スマホ・デジカメ・USBメモリは防水防塵耐衝撃のものです(写真)。タフな物が多いのです。

   最近、こんな道具に助けられることがありました。あまりに忙しく、疲れていたため、USBメモリをズボンのポケットに入れたまま、洗濯してしまったのです。防水の物でしたが、洗剤の使用は想定されていません。USBには約20時間分の作業データが入っていたため焦りました。気が付いたのは、洗濯も終わり干してしまった後です…。やってしまった…。しかしデータを確認してみると、見事に無事でした。フィールドワーク以外でもタフな道具は役に立ちます。

by たかちほ男爵
何と読む?
  先日、群馬県多野郡神流町にある恐竜センターに行ってきました。山奥にある施設なのですが、展示もよく、周りの環境もよさそうなので、すっかり気に入ってしましました。町のキャラクター、ザウルスくんも可愛らしい。恐竜の話を書いてもいいのですが、実はちょっと面白いものを発見したので、見てもらいたいと思います。

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  途中立ち寄った道の駅なのですが、「万葉の里」というところでした。てっきり、「まんようのさと」と読むとばかり思っていたのですが、「まんば(Manba)の里」が正解でした。ヘビ好きしか反応しない、ちょっとしたネタでした。
ちなみにヘビのマンバは、Mamba です。

by たかちほ男爵
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