蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
ニシキヘビに咬まれて人が死ぬ?
昨日、とあるテレビ局から電話があり、6.5mのアミメニシキヘビに咬まれて人が死んだ事件で、問い合わせがありました。しかも日本で。確かにアフリカニシキヘビなどでは人が呑まれたというのはありますし、アメリカのエバーグレーズ国立公園では捨てられた?ビルマニシキヘビが数万匹に増えているようです。そのビルマニシキヘビに2歳の子が巻かれて死んだという事故もあるようです。

アミメニシキヘビはビルマニシキヘビやボアコンストリクターなどと違ってかなり攻撃的なので、ペットとしては向いていませんが、飼育している人はいるようです。ただ、攻撃するために咬んできても、エサとして認識していなければ巻くことはありません。しかし、長く飼育しているヘビだと人が近づいただけでエサをもらえると思って反射的に咬みついてくることがあります。実際に巻かれて絞め殺されたのかどうかは検死しないとわからないと思いますが、咬まれた跡があるようなので絞め殺されたのかもしれません。
6mを超えるようなニシキヘビにエサとして締めつけられれば、おそらく大人でも抵抗するのは難しいかもしれません。自然の中では人より大きくて力のある動物も食べているわけですから。しかも毒はなくてもこの大きさのニシキヘビであれば歯の長さは1cm以上あり、それが数十本も体に食い込むわけですから、ニシキヘビに咬まれたことのある人はそのすごさが想像できるかもしれません。そのような人はあまりいないと思いますが。

私はまともに咬まれたことはありませんが、3m程度のビルマニシキヘビの治療の時だったか、首をつかまえていて歯が1本引っかかったことがありました。それだけでもかなり大きなアオダイショウなどに咬まれたよりも痛い思いをしました。

亡くなった人はペットショップを経営していて、ある程度ヘビの扱いには慣れていたと思いますが、種類によってはかなり気をつけなければいけないのは事実です。このような事故があるとヘビに対するイメージが悪くなってしまうのが少し残念です。

By A.S.

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おかげさまで
皆さんのおかげで、ホームページへのアクセスが50万を超えました。2000年の6月頃に素人の手作りで1ページのホームページを作り、徐々にページを増やして、さらに5年ほど前にリニューアルしました。ホームページのおかげで、普段は来られないような遠くの方にもスネークセンターのことを知っていただくことができました。5年ほど前から行っている「マムシ対策研修講座」には、遠いところでは四国や近畿地方から来られた方もいます。

現在ではメールによる問い合わせも多くなり、毎年500件以上あります。その分返事を書くのがちょっと大変ですが。今の時期でも毎日1,2件は質問のメールが来ます。ちなみに電話での問い合わせも、記録に残っている分だけで毎年250件ほどありますので、おそらく500件近くあると思います。11月から2月はかなり減りますが、4月から9月頃はかなり多くなります。病院からの緊急の連絡もありますが、ツバメが巣を作る時期には忌避剤や駆除などについての問い合わせが非常に多く、1日に5,6件あることもしばしばです。

近いうちにまたリニューアルし、さらに充実していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。

By A.S.

キイロアナコンダ
聞くところでは、キイロアナコンダが特定動物なのかどうか、議論されているそうです。
確かに、特定動物のリストを見ると、「アナコンダ」としか載っていないので、アナコンダの仲間がみんな入るような誤解を与えている面は否定できません。しかし、これは種名として載っているので、「オオアナコンダ、Eunectes murinus」だけを指します。以前はオオアナコンダは単にアナコンダで通用していました。
他の所を見て頂くと、たとえばブームスラングは1属1種であるにもかかわらず、「ブームスラング属全種」として指定されています。アナコンダも、キイロアナコンダなどを含めるのであれば、「アナコンダ属全種」という書き方でなければなりません。
スネークセンターには、数多くの特定動物がいますが、キイロアナコンダは含めておらず、それで県の承認を受けています。

by ちみ
足のあるヘビ
本日の「東京スポーツ」第1面に、足のあるヘビが中国で見つかった、と言う記事があり、日本蛇族学術研究所のコメントも載っていました。ただし、あの発言は1職員によるもので、所長の関知していないものであることをお断りしておきます。所内での情報伝達に問題があり、今後改善していくつもりです。

問題のヘビは、アカマダラで、胴体の中央部が少しふくらんでいて、そこから足のような突起が突き出ている、というものです。写真からでは、この突起の正体は不明で、少なくともX線写真を撮らないと判断はできません。せっかくですので、この新聞記事とアカマダラの生体を特別に展示しております。問題のヘビは、発見者によって酒に漬けられていたために、赤い色は褪色しています。

by ちみ
1年間ありがとうございました
ようやく今年最後の仕事が終わりました。

 今年もいろいろなことがありましたが、特に原宿の毒蛇事件でかなり多くのヘビやトカゲ(現時点で87匹)がやって来ました。管理する方としてはかなり大変なのですが、話題にもなったため多くの方が見学に来られました。
 さすがに12月も終わりに近づくと来園者が少なくなります。しかし、群馬に帰省して来られた方や冬休みを利用してかなり遠くから来られる方もいます。今日も大阪からヘビを見るために来られた方がいました。先日も岡山から来たお孫さんを連れて東京から来られた方もいました。そのような話を聞くと本当にありがたい気持ちになりますし、励みにもなります。

 1年間ほんとうにありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
ようやく仕事は終わりましたが、夜は年賀状書き、そして明日1日からまた出勤です。
1日から採毒などのイベントもありますので、ぜひご来園下さい。お待ちしております。
事故のないようにまた明日から頑張りたいと思います。

By A.S.
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