蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
アメリカアリゲータのガラス掃除
温室ケージガラスの内側からの掃除、ほぼ終了に近く、最大の難関、アメリカアリゲーターを残すのみとなっていた訳ですが、
ようやくコンプリートです。
でも、どうやって?
飼育の担当から、餌を与えると大人しくなる、と言われていたので、とりあえず給餌。
計画では、陸上で給餌し、そこから板の盾で囲い込み隔離をしつつ一気に作業を進めよう、
とのことでしたが、やはり相手は生物。
思うように進みません。
陸上で給餌を試みたのですが、うまく餌を口にくわえることが出来ず、
いじけて水の中へ。。。
でも餌が欲しそうなので、陸に残った餌を給餌。
すると普通に食べてくれる。。。が、陸上で隔離の計画は、ここで断念。
ではどうするか・・・?
水入れの水を抜き、板で池を半分をしきり、そこでワニのいない方からガラスを掃除。
終わったら、ワニを移動して、残り半分を掃除、の手順で何とか終了。
掃除をしてしまえば、思っていた以上にスムーズでした。

by のら
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畑の野菜を食べたのは?
ブログにも何度か、畑の話を書いていますが、今は、葉物野菜の時期です。その辺の土手で引っこ抜いてきたブロッコリーなのか、大根なのか、小松菜なのかよくわからない植物を園内のいくつかの畑に植え、育てています。そんな畑の野菜が何者かに食べられてしまいました。
hiyo2.jpg この犯人は、すぐに見つかりました。現場をおさえてしまったのです。ある日、採毒室で動物の世話をしていると、1羽の鳥が、ガラスの窓越しにこちらを覗き込んでいました。何をしているのかと思い、確認のため、そっと外の様子を伺うと、ツンツンと畑の野菜をついばんでいたのです。この鳥は、ヒヨドリ。この辺りでは、1年中観察できる野鳥です。畑のものを食べるのは、この時期だけ。やはり、冬は食べ物が少ないのでしょう。
hiyo.jpg 面白いのは、わざわざ人の様子を伺うため、室内を覗き込みに来たこと。確認後に食べていたのだと思います。鳥は賢いですね。鳥の研究者が、学習や行動の研究したくなる気持ちが少しわかりました。

by たかちほ男爵
池と野鳥
  最近、野外放飼場内の池の整備をしています。池の底に泥が堆積し、水が干上がってしまったため、泥をかき出す作業を行っています。その成果なのかわかりませんが、園内で、あまり出会うことのない鳥が観察されました。
 まずは、トラツグミ。珍しい鳥というわけではありませんが、園内では初記録となりました。この鳥は、ガシガシと足踏みをする習性があります(エサを探すためだったと思います)。久しぶりのこの音・リズムを耳にし、探してみると池のそばにいました。ツグミより大きいので、見ごたえがあり、発見すると少しうれしくなります。
tora.jpg
トラツグミ
目立ちにくい見た目ですが、足音で居場所はすぐにわかります。


 ミソサザイもやってきました。このあたりで観察できる野鳥の中では、最も小型の鳥となります。一般的には、沢の近くなどでよく見られる鳥ですが、丘陵地にあるスネークセンターにも、訪れてくれたようです。池のまわりや岩の隙間などをうろうろしながら、1日だけ滞在していました。
 他に、よく見かける鳥は、ツグミ・シロハラ・ヒヨドリ・コゲラ・アカゲラ・アオゲラ・エナガ・シジュウカラなどなど。コンディションのよい日に空を見上げれば、何かしらの猛禽は見つかります。先月は、ウソも来ていました。ちょっとした自然公園で見られるような野鳥は園内で観察できるみたいです。

by たかちほ男爵
オオアナコンダの水入れ
熱帯蛇類温室にいるオオアナコンダ。
このヘビたちは、水の中にいることが多いのですが、展示室の池が非常に手前に有り、見えにくいことから
オオアナコンダを展示し始めた頃から、少し大きめの水入れを床に置き、見えやすくする工夫をしています。
ただ、この水入れ、如何せん古い水入れの再利用でして、
水漏れを起こしていたりで、コーキング材で目張りをし、何とか使っていましたが、
この時期になると、再度水漏れを起こすという感じでした。
コーキング材の劣化のためか?
とも考えられたので、今回、新しいコーキング材を試すことにしました。
そこで思い出したのが、近くのホームセンターで売られていた、透明度の非常に高いコーキング材。
説明文を読むと、多少濡れた状態でも使えるらしく、
これは使えるかも?と目を付けていた物。
いざ使ってみると、、、透明度が高すぎて、どこにコーキングしたかが分からない(笑)
そこで、懐中電灯を使い、反射させてどこまで出来ているかを見つつ作業し、
とりあえず完成。
水漏れが無いことを確認し、早速設置。
しかし、数日かかっていたこの作業が、実質1日程度で終わるとは。。。
あとは、どのくらいもってくれるかが問題ですが、とりあえず良いものを買ったような気がします。

by のら
ヒキガエル
  園内には、コンクリートの壁で仕切られた野外放飼場という飼育施設があります。本来は、ヘビを飼育するために作られているもので、タンビマムシやシマヘビなどが野外展示されています。中のヘビ達は外に出られない作りになっています。現在使われていない野外放飼場は、イグアナのエサを作っている畑などにもなっています。
  モロヘイヤの話を何度か書きましたが、畑をやっている野外放飼場には、ニホンカナヘビ・ヒガシニホントカゲ・ニホンアマガエルなどがくらしています。これらの動物は爪があったり、指に吸盤のような作りになっていたり、頑張れば、壁の外とも出入りができる動物です。

  
先日この場所で出会ったのは、アズマヒキガエル。わりと立派な個体で、栄養状態もよさそうです。オスだと思います。勤めて1年以上が経ちましたが、野外放飼場の中でヒキガエルを見たのは初めてです。ヒキガエルの仲間は吸盤のような指をしておらず、体重も重いため、壁に貼りついて登ることはできないでしょう。誰かが放飼場の中に入れたのか。または、体重の軽かった小さなころに頑張って登ったのかわかりませんが、放飼場の中で元気に暮らしているようです。しばらく見守ってみたいと思います。

by たかちほ男爵
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