蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
ビタミンD
 カルシウム・リン・シュウ酸は、植物食爬虫類の給餌の時に気を付けなくてはいけない物です。それらの他に、ビタミンDも気を付けなくてはなりません。ビタミンDが不足すると、骨の生長が上手くいかなくなります。ビタミンDは、餌から摂る以外に日光浴をすることによって、体内で生成されます。年配の方は、子供の頃に、「日光浴をしないと、骨が丈夫にならないぞ!」と言われたことがあるかもしれません。これはビタミンDの生成を促したことと思われます。現在では、ビタミンDは食物から摂る量で十分であり、逆に紫外線の有害性が注目されているので、「日光浴のしすぎに注意しましょう!」となったわけです。爬虫類の日光浴は、ビタミンDの生成の他に、体温上昇や皮膚病の予防といったことも目的としてあるので、日光浴の禁止は、ちょっと待ってください。

by 地底怪獣バラゴン
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今年はマムシが多いようです
昨日に続き今日もマムシが1匹入りました。
ここ群馬ではほとんど空梅雨で連日真夏日です。しかも続けて熱中症患者が出て、死亡例も発生しています。

センターは丘陵地帯の麓にあります。もちろんヘビも生息しており、少し離れた水田や池のあるところでは、昨年とその前もマムシに咬まれています。その近くでマムシが捕まりセンターで引き取りました。あまり暑いときはマムシも昼間は隠れていて、夕方から出てきます。そのため夕方から夜にかけて咬まれることが多くなるようです。

昨年は地域によっては台風の影響で、マムシが流されて河口やダムの漂流物の中から出てきたというのが放映されていました。そのことに関してラジオの生放送で出演したこともありました。

暑い年にはハチの被害が増えるのですが、今年はマムシの被害も多くなるような気がします。病院からの問い合わせはまだ多くありませんが、その中には重症例が何例かあります。

マムシはもちろん危険で、多くの人が嫌うのですが、我々にとっては非常に貴重で、抗毒素血清の製造に必要な毒を採取しています。ただ、マムシは小さいので1回に1匹から採取できる毒は、乾燥量でせいぜい20mg程度です。そのため1gの毒を集めるには少なくとも50匹から採毒しなければなりません。もちろん同じヘビから何度も採毒しますが、十分毒量が回復するまで1ヶ月ほど間隔を開けます。

これから咬傷が増えてきますので、夕方水田や川、池の近くでは足下に注意してください。特にそれらの近辺の草むらに隠れていることがありますので。

By A.S.
暑い!!!
南アフリカから帰ってきました。
アフリカは暑い、と思いこんでいる人が多いのですが、ケープタウンは南緯34度、地中海性の気候で、冬、雨が降ります。着いたときも雨模様だったのですが、3日目から快晴に変わり、それ以後はまことに爽やかで気持ちが良く、快適に過ごしてきました。
たった1週間、気持ちの良い思いをしただけで、日本のこのむし暑さはどうでしょう。「天国から地獄」という気分を味わっています。今日はもう、何もやりたくありません。(長時間飛行機に乗っていた睡眠不足と、時差ぼけの影響もちょっとあります)

by ちみ
工夫
今日は、キングコブラの餌を与える日でした。
前回の給餌では、すんなり食べてくれたのですが、
その前まで、2ヶ月間全くエサを受け付けてくれませんでした。
そこで、、、前回から行った工夫、それは、だし汁たっぷり作戦!!
(ネーミングセンスは相変わらず)
前日から餌を解凍し、当日午前中に温室に持っていき
温めたりするのですが、
この際に、以前までのキングコブラのエサの準備方法は、
大きめのタッパーに水を張りその中で、
解凍したハブ(エサ)を入れておきます。
ハブから出てくる何かしらの液体(体液?)が、
キングコブラの食欲を誘うようで、
この水を給餌前にケージ内にまくと、、、
キングコブラが舌をチロチロ出して、
その流れる水を追いかけるのです。
そして、エサを入れると、見事に食べてくれるのですが、、、
ここ最近は、この方法でも、ダメだったのです。
んでもって、このだし汁(勝手に命名)の量を増やしたら?
ということで、やってみたのです。
一回目:給餌の25分前にだし汁をまく。
同様の行動は見られるが「ふ~ん・・・」という感じ。
二回目:二番煎じのだし汁を給餌の10分前にまく。
今度の反応は違いました。「待ってました!!」状態。
そして、エサを入れると、「来た来た♪」状態ですんなり食べました。
こういうヘビの飼育は、工夫してなんぼの世界かもしれません。。。

by のら
シュウ酸
 ポパイは、ホウレンソウを食べると、やたらと強くなりますが、植物食爬虫類に、ホウレンソウを食べさせるのは、ちょっと待ってください。ホウレンソウには、シュウ酸という物質が、他の野菜等に比べて、たくさん入っています。シュウ酸は、動物の体内で、カルシウムと結びついて、結果的にカルシウムの摂取を妨害してしまいます。植物の中のシュウ酸の量も考えて、給餌をする必要があります。一昨年の8月にケズメリクガメが来てから、家庭科の勉強もしなくてはならなくなりました。

by 地底怪獣バラゴン
カエルの合唱
スネークセンターの周辺にはまだ水田がたくさんあります。
家へ帰る途中、車の窓を開けて走っていると、
カエルの鳴き声が聞こえてきます。
そんな時ってなんかホッとします。
最近は昔にくらべてカエルも減ったなぁ、と感じているだけに
なおさらです。
でも自宅の周りではもう全くと言っていいほど、聞かれなくなりました。
やっぱりさびしい感じがする今日この頃・・・。

by じつ
サハラツノクサリヘビのベビー
先週アフリカからエジプトコブラを含め5種類の毒蛇が入りました。その中にサハラツノクサリヘビの子ヘビが1匹いました。ちょうどニホンマムシの子ヘビくらいで、10数センチほどです。でももう1人前にしっかりとツノがはえています。

今日初めてエサを与えようと、ピンクマウスを解凍して顔の前にもっていき動かしました。舌をペロペロ出すのですが、咬もうともしません。しかたなくそのまま置いておきましたが、数時間経っても食べる気配なし。ちょっと心配でしたが、強制給餌しました。そのうち食べるようになってくれればと期待しています。それまではちょっとめんどうですが、やさしく強制給餌を続けます。

昨年5月にカクツラハブが6匹生まれましたが、これも全く食べてくれませんでした。現在では1匹しか残っていませんが、1年とちょっと強制給餌で飼育しています。今でもエサに噛みつこうともしません。ピンセットでつまんで持ち上げてもじっとしています。エサを口に押し込むときだけは少し暴れます。

週に1回ですが、あまり強制給餌のヘビが増えるのも困りますが、頑張って大きくして、展示できるようにしたいと思います。
そのうちホームページで写真をお見せします。

余談ですが、強制給餌したときにツノクサリヘビのツノにさわってみました。少し固いのかと思っていたら、ゴムのようにやわらかいでした。以前少し大きな個体を温室で何年も展示していましたが、もちろんさわったことはありませんでした。長年ヘビを飼育してきましたが、なんか新鮮な感触でした。

By A.S.
撮影プロジェクト ~ドクフキコブラを撮影せよ~
先日到着したヘビの中に、毒を吹くコブラがいます。
その前後の行動や吹いている瞬間を撮影をしようと試みています。
しかし!!この時に様々な問題がのしかかってくるわけでして。。。
まず、撮影スタッフや吹かれる対象の方
(多分私になるのではないかと・・・)の安全確保。
目や肌の弱い人のために露出部分をきちんとガードする物の準備し、
それからの撮影になります。
そして、背景の準備。
白地じゃ確認しにくいので、背景は黒で撮影しなくてはいけません。
そのスタジオ作りもしなくてはいけないのです。
さらに、必要な物、、、それは、
しっかり毒を吹いてくれる気合いの入ったコブラと、
それを押さえるための忍耐力。
そして、夢と希望でしょうか(笑)
さてさて、どんな映像が撮れるのでしょうか。。。
この映像は、コブラ祭りに合わせて、
ホームページ上や資料館の映像展示で使われる予定です。

by のら
リン
 植物食爬虫類のエサは、カルシウムとリンのバランスに気を使います。一般的には、カルシウム:リンは、2:1程度が良いとされています。リンが多くなりすぎると、動物の体内で、カルシウムとリンが結合してしまい、カルシウムの吸収を邪魔していまい、結果としてカルシウム不足を起こすことになります。また、リクガメ類は、甲羅の形成にカルシウムをたくさん必要とするので、リンの2倍よりも多くのカルシウムを与えた方が良いという考え方もあります。カルシウム量は、気にしている人が多いのですが、リンの量にも気を使ってください。

by 地底怪獣バラゴン
問い合わせより
研究所ではヘビに関してメールや電話での問い合わせを受けています。4月くらいから増え始めます。5月になるとツバメなどが巣を作り始め、アオダイショウの出る頻度も高くなるので、毎日数件は電話がかかってきます。

ヘビの飼育などについても問い合わせがあります。よくある質問ではないのですが、「ヘビに日光浴をさせたらクタッとなって死にそうだ」というのがありました。最近はヘビやその他のハ虫類を飼育している人も多いようですが、確かに多くのハ虫類では成長のために日光浴(紫外線)が必要です。でも体温が上がりすぎると死んでしまいますので、気をつけてください。特に子ヘビでは体が小さいので、すぐに体温が上がってしまします。

以前屋外でハ虫類教室をしていたときに、見せるために用意しておいたジムグリの子ヘビが入ったプラケースに日が当たっていて、短時間だったのですが、気がついたら5匹だったか10匹だったか全滅していました。

ヘビの場合には日光浴は必要ありません。研究所では紫外線なしで20年以上飼育しているヘビは何匹もいます。エサが消化できる室温があればだいたい大丈夫です。
これから気温も高くなりますので、飼育ケージに日が当たらないように気をつけてください。

By A.S.
ドキドキ撮影
さてさて、今週の1枚のコーナー、皆様チェックしてますか?
今週の「今週の1枚」(何だか表現がくどい(;^_^A)は、
エジプトコブラを撮ってみました。
先週、蛇研に到着したばかりで、ちみ所長の日記にもありましたが、クレオパトラが自殺に使ったとされるヘビです。
ちょうど、2匹来たので、勝手に「呉雄(くれお)」「巴寅(ぱとら)」と呼んでおります。
そのうちの、呉雄を撮ったわけですが、初めて見る、しかも初めて扱う、そんなヘビの撮影。
でも、性悪ビルマの撮影よりかなり落ち着いた状態で出来ました。
しかし!!動きが、今まで扱ったコブラとはちょっと違う。。。
フードを広げてくれる頻度が低い。。。しかも、すぐ逃げようとする。
それでも撮らなアカン!!で、どんどんカメラに収めていきました。
はじめは、逃げモードだったコブラも、逃げるのが疲れたのか、
フードをやっと広げてくれました。
そこでパチリ。があの1枚です。

しかも!!予期せぬ出来事が!!
目の前で揺れるカメラのストラップの動きに付いてくる!?
もしかして、こいつもコブラショーに使えるかも!?
↑やはり、そのネタか・・・

by のら
もうすぐ復帰。
ウラ部屋で療養中のアミメニシキヘビ、
餌食いや動きなど特に異常が見られなくなったので、
そろそろ展示しようかと思ってます。
入院室はちょっとせまかったので、これからは広めの展示室で
のびのびと生活しちゃっていただきたいです。
まだまだサイズは小さいのでエサもバクバク食べて…。
もう治療が必要になることがないように!

by じつ(以下省略)
エジプトコブラ
久しぶりにエジプトコブラ Naja haje が入ってきました。
といっても、以前飼育展示されていたのは、南アフリカの亜種、Naja haje annulifera でしたし、現在は北アフリカの Naja haje とは別種とされていますから、本来のエジプトコブラが入ってきたのは、初めてかもしれません。
エジプトコブラは、クレオパトラがローマ軍に捕らわれた後、自らの命を絶つのに使ったヘビとして、有名です。もちろん、史実には単に毒蛇としてしか出てこないのですが、エジプト産の毒蛇から候補者を捜すと、やはりコブラが妥当なところでしょう。単に毒が強いばかりでなく、さまざまなシンボルとしても使われています。
「コブラ祭り」が楽しみになってきました。

by ちみ
カルシウム
 植物食の爬虫類には、カルシウムが餌として非常に重要です。動物食の爬虫類は、餌を丸呑みにしてしまうものであれば、餌の動物からカルシウムを摂ることが出来ます。ただし、コオロギを主食として与えているトカゲなどは、カルシウム不足になることがあるので、餌にカルシウムを添加している飼育者もいるようです。餌のカルシウムは、多ければよいというものではなく、リンとのバランスや、シュウ酸の量などを考慮しなくてはいけません。スネークセンターのケヅメリクガメは、夏の間は、いろいろな種類の雑草を食べていますが、冬は餌の種類が限られているので、気を使います。

by 地底怪獣バラゴン 
放飼場のシマヘビ
野外放飼場ではシマヘビを飼育展示しており、雨が降っていなければたくさんのシマヘビが出ています。日が当たってくると何匹ものシマヘビが並んで穴から顔を出しています。しかも皆頭を持ち上げていて、なかなかおもしろい光景です。

今までほとんどなかったのですが、なぜか今年はイタチに放飼場のヘビを食べられることが頻繁にあります。最近はなくなったのですが、4月後半から5月前半にかけてかなりやられました。イタチを直接見てたわけではありませんが、頭だけなくなっていたり、体が半分食べられていたり、また、頭だけ咬んで殺しただけのヘビも多くありました。イタチの場合、内蔵だけ食べるというようなことはないようです。

以前、家でペットとしてニワトリ(2羽)を飼っていたときに、イタチが鶏小屋の床の土を掘って中に入り、最初に1羽持っていきました。その時頭だけ食いちぎって置いていきました。数日後またやってきて同じように穴を掘って入り、もう1羽持っていきました。その時も頭だけ残していきました。2回目の時はニワトリが騒いだので気がついて見たのですが、ちょうど家と塀の隙間に引きずって入っていくところでした。
これは私がそこで生まれて22年ほど経った時のことですが、その時に初めて野生のイタチを見ました。でもこれは郊外や農村地帯の出来事ではなく、街の真ん中、住宅地での出来事で、庭以外に土が見えるところがないような場所です。
ヒヨコから育てて大きくしたのを簡単に殺されたのですが、憎いという気持ちよりもよくこんなところにイタチがいるなという驚きの方が大きいでした。
それまではイヌかネコを飼っていることが多く、またニワトリを飼っていたのはその時期だけだったので、エサのないところにわざわざ出てくることはなかったのでしょう。そこでイタチを見たのはそれが最初で最後でした。

それを考えるとセンターの周りには自然がいっぱいです。スズメバチやムカデ、ヒキガエルがセンター内で調達できますし、毎年ウグイスがきれいな鳴き声を聞かせてくれます。時にはカワセミもやってきます。そして時にはイタチやタヌキも。
あとは見学者が多ければいうことはないのですが。

By A.S.
5th World Congress of Herpetology
World Congress of Herpetology というのは、爬虫類・両生類の研究者が、ほぼ4年に1回、世界中から集まって開いている大会で、第5回の今年は、南アフリカのケープタウンにほど近い、シュテレンボッシュという町の大学で開かれます。来週1週間がこれにあてられています。
私は第1回から参加しており、最初がイギリスのカンタベリー、次いでオーストラリアのアデレード、チェコのプラハ、スリランカのベントータ、と続いてきました。現在は運営委員の1人として、これに参加していますが、第5回の開催地の決定は、かなり紛糾しました。紆余曲折の末、ようやく南アフリカに決まったのですが、参加者の人数が5月末時点で370人と、前回を大幅に上回り、ほっとしています。
こういう大会は、いろんな人に会えるので、来週の大会が楽しみです。

by ちみ
そろそろ
先日の裏話にもありました夏の特別展「コブラ祭り」に併せて、
また、あの企画の話が持ち上がってます。。。
そうです。コブラショーです。
現在、踊ってくれそうなコブラの候補は、2匹。
いつものタイワンコブラ、通称・相棒(♀)と
ストックルームにいるタイコブラのみです。
でも最近はこのタイワンコブラ、なかなか踊ってくれないので、
今年は、タイコブラでチャレンジしてみようと思っています。
しかし、まだ、一度も笊に入れたことのない個体なので、、、
踊ってくれる保証というのは一切ありません。
そろそろ練習せねばなぁ・・・

by オサム氏になる前の、のら
レタス
 植物食の爬虫類は、栄養バランスを気にしなくてはなりません。レタスは、リクガメやイグアナがよろこんで食べます。ところが、レタスは、ビタミン・鉄分・カルシウムなどがあまり入っていません。動物が好んで食べるからといって、レタスばかりを与えていると、栄養的に障害を起こすことがあります。ビタミン剤等を添加するのも、一つの手ですが、人間と同様に「基本は食事から」と、私は考えています。

by 地底怪獣バラゴン
ヘビ以外の動物(5)
センターで飼育しているヘビ以外の動物について早5回目となりました。今回はヒキガエルの巻です。

ハチやムカデだけでなくヒキガエル(アズマヒキガエル)もしばしばセンター内で捕れます。もちろんこのカエルはイボイボのところに毒があります。いわゆるガマの油ですが、正式にはブフォトキシン(Bufotoxin)です。ヒキガエルを食べる動物はあまりいません。自分でも毒を持っていて食べられないのを知っているのか、つついても体をふくらませて、背中をこちらに向けるだけで逃げません。刺激しなければ手でもってもおとなしくしていて、よく見れば愛嬌のある顔をしています。手で触ったからといって毒を出すわけでもなく、他のカエルと違ってヌルヌルしていませんから、どちらかといえば他のカエルよりは触るのに抵抗はありません。

ところでなぜまたヒキガエルを飼育しているかといえば、ヤマカガシの頸にある頸腺の毒がヒキガエルの毒と似ていて、また、この毒のあるヒキガエルを食べることができるのがヤマカガシなのです。

有毒生物の話をする時にやはりこのヒキガエルも使います。前回の爬虫類教室の時にも出演しましたが、明日も動物専門学校の学生に話をしますので、また出演する予定です。

カエルはもちろん虫を食べるのですが、コオロギなどを与えるとたくさん必要なので、こちらでは冷凍ピンクマウスを1週間に2匹ほど与えています。ただ、ピンセットでつまんで食べやすい距離で動かさないと食べてくれないのがちょっとめんどうです。
今のヒキガエルは1年以上飼育しています。

採毒室でマダガスカルゴキブリの横で展示していますので、見学に来られたらよく見てやってください。かわいいとはいいませんが、けっこう愛嬌のある顔をしていますので。

By よく考えると人が嫌う動物ばかり飼育しているA.S.でした
ブラックマンバ
最近、マンバに関する問い合わせが多いので、公表してしまいます。
今年の夏休みには、「コブラ祭り」を企画しておりまして、コブラ類の展示、行動の紹介等を行う予定です。
このため、特にアフリカ産のコブラ類の入手に努めました。目玉としては、ブラックマンバの展示、ドクフキコブラの展示と「毒吹き行動」の紹介、などです。これらのヘビは、まだ到着していませんが、今月から来月にかけて、続々と到着する予定です。
主なヘビは、ブラックマンバ、トウブグリーンマンバ、エジプトコブラ、シンリンコブラ、モザンビークドクフキコブラ、リンカルス、サバククロコブラ(Walterinnesia aegyptia)....など。
私個人としては、初対面となるサバククロコブラが、非常に楽しみです。文献によると、トゲオアガマをもっぱら食べているらしいので、飼育が大きな問題ですが。

実は、これにタイパンを加えて、ブラックマンバ、キングコブラと合わせ、コブラ科の3大毒蛇をそろえる予定でしたが、タイパンの到着は遅れる見込みなので、10月の「白蛇観音祭」にあらためて3者のそろいぶみを行うつもりです。

by ちみ
昨日、久々に
仕事が終わってから、近くにある茶臼山にナイトハイクに行きました。
また、例年のごとく近くにある「東毛少年自然の家」へ林間学校に来た小学生を連れてのナイトハイクです。
ここでは、以前、同じ時期にヒバカリやシロマダラなどを捕ったことのあるところで、今年もちょっと期待してましたが、、、
今年一発目のヘビの採集は、ゼロ。。。
うぅ~ん・・・今年は、何だか季節が遅く訪れているのかなぁ。。。

by のら
 ケズメリクガメの、餌が足りなくなると、シマヘビ放飼場から、桑の葉を失敬してきて、カメに与えます。桑は、カイコの餌として有名ですが、ビタミン・ミネラル等が多く、爬虫類の餌として使用している人もいるようです。植物を主食とする爬虫類は、栄養バランスに気を付けなければいけません。ヘビの様に、内蔵や骨ごと動物を丸呑みにしていまう爬虫類は、あまり栄養バランスを気にする必要はありません。

by 地底海獣バラゴン
ヘビの切手
このところヘビの切手がよく出ますが、なかなか気に入ったものはありません。
その国とは関係のないヘビを使ったり、ただ写真を印刷しただけ、などというのは願い下げです。こういうのに限って、写真が上下逆さまだったりします。
やはり、その国を代表している種類や、保護されているヘビなどが好印象を与えてくれます。デザインが良ければ申し分ありません。
最近のものでは、スワジランドのブラックマンバがまあまあのでき。けっこう気に入りました。夏の「コブラ祭」で紹介することにしましょう。

by ちみ
ヘビ以外の動物(4-2)
前回オオスズメバチのことを書きましたが、追記として所内でのハチにまつわるできごとを書きます。

所内では毎年アシナガバチがいくつも巣を作ります。巣が小さいので、ちょっとした物陰に作っていると気づかないで横を通ったりした時に刺されることがあります。今年も6つほど巣をとりました。
以前アオダイショウの放飼場に入った瞬間チクッと指に痛みが走り、見るとアシナガバチでした。放飼場の壁に巣がありました。

最近はないのですが、キイロスズメバチが毎年のように巣を作っていたときもあり、服を着込んでヘルメットや網をかぶって退治していたことがありました。キイロスズメバチは大群で襲ってきますのでかなり危険で、命がけでした。
一度巣があるのを気づかず、近づいてしまった職員が刺されたことがありました。スズメバチは大きなあごで噛みついて、何度も針を刺します。毒の中には瞳孔を開く作用があるので、目の前が真っ白になってしまいます。幸いショックを起こすことはありませんでしたが、毎年30人くらいの人が死ぬわけですから、非常に危険です。
マムシでも10人くらいは死亡していますが、ハチのように襲ってくることはないので、かわいく思えます。

昨年は所内でニホンミツバチが巣を作っていて、珍しいなと思って見ていました。このハチはおとなしいので、近づいても襲ってきません。ただ、所内にはスズメバチもよく飛んでいるので、ミツバチが襲われなければよいなと思っていましたが、数日後やはりオオスズメバチが襲撃してきました。セイヨウミツバチと違い、ニホンミツバチは対抗できる能力を持っているのですが、気がついたら全滅させられたか追い出されたか、全くいなくなっていました。
このような自然の営みを目の当たりにして、改めて弱肉強食というものを実感しました。

ところでハチに刺されたら、刺されたところをつまんで毒をしぼり出すか、ヘビでも使う吸引器で吸い出せば、痛みがはやく和らぎます。
ただ、アナフィラキシーを起こすと、血圧が下がったり、呼吸ができなくなり、1時間以内死亡することがありますので、今までこのような症状が出た人は非常に危険です。
これからハチの季節になりますので、十分気を付けてください。
ちなみに蜂の子をバター炒めするとけっこういけますよ。

By A.S.
こんなところに・・・
先ほど、スネークセンターの閉園作業をしてきましたが、
その作業をしようとした直前くらいの話を。
今日は、開園時間中に雷も鳴るような雨が降っていましたが、
3時前にはもうすでに雨もあがって太陽が見えていました。
閉園までには、ヘビがあちこちに姿を出しているんだろうなぁ~
と2つのシマヘビ放飼場の間の道を研修センター方面へ歩いていると、
おっ、いましたいました。右側にはシマヘビが。
んでもって、左側には、アオダイショウが。






ん!?アオダイショウ?

野生のアオダイショウが入り込んで、普通に枝の上で休んでました。
まあ、ここのシマヘビ放飼場は考えようには大きなトラップみたいなもんですから。
入るのは自由。しかし、、、出るのは種類によって困難になるのです。
こういうのって、年に数回ある感じがします。
運が良ければ、こういう瞬間ってのが、園内の放飼場で見られるかもしれませんよ。

by のら
日陰
 ケズメリクガメは、体温が33℃位になると、動かなくなります。6月1日は、最高気温が30℃位になりました。天気も良かったので、カメの体温はかなり上がったようです。その日の午後は、ほとんど日陰で活動していました。気温が33℃位まで上がると、日陰でも活動が困難になります。そのような時は、日陰でじっとしていて、涼しくなった夕方に活動的になります。

by 地底怪獣バラゴン
ヘビだらけ
朝、目を覚ますと部屋にヘビがいました。
しかもボアやら何やらがウヨウヨと。
テレビの上、棚の上、床にも・・・ウヨウヨいました。
うちではヘビは一匹も飼ってないし・・・何でだ・・・?
ぞ~っとしていると、ほんとに目が覚めました。夢でした。
実際に目が覚めてからもしばらくは寝ぼけ気味だったので本当にヘビがいるような感じでした。
その日の朝は気持ちの悪い朝になりました。
夢にヘビが出てきて気持ちが悪くなるのはまだ潜在的にヘビが
苦手なのだろうか。

by じつはへびがかなりにがてだったW
ヘビ以外の動物(4)
前回はマダガスカルゴキブリについて書きましたが、今回も節足動物2種類を紹介します。

1つは、ムカデです。また変なものを?と思われるかもしれませんが、これには意味があります。国内で有毒動物による死亡者数が最も多いのがハチで、次いでヘビ、そしてまれにムカデによるものです。現在2匹飼育していますが、1匹は2年、1匹は1年ほど飼育しています。これもゴキブリ同様飼育は簡単で、ミズゴケを敷いたプラケージで、時々水をまいて、1週間に1度子ヘビ用のピンクマウスを与えています。
2年飼育している方は、3度産卵しました。1度目はふ化して幼体が脱皮して親から離れるまで飼育しました。その後は産卵しても未受精卵なので、当然ふ化しません。ムカデは卵を抱いていて、ふ化しないと自分で食べてしまいます。

もう1つは、オオスズメバチです。アシナガバチは所内のあちこちで巣を作りますが、オオスズメバチも時々飛び回っています。被害が多いのは、アシナガバチやキイロスズメバチですが、さすがにオオスズメバチは大きく(4cmほど)、迫力もありますので、毎年数匹捕まえて、飼育展示しています。ただ長くても2ヶ月ほどしか飼育できませんが、カブトムシのゼリーや蜂蜜で飼育できます。

これらを飼育している理由は、爬虫類教室などで話しをするときに、専門分野が毒蛇咬症なので、よく咬症や有毒動物の話しをするわけですが、やはり生きた実物があると違います。マムシなども間近でじっくり見ることはないと思いますが、ムカデやましてやスズメバチなどはじっくり見ることはないと思います。

6月5日(日)の爬虫類教室の当番になっていますので、有毒生物の話をする予定です。ヘビ同様に嫌われる動物達も役に立ってくれているわけです。

By A.S.
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