蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
シマヘビ
 今年もシマヘビが続々と入荷しています。約200匹を野外放飼場に放しました。曇りや雨の日は、まだ少し寒いので、動きが鈍いのですが、晴れた日には、とても活動的です。今頃からは、交尾の時期に入るので、ますます活発な動きが見られます。5月の連休も天気は良さそうなので、交尾シーンや雄同士のコンバットも見られるかもしれません。

by 地底海獣バラゴン
スポンサーサイト
大蛇の皮
先日お話しした、大蛇の皮が届きました。
アミメニシキヘビの大型個体で、産地は不明です。寄贈してくれた方のお父さんが、旧日本海軍の将校で、東南アジア方面でたまたま入手して持ち帰った物だそうで、お父さんの写真等も見せて頂きました。剣道一筋に生きた方でもあり、なかなかさわやかな方、と言う印象を受けました。

ちょうど今「大蛇祭り」を行っているときでもあり、早急にサイズを計り、展示しようと思います。

by ちみ
野外園内整備
手すりの銀色、やはり不評だったので、新たに銀色に塗ったところは灰色にしてますw
その他、園内の野外のあちこちに手を入れて、整備をしているわけですが、今回取り組んでいるのが、「野外採毒場」と舞台裏の通称「人工芝放飼場」です。
野外採毒場は、木の杭で支柱を作り、そこに虎ロープで囲いを作ってその中で採毒をしていたのですが、年月が経つにつれ、風化したその囲い。。。それを何とかしようということで、新たに金属製のポールを作り、そこに鎖で囲いをつくるようにしました。作りたてなので、今までのを見慣れた我々にとって、ちょっと「おっ!?綺麗じゃん!!」と言えるくらいのものにはしてみました。
また、いわゆる人工芝放飼場の中ですが、まず手すりがいい加減に錆びてきているので、その錆落としから始めて、放飼場内にあった屋根状のポールの除去、そして後処理をして塗装、という順番で進めています。それも、ここ数日で終わるんじゃないの?というハイペースで進めています。
何とか、ゴールデンウィークが始まるまでには、これらの作業を終わらせたいですね。

by のら
トンネルを抜けるとそこは雪
 山形県、鶴岡市の月山あさひ博物村、アマゾン自然博物館にヘビの常設展示室を作るために協力しているのですが、21日のオープンに向け20日にヘビなどを車で運びました。蛇研から約400kmと少し遠いのですが、夏休みの特別展示で今までに何度も往復して慣れてはいます。しかも山形道もかなりできて、ほとんど高速道路で行けるようになったので、楽になりました。
 20日は朝から雨が降り、肌寒い日でした。東北自動車道を走っていて道路情報を聞くと、福島県から新潟につながる磐越道が雪で通行止めだといっているではないですか。それより北にある山形道もひょっとすると雪? でも道路情報では雨ということで一安心しました。東北道から山形道に入り、しばらく走ってトンネルを抜けると雪が降っているではないですか。しかもうっすら積もっています。もちろんノーマルタイヤなので、やばいと思いましたがブレーキを踏むわけにもいかず、徐々にスピードを落としながらちょうど出口があり、すこし止めるスペースもあったので、とりあえず安全な所に車を止めました。冷や汗が出ましたが、とりあえず一安心しました。さすがに後続車も何台か同じように止めていました。
 さてどうしようかと考え、タイヤの跡は路面も出ていて、雪といってもシャーベット状で、一応4WDなのでゆっくり走れば大丈夫だろうと思い、そのまま走ることにしました。数キロ走ると雨になり、また路面の雪もなくラッキーと思いながら走っていました。山形道は月山ICで終わり、一般道につながります。料金所で支払いをしながら「この先は雪はないですよね」と尋ねると、なんと返ってきた答えが「これから先が本番だよ」と。えー!と一瞬唖然としました。この先は一本道です。案の定、しばらく月山道を走ると標高が高くなってきて気温も下がってきたと思ったら早くも雪。しかも先ほどより積もっているではないですか。でも道路はこの山道のみで、進むしかありません。スモールランプを点滅させながらゆっくり走りました。片側一車線で、しかも車を寄せるスペースもありません。のろのろ運転なので、他の車に悪いと思いましたが、幸い前後の車もスモールを点滅させながら走っていました。緊張しながらしばらく走って、標高が低くなってくるとようやく雨になり、路面の雪もなくなり、無事に目的地に到着しました。
 長い距離を走ったというより、緊張による疲れがありましたが、それよりも無事に着くことができて明日のオープンを迎えられることに安心と喜びをしみじみ感じました。

By A.S.
八重桜
 資料館前の八重桜が見事に開花しました。いつもの年より少し早いかもしれません。5月の連休には野外で「採毒」や「ヘビと遊ぼう」が行われます。うまくすると、八重桜満開の状態時に、それらのイベントが重なるのですが、その前に散ってしまう可能性があります。29日の「ペット爬虫類コンテスト」まで満開でいてくれれば、桜の花の下で、「オオトカゲがノソノソ」という場面もあるかもしれません。

by 地底怪獣バラゴン
巨大蛇?
埼玉県にお住まいの方より、ヘビの皮を寄贈したいというお話がありました。それが、ただのヘビの皮ではありません。その人の話では、頭と尾がなくて、8mくらいということで、貼付されている写真を見ても、確かに大きい、というよりそれを超えて「巨大」という感じがします。
種類はアミメニシキヘビで、これまでの記録では10mが最大とされていますが、標本が残っているわけではありません。この皮は、標本として残る物としては、最大クラスと言っていいでしょう。ただ、皮にした場合、本来の長さよりも若干伸びている可能性があり、うろこの大きさなどから、元の全長を推定してみるつもりです。

by ちみ
困った症状
ヘビが調子悪い時に見せる症状でやっかいなもの…
それは…「エサを食べない+元気消失+他に異常なし」。
皮膚がおかしい、眼が白くなっている、口からよだれが出てる
…など見た目にわかる症状が出ていれば治療のターゲットが
ある程度しぼれます。
元々の原因は何なのか? 今どこが悪いのか?
これがはっきりしない場合がいちばん頭を悩ますところです。
そんなときはできる限りの検査をして効果的な治療ができるように
していくんですが、それでもわからない場合もあるのです。
悔しいやら、腹立つやら、ヘビたちに申し訳ないやら。

by わた雲
園内整備
園内の放飼場の手すりが、もういい加減錆びてしまって、整備しなければ、ということで昨年から手すりの整備を続けています。
昨日、今日でシマヘビ放飼場とミニブタのいる放飼場の手すりについては整備を終了させました。
が、ここに塗った色が銀色でして、このペンキが実は厄介だということに気付きました。
乾いたはずなのに、触ると銀色の粉が、まるでラメを塗ったかのように手に付いてしまうのです。
タオルとかで拭いた後でも、やはり手には少なからず銀色の粉が付いてしまうこの状態を見て、「ペンキの色を変えてはどうか?」という話が持ち上がっています。
まだ、手すりにペンキを塗っていないところが数箇所ありますが、果たして何色になるのでしょうか・・・?
ということで、園内をこれから見学される方は、園内の銀色の手すりには注意しましょう(笑)

by のら
アオダイショウ
 野外放飼場には、アオダイショウ専用の物が一つあります。非常に深い構造で、運動能力の乏しい人や小柄の人が入ると、出られなくなってしまいます。放飼場はシマヘビ用の物の壁の高さが、マムシ用の物に比べて高くなっています。それでも、シマヘビ用の放飼場から出ることは簡単です。アオダイショウは、シマヘビに比べても大型で、登攀能力が高いので、人でも苦労するくらいの壁でないと、脱走してしまいます。

by 地底怪獣バラゴン
大蛇の長さ
今日、4回目の大蛇の長さ公開測定と長さあてクイズを行いました。
これが、当たりそうでなかなか当たりません。今日も、2cmの差で、ニアピン賞まででした。
これまでの、のべ投票人数は299人、1cmの差が4人、2cmが1人、3cmが1人というところです。いつズバリ賞が出ても全くおかしくありません。全部終わったところで、どのくらいのばらつきが出るものなのか、統計を取ってみようと思っています。見た目でヘビの長さを判断するのがいかに難しいか、1つの目安ができるのを期待しています。

ところで、次回4月23日は、通称ダーナちゃんのアフリカニシキヘビです。数年前に、埼玉県の入間川に逃げて、大騒動を引き起こしたヘビです。実はこのヘビ、この間まで来所時に計った長さが掲示されていました。これを見た人で、長さを覚えていれば、かなりのヒントになるでしょう。その時以来、測定は行っていませんので、ダーナちゃんが来所以来どのくらい長くなったのか、私らもちょっと楽しみです。

by ちみ
これで良かったのかも
サクラの花びらが舞う下で、カメが日光浴をしていて微笑ましく思った、のらです。
先日書きました、アズマヒキガエルとウシガエルの異種間抱接ですが、今朝方見ますと、もう分かれていました。
とある本によると同種のオスの抱接であった場合、「リリースコール」を発し、抱接をやめ、他種のカエルや鳴き声を発しない生物の場合は、抱きつかれたままになり、ときには死亡にいたることもある、とあったので、もしかしたら・・・と心配をしていたのですが、どうやらアズマヒキガエルを離すのにウシガエルは成功したようでした。
ただ、残念なのは、、、写真を撮れなかったこと。惜しい!!

by のら
生きエサ
 冬の間、「夜のヘビの部屋」のトッケイヤモリの主食は死んだネズミでした。暖かくなり、ようやく野生のカマドウマが採集できるようになりました。ネズミの場合は、給餌してもすぐに捕食しないことが多いのですが、カマドウマの場合は、すぐに追いかけていって捕食します。カマドウマの動きに刺激されているようです。食欲のない動物の場合、エサを動かしてやると捕食することがあるので、動きが食欲を昂進するのかもしれません。

by 地底怪獣バラゴン
訃報
昨日の夕方、ちょっとインターネットをのぞいていたら、佐々先生の訃報が出ていました。入院していたのは知っていましたが、こんなに早く亡くなるとは、思わず周りの者に叫んでいました。

佐々先生について書き始めるときりがありませんが、何よりも忘れてならないのは、理事長として赴任されたときに、単なるヘビの施設に堕しつつあった研究所を、研究機関として見直され、職員にもそういう意識を徹底されたことでしょう。ちょうどそのころ、私はヘビの染色体の研究を始めたのですが、それは佐々先生が言い出したものでした。当時まだ日本産のヘビの染色体の情報は乏しく、タイミングとしては非常に良かったと、今でも感謝しております。

実は佐々先生からの宿題が1つ残っています。ヘビの本を書くと約束して、まだできあがっていないのです。これからどのくらいかかるか、そろそろ仕上げないと。あらためて自分に言い聞かせているところです。

by ちみ
おや?
先日、暖かい日があり、アオダイショウ放飼場にもアオダイショウが出てきていて、気持ちよさそうに日光浴をしているのが観察できました。
そんな中、とある生き物に気付きました。
それは、アオダイショウ放飼場の中にある水飲み場の中、そこにアズマヒキガエルがいたのです。しかし、それだけではありませんでした。
そのアズマヒキガエルの下に、一回り大きなウシガエルが。
どうやら繁殖期を迎えたオスのアズマヒキガエルが大きなウシガエルをヒキガエルのメスと思い込んで、抱きついている様子。
ウシガエルも「放してくれ~」という素振りもしていない様子。この異種間抱接を見たの、実は初めてでした。
そして昨日、まだこのへんてこカップルですが抱きつ抱かれつのまんまでした。
今後、このカップルがどうなってしまうのか、ちょっと気になっています。

by のら
桃とビルマニシキヘビ
 今日は、大蛇の公開測定で、ビルマニシキヘビが登場しました。測定は野外放飼場で行われました。その放飼場には桃の木があり、ちょうど花が満開になっています。測定風景を写真で撮った人は、桃の花をバックにビルマニシキヘビという構図になったと思います。「花と蛇」を連想した人もいたようでしたが、私は、三国志の「桃園の誓い」を思い出しました。桃の花はもうすぐ散りそうですが、桜の花はがんばって残っています。今月の終わり頃は、八重桜が開花しそうです。

by 地底怪獣バラゴン
ヒキガエルの脱皮
 昨年から飼育展示しているアズマヒキガエルが脱皮しているのを始めて見ました。朝、動物のチェックしていると、いつもよりお腹のふくらみが小さく、体を少し丸めていました。いつもと違い変な格好をしているなと思いよく見ると、一部水ぶくれのようにふくらんでいて、一瞬病気かなと思い心配しました。でも見ていると皮を口にくわえていて時々もぐもぐしています。脱皮しているのかなと思いしばらく見ていると、徐々に脱いだ皮が引っ張られて剥けていきます。しばらくすると脱いだ皮を全て食べ、きれいになっていました。

 何年もヒキガエルを飼育していますが、脱皮しているのを見たのは初めてで、ヘビの脱皮と違いちょっとめずらしく、そしてちょっとした感動を覚えました。もちろんいろいろな動物が脱皮をするわけで、展示しているマダガスカルゴキブリの脱皮殻もケージのところに一緒に展示しています。
イグアナやトカゲも脱皮しますが、ヘビのように頭から尾まできれいに脱皮しません。ヘビでも大きなニシキヘビは破れてしまうことが多いのですが、3.5mほどあるアフリカニシキヘビは結構きれいに脱いでくれます。

 脱皮といえば飼育しているムカデは捕まえた年には産卵し、ふ化した幼体は1回脱皮するまで塊になったまま親に守られています。脱皮して体の色がクリーム色から茶色っぽくなります。でも親のムカデが脱皮したのは見たことはありません。以前飼育していたタランチュラの脱皮殻も持っていますが、こちらは一見生きたクモのように見えます。体毛だけでなく毒牙もそのままです。
昨年はサソリも警察から引き取り、以前にも無許可で輸入されたヘビなどと一緒にサソリも引き取り、しばらく飼育していました。でも残念ながらサソリの脱皮はまだ見たことはありません。

 飼育してる動物もよく観察していると、いつもと違う一面が見られるかもしれませんので、時にはじっくりと観察してみたください。新たな発見があるかもしれません。

By 飼育員A
春蘭
今日は風もなく、穏やかに晴れ上がって、満開の桜と桃の花で、絶好の花見日和になっています。放飼場ではシマヘビも姿を現しています。

洞窟付近の林の中では、春蘭の花も見頃になっています。実は春蘭は、旧藪塚本町の町の花に指定されていまして、スネークセンターのある八王子丘陵では、普通に見られる花です。春を感じさせてくれる花の1つです。スネークセンターを訪れる方々にも見ていただきたいのですが、残念ながら歩道が整備されていないので、これから安全なルートを決めて、林の中の探訪もできるようにすることになりました。野草の好きな方には、楽しみが増えることになるでしょう。

by ちみ






春蘭

スイカ
 旧薮塚本町(現在は群馬県太田市)は、スイカの名産地です。これから6月にかけて、「紅児玉」と呼ばれる品種が、結実します。毎年5月の連休には、即売会も開催され、遠方からも、お客さんが購入目的で来町されます。先日、初物の紅児玉をいただきました。人の食べた残りをケヅメリクガメに与えました。何年か前から飼育している個体は、喜んで食べましたが、昨秋から飼育している個体はあまり食べませんでした。果物は好きなのですが、スイカは苦手なようです。

by 地底怪獣バラゴン
強風
今日は1日中、強風が吹き荒れていました。1本の松の大きな枝が折れたほどです。

これは春の薮塚の名物でもあります。スネークセンターは丘の中腹にありますので、旧薮塚本町の家並みや、遠く伊勢崎までを見下ろす形になっていますが、こういう風が吹くと、一面の砂埃に町が包まれて、全く見えなくなります。ある意味で壮観です。ただ、これだけ風が吹いても、桜の花はまだ満開になっていないこともあり、ほとんど散っていません。いくつか小さな枝が吹き折られたくらいです。明日から2,3日が一番の見頃でしょうか。

by ちみ
大蛇の公開測定
今日で2回目を迎えた「大蛇祭り」期間中に行われるイベント「大蛇の公開測定」ですが、両日ともに、まだピタリ賞が出ていません。
しかし!!ピタリ賞が出ていないときに送られるニアピン賞、これが凄いのです!!
前回はわずか1cm違いの方が1名、そして今回も1cm違いの方が3名も!!
前回の93票と比べ、投票数も今回は103票と10票も増えているので、このままいけばピタリ賞も出てくるかも?
大蛇の公開測定についての情報はコチラをご覧ください!!

by のら
2つ尾カナヘビの死
 昨年9月から飼育していた2つ尾のカナヘビが死んでしまいました。半年ほど飼育していて、エサも比較的よく食べていました。コオロギがなくなり、エサに釣りようのサシ(ウジ)を買ってきてふ化させ、ようやくハエを与え始めたばかりでした。

 半年間展示に貢献してくれました。2つ尾の野生のカナヘビを捕まえることはほとんどないので、これから先展示できることはないと思います。
ヘビに比べて小さく、また、小さなプラケースで展示していたので、見学に来られても気がつかなかった人もおられるようでした。

 このカナヘビの横に展示していたパンダマムシ(子ヘビ)はとても元気で、長く飼えそうです。また、何かめずらしい小動物が入れば展示したいと思います。

By 学芸員X
COPYRIGHT © 2004 POWERED BY FC2 ALL RIGHTS RESERVED.