蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
吸引器
 昨日、毒ヘビに咬まれたときのためという目的で、「吸引器」を購入された御客様がいました。「吸引器」は、毒ヘビに咬まれた傷から、血液とともに毒を吸い出す効果が期待されます。形は、太短い注射器のようなもので、傷口の部位に合わせてアタッチメントを選択し、使用します。使用すると吸引器内が陰圧になり、吸引器内に血液等が入ってきます。一度で、あまり血液が出ない場合は、何度か繰り返すと、吸引できることもあります。ただし、これは応急処置ですので、毒ヘビに咬まれた場合は病院に行く必要があります。

by 地底怪獣バラゴン
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Joint Meeting
米国には、爬虫類関連の大きな学会が3つあります。外国人会員も多く、私も入っています。重複している会員も多いため、最近では合同で年1回の大会を開いています。7月が多く、今年はニューオーリンズで開催されます。

最近この大会の講演要旨集がインターネットを通じて公開されました。会員以外でも読むことは可能です。両生類はもちろんですが、学会の1つが魚類も含んでいるために、魚類を扱った講演もあり、全体では相当の数になります。ざっと目を通してみると、ヤマカガシについての講演が2つあります。テーマは頸腺毒で、基本的にこの毒は餌のヒキガエルに由来すること、幼蛇はヒキガエルを食べないうちは毒が形成されないが、母親が充分な量の頸腺毒を持っていると、母親の胎内で毒が卵に移行し、生まれたときから毒を持っている場合もある、ということが明らかにされたようです。

by ちみ
ムカデその後
15日にムカデのことを書きましたが、やはり数日経つと抱いていた卵がきれいになくなっていました。本来なら未受精卵を産むことなどないのでしょうが、1匹で飼育しているので仕方ありません。卵がなくなって2,3日後にエサ(ピンクマウスSサイズ)を与えると、いつもならほとんど跡形もなく食べるのですが、さすがにあまり空腹ではないようで、1/3ほどしか食べませんでした。

今週の土曜日27日にはマムシ対策研修講座を行いますので、その時にはオオスズメバチやヒキガエルと一緒に出演してもらわなければなりません。ちなみに今からでも研修受講希望があればお受けしておりますので、ご連絡ください。

By A.S.
シマヘビ
 5月中旬は、天候不順で気温も高くなりませんでした。せっかく、連休前に大量に放飼場に放したシマヘビも、あまり外に出ずに、穴の中で暮らしていたようです。5月下旬になって、気温が徐々に上がってきました。天気はあまり良くないのですが、シマヘビは活動的になってきました。天気の良い日は、よしずの上や地面で日光浴をしています。逆に雨の日は、湿り気を嫌うせいか、木の枝に巻き付いていることが多いようです。

by 地底怪獣バラゴン
マライマムシって奴は・・・
戦闘機の模型展示希望・のらです。
さて、ヘビのお食事タイムの中で、その場で食べてくれるヘビというのは、なかなか飼育しやすいな~、という感じで株も上昇なのですが、それ以外にも、もちろん暴落させてくれる種類もいます。
その両面を持つのが、マライマムシ。
このヘビ、ヘビのお食事タイム中に餌を食べてくれたことは数回しかありません。ただ、、、食べなかった場合でも、このヘビの場合は、エサにアタックした後にはエサをケージ内に置きっぱなしにしておきます。
するとどうでしょう、温室を閉める頃には食べてくれている事が多いのです。こうなると、急上昇です。
しかし!!数回やはり食べてくれない事も。。。温室を閉める頃でも、エサが残っている事が。こうなると暴落です。
このヘビがエサを食べるか食べないか、これを予測するのは、結構難しいです。。。

by のら(航空機マニア)
カナワマムシ
今日、立川市の救急センターより、ヘビにかまれた患者の照会がありました。かまれたのは子供で、カナワマムシにかまれたと言うが、家族が持参したヘビを見ても、傷口の様子も、どうもマムシらしくない。どう考えたらよいか?という質問です。

ヘビがそこにいるならと、デジカメで写真を撮って送ってもらいました。正体は予想通り、アオダイショウの子ヘビでした。カナワマムシというのは、初めて聞きましたが、この地方での呼び名だそうです。調べるといろいろな「○○マムシ」というのが出てきそうですね。

by ちみ
開花
 湿地植物が開花しました。毒蛇温室前は青い花が、温泉口売店下は黄色い花です。まだ開花していないものも、つぼみがふくらんできたので、もうすぐ開花しそうです。2月から肥料をやった効果が少しは出たようで、うれしくなりました。観客通路の脇や放飼場内にも、少しずつ植物を植えているので、何年か先には、きれいな花園になるかもしれません。

by 地底怪獣バラゴン
サイドワインダー
来月は「ガラガラヘビまつり」を行う予定で、現在準備中です。
この際、空対空ミサイルのサイドワインダーの紹介もしよう、ということになりました。このミサイルは、敵の飛行機からの熱を感知して追いかける、と言う点で、赤外線で獲物を探知するガラガラヘビの1種である、サイドワインダー(ヨコバイガラガラヘビ)と通じる点があり、この名前が付けられたようです。
話が発展して、このミサイルを装備した戦闘機の模型も一緒に展示しては、などと私とのらが話していたら、折から来所していた県立自然史博物館のTさんが、航空マニアだったようで、話に入ってきて、思いがけない話題で盛り上がってしまいました。

さて、模型の方はどうしましょう。

by ちみ
ムカデの産卵
今年も飼育しているムカデが産卵しました。ただ、昨年から1匹で飼育している個体なので、もちろん未受精卵です。今はまだ抱卵していますが、しばらくするとふ化しないのがわかるようで、自分で卵を食べてしまうはずです。

今まで捕まえて飼育しているのは、大きめの個体なのですが、それらは全てメスのようで、ムカデの雌雄はわかりませんが、大きいのはメスのようです。

この個体もあとどれくらい寿命があるかわからないので、今年も予備にもう1匹確保しておこうと思います。よくM研究員が捕まえてきてくれますが、時々採毒室に置いてあるビクの下にもいて、待っていればムカデの方からやって来てくれるので助かります。

By A.S.
天候不順
 5月6日までは、良い天気が続いていたのですが、7日以降は曇りや雨の日が多くなりました。連休中に野外放飼場に出したケヅメリクガメは、天気の良い日は餌をよく食べるのですが、天気の悪い日は食欲が落ちます。雨の日でも、気温が22℃以上になれば、餌を食べるのですが、そんな日はまだ少ないです。沖縄県の宮古島では、エラブウミヘビが例年に比べて、あまり捕れません。鹿児島県の徳之島では、ハブが例年に比べて、あまり捕りません。群馬県以外でも、天候が不順のようです。

by 地底海獣バラゴン
映画
2年前には、映画「蝉しぐれ」につかうヤマカガシを貸し出しましたが、今度は「怪談」にヘビを使いたいとかで、助監督が、相談にやってきました。詳細は伏せますが、来週にはヘビを使ってどういう風に撮影を行うか、監督を交えて検討を行うことになりました。ヘビを怖い物として扱う点が、個人的には気に入らないのですが、一般的なイメージからすると、仕方がない面があるのでしょう。まあ、「アナコンダ」のような怪物でなければ良しとしたいです。

by ちみ
今日はエサの日じゃないっ!
子ヘビコーナーで展示中のカリフォルニアキングヘビは
いつもガツガツしてます。
今日もケージのそうじをしようとドアを開けようとすると
「ささぁ~」と寄ってきました。
そしてフックでケージから出そうとするとそのフックに
かじかじしてきました。
エサの日はもうちょい先だってば。

by わた雲
久々の
今年初のヘビ捕獲依頼が来ました。
今日みたいな、湿度も気温も高い日に、よく捕獲依頼が来るのですが、行くと大抵アオダイショウのパターンです。
しかし、今回の依頼は「見たこともないヘビがいまして、、、」という内容だったのですが、この類の言葉に妙にそそられる性格でして、スクランブルがかかったという感じで、行ってきました。
今回いたのも、アオダイショウ、しかも♀。ちょうど、個人的に欲しかったものなので、大喜びです。
今日あたりは、またこの後もスクランブルがかかるかも?
一応、旧藪塚本町エリアでしたら、無料でお伺い致します。

by のら
湿地植物
 毒蛇温室前に、コンクリートで囲まれた湿地(7m四方ほど)があるのをご存じでしょうか?。何十年も前は、ウシガエルの養殖場でしたが、今では、水生植物が植えられています。一昨年の秋に、カキツバタやハナショウブ、アヤメ等を移植しました。昨年は、5月後半から花が咲き始めたのですが、花の数は多くありませんでした。植物に詳しい人から、肥料不足を指摘されたので、今年は2月終盤から、肥料を撒いています。そろそろ、つぼみが出来てきたので、開花が楽しみになってきました。

by 地底海獣バラゴン
シマヘビと遊ぼう
いつもは土日の採毒実演の後、見学のお客さんにおとなしいアオダイショウを触れてもらっているのですが、連休中はいつもは使っていない放飼場に入ってもらって、口にテープを巻いたシマヘビを触ふれてもらっています。

何年か前までは口をテープで巻いていなかったのですが、きちんと注意した通りにヘビを持っていれば、ほとんど咬まれることはありませんでした。でも、ときどき扱いの悪い人もいて、また小さい子は強く掴んでしまうこともあり、連休中に数人は咬まれていました。

咬まれても大したことはなくても、やはり最近はお客さんが咬まれると問題になることもあります。セロテープを細く切り、20,30のシマヘビの口を1匹1匹巻くのはちょっと面倒なのですが、安心して触れてもらえるので、気分的には楽です。でも1日2回の触れ合いなのですが、ちょうど気温が高い時期でもあり、ヘビの方はぐったりとしてしまいます。そのため毎日新しいシマヘビと交換しなければいけないのでちょっと大変です。実際大変なのは、口をテープで巻かれた上にいじくられるシマヘビの方ですが。

それはともかく、ふだん触ったことのないヘビにふれることができ、最初は恐々でもすぐに慣れて、また、とても喜んでもらえます。
ヘビについては多くの人が「ヌルヌルしている」などの間違った先入観を持っていて、少しでも正しく理解してもらえれば、これらのイベントをした甲斐があります。日曜日にはニシキヘビとの記念撮影もしていていますので、記念撮影するだけでなく、足の痕跡でも見てみてください。

By A.S.
お疲れさまでした。
本日でGWも終わり。多数ご来園ありがとうございました!
ヘビを見て、さわって…いかがでしたか?

これからも皆様にヘビのことをもっと知ってもらえるような
工夫をしていきたいと考えています。
ぜひまた来てくださいね!

そして各イベントで活躍してくれたヘビたち、お疲れさまでした。
今後ともよろしくお願いします(なんたって主役ですからね)。

by わた雲

ご来園、本当に有り難うございました。
ゴールデンウィークの特別イベントも本日でお終いです。
本当に沢山の方が来園され、シマヘビと遊んだり、採毒を野外で見学したり、ドクフキコブラのターゲットになったりしました。関東近辺からだけではなく、遠くからも来られた方々たくさんいらっしゃったようです。本当に有り難うございました。こちらも、嬉しい限りです。
そんな沢山ご来園されている方々の中に、昨日、個人的にとても驚きのある方々がいらっしゃっており、嬉しいことがあったので、この場をお借りしまして。
北海道出身の私にとって、なかなか「地元の人が来たよ~」なんて事は、まず無いな、と思っていたのですが、とあるお客様から、「○○町出身の方がいらっしゃるそうなのですが。」と声をかけられました。その○○町出身者が私だったので「どこかで会ったことあるかな・・・?」思いながら「私ですが・・・」と答えたところ、「父の教え子が、こちらに務めていると聞きまして、S戸です。」とおっしゃった瞬間、「あー!!小学校1・2年の時の担任で、お世話になってました~」と会話が弾んでしまいました。まさか群馬で、このような出会いがあるとは思ってもいませんでしたが、本当に嬉しいものですね。
忙しい中でも、疲れを忘れさせてくれる事があったゴールデンウィークでした。

by のら(先生、お元気ですか?)
オオスズメバチの飼育
今年もオオスズメバチの飼育展示を始めました。昨日オオスズメバチやキイロスズメバチが放飼場の木に飛んできたので、捕獲してゼリーを与えて展示し始めました。

オオスズメバチ4匹を床材、木、餌台、水入れ、昆虫ゼリーを入れたプラケースに入れ、しばらくは動き回っていましたが、少しすると落ち着いたのかゼリーを食べていました。

さすがに大きく、迫力があります。生きたオオスズメバチを見ることはなかなかないでしょうから、ぜひ見に来てください。

以前にも書きましたが、有毒生物として他にムカデとヒキガエルを飼育していて、ヒキガエルは展示していますが、ムカデは隠れて見にくいので展示していません。かなり暖かくなってきて、マムシ咬症も発生し始め、また咬症や毒の話をする時に出演してもらわなくてはいけないので、大事に世話をしようと思います。

By A.S.
初めてのお外
 昨年までと同様に、ケヅメリクガメを4月29日から、野外放飼場に出しました。放飼場は多種類の雑草が生えているので、好きな物を選んで食べています。このケヅメリクガメは、北海道育ちで、春から秋にかけての放飼場暮らしも馴れています。もう一方の、ケヅメリクガメは、放飼場に放すのは初めてで、5月3日にお外デビューしました。最初は広い場所で戸惑ったようでしたが、5分ほどで雑草を食べ始めました。

by 地底怪獣バラゴン
シャガとサツキ
園内の花としては、八重桜がそろそろ終わりですが、シャガがいっぱいに咲いていて、咲き始めたサツキと好対照をなしています。
シャガは2カ所にありますが、見事な群生になっているのが、大蛇温室の入り口です。20年ほど前に、我が家の裏庭から移植したのが、生育条件が良かったのか、次第に広がって現在のような形になっています。こうなると、温室の壁までのばしてやりたいと思っています。

シャガの花は、遠くで見るとただの白い花ですが、近づいてみるとけっこうきれいです。学名も、Iris japonica で、「日本のアイリス」ということですから、気に入っています。大蛇温室にはいるときに、ちょっとだけ見てやって下さい。写真をつけておきます。

by ちみ
シャガ.jpg

放飼場で見たオサムシ
大型連休真っ最中の方もいらっしゃると思いますが、こちらはもちろん仕事中でございます。
ペット爬虫類コンテストも無事に終わり、頭の中では、もう来年のペット爬虫類コンテストを「ああしたら良いな~」とか「こうすべきかな・・・?」などと今年の反省をふまえつつ、構想を練っております。
そんな考え事をしながら、今日は雨の中の作業。雨なので、人出も平日並みに戻り、連休も一休みな感じです。
人工芝放飼場の手すりの塗装も一段落し、人工芝に生えていたコケや溜まった落ち葉を片付ける作業をしてきました。
その作業、実は結構楽しみでして。落ち葉の中や、コケを落としている最中に色々な生物に出会います。
今まで、アマガエルやトビズムカデ、ニホントカゲ、ニホンカナヘビ、ミミズなどといった生物に出会えたのですが、本日は「歩く宝石」と呼ばれるオサムシを発見。実は、意外にも自分にとってはこの放飼場で見るのは初めてでして。。。
北海道にいたときには、後輩と一緒にピットホールトラップを使って、オサムシを捕まえたこともあったのですが、今日見たオサムシが妙に自分にとって新鮮な感じに見えました。
で、よく考えてみたら、飛べないオサムシにとって、あの放飼場は巨大なピットホールトラップだな。。。ということで、同定する前に逃がしてあげました。
んで、またここで後悔。
同定してから逃がせば良かった、、、と。

by のら
食べた!
口内炎を起こして治療を受けていたカーペットニシキヘビ。
しばらくエサも食べませんでした。
何回か注射や口の中の消毒をしていましたが、
口の中の炎症も治まってきたのでエサをあげてみたところ、
「パクッ!」と食いついて食べてくれました。
とりあえずひと安心・・・。よかったぁ~。

by わた雲
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