蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
白蛇観音
 白蛇観音様の塗装をやり直すことになりました。27日に地鎮祭を終え、まず足場作りから開始になりました。何分、身長が高いので、慎重に作業を進めなくてはなりません。今は、足場を組み終え、周りに古い塗料のかけら等が散らばらないように、細かい目の網でおおわれています。順調にいけば、来週中には塗装を完了すると思います。おそらく見違えるような姿になっていることでしょう。

by 地底怪獣バラゴン
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ニホンマムシ
第1(毒蛇)温室の中では、皆さんの見学通路からは見えないところで飼われているヘビもいます。
今は、今年生まれのニホンマムシの幼蛇を飼育研究用として、20匹飼育しています。
産地別にし、さらに与える餌の種類別にして飼育しています。
今のところどの個体も、拒食することなく順調に餌も食べてくれて、すくすくと育ってくれています。
今までは、拒食する個体が多く、なかなか飼育が上手くいかなかったのですが、今年は先が明るい気がします(^o^)

by のら
ハブの人工呼吸
脱皮不全のハブを薬剤液の入ったケージに入れておいたのですが、背中側のぬけがらが取れていなかったため手で取ることにしました。しかし、このハブは1984年頃に成蛇で入ってきた個体で、少なくとも26,7才にはなっています。普段はあまり刺激せずに飼育しているので、攻撃してくることもありません。エサはラットを1ヶ月に1回しか与えていませんが、まさに健康優良児で、体長は170cmほどですが、重くてフックで扱うのが大変なくらいです。採毒実演の時のようにそのままフックで頭を押さえて手で首を持つことなどできるようなハブではありません。

というわけで炭酸ガス麻酔をかけたのですが、長くかけすぎてしまって気が付いたら呼吸が止まっていました。心臓の動きもほとんどなく、あわてて心臓マッサージと人工呼吸を行いました。人工呼吸は体の前方(肺のある部位)を押さえて肺の空気を出し、はなすと体が元に戻る時に空気が入ります。ただ、気管が閉まっていると空気が入らないので、ピンセットなどで時々気管を開きます。これを何度か繰り返すと自発呼吸が出て回復します。トカラハブの採毒の時などにも炭酸ガス麻酔をかけますが、一度に何匹も麻酔するので時々かけすぎてしまい人工呼吸をすることがあります。

今回は何度やっても自発呼吸が見られません。このままではダメだと思い、浮き袋などに使うポンプに新生児用の気管チューブをつないだ人工呼吸器を使って、強制的に空気を送り込みました。
何度かやっているうちに尾が動きましたが、それでもまだ自発呼吸が出ません。さすがに最悪の結果が脳裏をかすめました。あきらめずに続けると、ようやく自発呼吸が出て回復の兆しが見られ徐々に呼吸も戻ってきました。
20年以上飼育している元気なヘビを麻酔のかけすぎで死なせてしまうなんてあまりにも屈辱です。さすがに冷や汗が出ました。これがマムシのような小さなヘビだと、たぶん死んでいたのではないかと思います。
くれぐれも麻酔のかけすぎには注意しましょう。

By A.S.
ヘビの文化賞
このところのハードスケジュールで、裏話の方をすっかりさぼってしまいました。反省しお詫び申し上げます。

今日は、第5回ヘビの文化賞の表彰式が行われました。海外出張中の理事長の帰国が間に合わなくて、理事長の役目も私がすることに。入賞者には心からお祝いを申し上げるとともに、とにかく一通り無事に終わってほっとしています。

昨日は義兄が急逝し、明日は通夜になります。私も調子に乗ってあんまりハードスケジュールを続けるのは考え物だと思うようになりました。

明日からは白蛇観音の塗装等の工事が始まります。暮れまでには蘇った白蛇観音がお目見えするはずです。

by ちみ
準備!!
明日は、第5回ヘビの文化賞の表彰式です。
これから会場の準備に行ってきます。
これがまた、納得のいくまで展示レイアウトを組んだりするわけですが、自分にとってやり甲斐のある仕事のうちの一つです。
受賞者等の発表は、明日以降に、トップページのインフォメーションから見られるようになるでしょう。
さぁ、これから作品搬入を開始です!!

by のら
イノシシ(2)
 昨日は、「前橋市の住宅街にイノシシが出現し、4人が怪我を負った」とのニュースが報道されました。イノシシは人に怪我を負わせるだけでなく、農作物等にもかなりの被害を与えます。我が薮塚温泉地区にもイノシシはやって来て畑を荒らしています。今のところ、スネークセンターの敷地内では、イノシシがやって来た気配はありませんが、眼の前まで来ていることは確かです。タヌキやイタチは、以前にも見かけていますが、イノシシがやって来れば、初記録です。

by 地底怪獣バラゴン
伸縮性フック
何年か前まで、伸縮性のスネークフックを売っていた事があるのですが、材料が入手困難になった事、素材の構造上、重たい物を持ったりするとすぐに壊れてしまう事などから、生産を見合わせていました。
もし、素材がすぐにでも手に入るなら、作って欲しい!!という声もあったのですが、以前と同じものを作るよりも、バージョンアップしたものを!!と、考えていましたところ、昨日、見つけちゃいました!!
そして、3本ほどつくってしまいました!!
それが、これ↓
伸縮性スネークフック2006年版

まだ、実験段階までいっていませんが、商品化できそうなレベルまで達して、了承が得られた時に、販売してみようと思っています。

by のら
ほぼ終了
脱皮不全におちいったセイブダイヤガラガラヘビですが、何回かぬるま湯につけてやると、残った脱皮殻は、なんとかはがしやすくなりました。はがしやすくなったと言ってもヘビがヘビだけにそう簡単にはいきません。でもまあなんとかほぼはがし終え、ガビガビだったのが、きれいな姿になりました。おつかれさまでした。

by 綿雲
イノシシ
 15日に、桐生市にカエルの調査に行ってきました。その時に、盛んにイノシシ猟が行われており、かなりの収穫があったようです。薮塚温泉周辺にもイノシシが出没しているようです。亥年は来年ですが、今からイノシシは大活躍です。御正月には、「ヘビとイノシシ」を題材にした特別展がスネークセンターでも開催される予定です。日本では、イノシシはヘビの天敵ですが、熱帯の大蛇にかかれば、逆にヘビがイノシシの天敵になります。

by 地底怪獣バラゴン」
飼育のケージ
蛇研では、様々なタイプの飼育ケージを使っています。
本日は、ケージについて書いてみましょう。
蛇研で、ケージと普通呼ばれるものは、アルミ製のものと一般に市販されているプラスチック製のものや水槽に蓋が付いているもの、そして木製ラック式のものなどがあります。
アオダイショウや実験用のハブなどを飼育する時には、大抵アルミケージを使います。大きさも3タイプくらいあり、ラットなどを入れる時に使われるスライド式の蓋のタイプと、ヘビを入れる時に使う蝶番付きの蓋のタイプとそれぞれありますがいずれもしっかり蓋が閉められ、ロックできます。これらは入れるヘビによって大きさや、タイプを変えて使用します。
プラスチックケージは省略してよく「プラケ」と呼ばれていますが、基本的に、これで長期飼育する事はないのですが、透明な素材を使っているため爬虫類体験教室やマムシ対策研修講座の時に大活躍してくれます。また、特別展などで生体展示をする時などには、ガラスの水槽にしっかり蓋が閉められるるものを使用したりします。
あとは、木製ラック式のもの。
サイズも色々とあるのですが、子ヘビが産まれ、個別飼育をする時などに活躍したり、展示していないヘビをストックする時などにも重宝します。もちろん、これもきちんとロックができます。
ケージマニアにはたまらないお話しでしたw

by のら

モミジ植え
 10日に、秩父に土地を持っている方の土地に行き、モミジを掘ってきました。その日のうちに帰ってきて、白蛇観音の周囲に24本を植樹しました。12日には、根の具合を確かめながら、水をやりました。葉は落ちていますが、元気は良いようです。来年の今ごろは、赤や黄色に色づいていることと思います。いっしょに、モミジ堀をした人は、12日になってから、「腕が痛い。年には勝てない」と嘆いていました。

by 地底怪獣バラゴン
皮はぎ
ご存知のようにヘビは脱皮をしますが、うまく脱げないことも結構あって、そんなときはこちらで何らかの処置をしてあげなければなりません。
ぬるま湯につけておくだけで脱げる場合もありますが、それでも脱げないこともあり、そんなときは捕まえて、はいであげます。

さて今日は・・・ミドリニシキヘビ。
うまく脱げないことが多いヤツです。
しばらくぬるま湯につけたあとで、捕まえてはいでいると・・・
くるくる巻いてきたり、フンやオシッコを出したりと非協力的。
まあ当然の行動なんですけどね。捕まえられるのヤだから。
でも、大きくないヘビなのでそんなに大変ではありません。

やらなければならないヤツらが他にいるのです。
セイブダイヤガラガラたち。
大型のヘビだから簡単に捕まえてはぐわけにもいかないし。
しかも皮が厚いのでぬるま湯につけておくだけではなかなか…。

by 綿雲
ポンプの故障
寒くなってきて、外のヘビたちの活動も徐々に鈍くなりつつあります。
そんな寒くなってきた時に、一番こわいのが温室のボイラー関係の故障。
この時期にこれが起こると、テンパってしまいます。
 「ヘビの状態は大丈夫か?」
 「故障箇所はどこなのか?」
 「原因は?」
 「治る見込みはあるのか?」
など、様々な事を考えながらの行動にしなければいけません。
温水路や電気回路に詳しいスタッフがいないと、余計にこんがらがってしまいます。
業者の手配や、回路などの説明などなど、
この辺を「全くわかりません」で片付けるわけにはいきませんから。
(もちろん、本当に分からなければ「わかりません」と答えますけど)
こんな時に、とっさに答えられるスタッフって、格好いいですし、そんなスタッフに将来的になりたいな、と憧れを持ってしまいますね。

by のら
マムシ
 野外放飼場のニホンマムシを温室内に移動しました。いよいよマムシ放飼場も冬支度になりました。再び、お目にかかれるのは、来年の春になります。同じく野外放飼場のシマヘビは、引っ越しはせずに、放飼場内で冬を越します。今月いっぱいくらいは、晴れた日の日中には穴の外に出ている個体をよく見つけられます。12月以降でも、いわゆる「小春日和」の日には、穴の外に出ていることもあります。ただし、外にいる時間は短く、日中のほんの一時だけです。

by 地底怪獣バラゴン
自己禁止事項
先程、採毒室のバックヤード(通称:蛇庫)での出来事です。
今日の爬虫類体験教室で使う、ヘビたちを選ぶために蛇庫へ行ったわけですが。。。
その場には、わた雲氏とA.S.氏がいたわけでして。
わた雲氏は洗濯を、A.S.氏は、どうやら採毒実演で使うハブを持っていこうとしていたときでした。
その瞬間、、、
「っどぅわぁ!!!!!!」
という声とともにハブの入ったアルミケージを落としたA.S.氏!!
しかも、手を押さえている!?
一瞬の出来事で何があったのか、もしかして咬まれたか!?
と思い、冷静さを取り戻しヘビが逃げていない事を確認した上で
「大丈夫ですか?(網越しに)咬まれました?」と聞くと、
「(勢い余って、網越しにハブの)毒が出て、手にかかった。。。」
とのこと。
本気でビックリしました。
ここで教訓。
「ヘビを扱っていて、何かあっても、特に人が周りにいる際はオーバーリアクションは避けるべき」
という事で、自己禁止事項にしようとつくづく思ったのでした。

by のら
キャベツ
 今年は、柿の実りが悪く、ケヅメリクガメの冬場の餌の心配をしていました。2日にスーパーに行ったところ、大玉のキャベツが99円で売っていました。昨年から今年の冬にかけては、野菜が高く、餌はほとんど柿を使いました。今年は柿の収穫が悪い代わりに、野菜が安そうなので、ひと安心です。ただし、来月以降の天候によっては、野菜が値上がりする可能性もあるので、安心はできません。ここ2,3年は、ケヅメリクガメの餌のの件で、主婦と同様、物価の心配をしています。

by 地底怪獣バラゴン
草津熱帯圏
草津温泉で有名な群馬県の草津にある「草津熱帯圏」に久しぶりに見学に行ってきました。当センターから100kmちょっとで、高速も使って2時間半ほどのところです。紅葉の時期ということもあって、平日にもかかわらず大勢の人が来ていました。

ここのドーム型の温室には、ヘビはもちろんトカゲにカメ、ワニなど多くの爬虫類が展示されています。ヘビはよほど珍しい種類でなければ興味は持てませんが、ここのガビアルは3匹とも30年以上飼育していて、1匹は4m以上あるのか非常に迫力があります。また、ワニガメもかなり大きいのがいます。当センターにも30年ほど飼育しているワニガメがいますが、狭い水槽しかないので、大きくなっていません。ワニガメはヘビと違ってエサがたくさん必要ですので、大きくすると飼育が大変です。

爬虫類としてはとてもなつかしいエリマキトカゲが生きていました。10年以上前になるでしょうか、テレビのコマーシャルでエリマキトカゲの走る姿が話題になり、あちこちのデパートなどで展示をしていました。でも展示しているエリマキトカゲが走る姿など見られるわけではなく、少しがっかりしたのを覚えています。

爬虫類だけでもかなりの種類が展示されていますが、他にもサラマンダー(イモリ)やかわいいピグミーマーモセット、鳥などもいて爬虫類好きだけでなくてもけっこう楽しめますので、草津温泉に行ったとき、またはスキーに行ったときには一度見学に寄ってみてください。

By A.S.

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