蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
見つけた!!
昨日、お休みだったので、群馬県立ぐんま昆虫の森へ行ってきました。
というのも、実は、スネークセンターの園内で、こんなものが見つかったからです。
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ヨコヅナサシガメというカメムシに近い仲間の昆虫です。
それが集団(恐らく、全部で200匹はいたと思います。)で越冬していたのです。
話によると、本来、本州でも中部より西部に生息するはずが、ここ数年で、どんどん分布を拡大してきているみたいです。それが園内にもいたなんて。。。
そして、ぐんま昆虫の森では、こんなものがあるよ、と教えてくれました。
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モズのはやにえにされたニホンカナヘビ。
約10年ぶりくらいに見ました。
スネークセンターの園内で、最近、モズを見かける事があるので、もしかしたら、園内にもいくつかあるかもしれませんね。

by のら
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ウメもまだ
 各地の暖冬で、ウメの開花便りが相次いでいます。ところが、センター内のウメは開花していません。例年ならば2月には開花しますが、早い年は1月に、尋常でない年は12月に開花したこともあります。最も早く咲くのは、アオダイショウ放飼場と熱帯蛇類温室の間の木、資料館右側の木の2本です。今年はどちらも開花していません。開花時期は単純に気温だけで決定されているわけではないようです。

by 地底怪獣バラゴン
ヘビの麻酔
必要なときにはヘビにも麻酔をかけます。ハ虫類の場合投薬量のデータが乏しいため、どれくらいの量を使えばいいのかはっきりしないケースがあります。ヘビでも種類が違うと効き方に差があることが多いのです。

今日の患者はパフアダー。アフリカ産の毒ヘビです。
治療するために麻酔をかける必要がありました。最初はなかなか麻酔の効果が現れませんでしたが、なんとか治療を終えました。
終わったのはいいですが、今度は麻酔から覚めるのに時間がかかります。次の日になっても「ぼ~~~っ」としてることもあります。
犬やネコとは違うことが多いのでけっこう疲れます・・。

by 綿雲
観葉植物
 熱帯蛇類温室には、昨年11月から各種の植物の鉢植えが置かれています。今月に入ってからも鉢数はドンドン増えています。ちょっと見ただけでは全部が観葉植物のように見えますが、花を期待しているものもあります。よく観察すると小さなつぼみがあったり、葉にそっくりな花びらを持ったものなどがあります。大きな花が咲くのは「サクラソウ」で、早ければ来月中にも開花するかもしれません。

by 地底怪獣バラゴン
飼育をしていて思う事
よく、「○○という種類はみんな大人しいよ」という幾つかのケージの前でその種類について話をしているのを聞きます。
確かに、総合的に見ると、そういう話をしている種類については大人しい個体が多いような気もするのです。
ただ、もちろん例外というのもあります。
いくら大人しいといわれる種類であっても、よく咬んでくる個体もいますし、その逆ももちろんあります。
例えば、ビルマニシキヘビ。
第2(大蛇)温室で飼育されている大きな個体は、さほど大人しいとも言えず、「性悪ビルマ」とあだ名が付けられるほど。
あとは、ミドリニシキヘビ。第1(毒蛇)温室で飼育のものは、よく聞く「攻撃をよく仕掛けてくる!!」なんてことはなく、意外と近寄って写真を撮っても案外平気。
なので、私の場合、よく「この個体は・・・」なんてお話しをします。
その際には「この種類が・・・」と総合的に見るのではなく、「この個体が・・・」と思うようにして下さいね(^o^)b

by のら
体重計
 昨年12月に体重計を購入しました。150kgまで計れる大型のものです。大型のニシキヘビの体重を計測可能です。購入前は人用体重計にヘビを乗せて、すったもんだの末、計測していましたが、これからは計測が楽になります。春の大蛇フェスタでは、「大蛇の公開体重測定」を行う予定です。

by 地底怪獣バラゴン
WHO
世界の血清等に関する会議があり、ジュネーブのWHO本部に行ってきました。会議は数年おきに行われていて、前回は2001年で英国が会場でした。今回はテーマに狂犬病も加わって、
Rabies and Envenomings: a Negrected Public Health Issue というタイトルです。
アフリカなどの血清を作っていたヨーロッパの機関が次々と撤退して、血清が完全に足りなくなっています。これを何とかするためには、よそで代わりに作るか、新たに血清を作る施設を立ち上げるしかありませんが、財政的な問題もあり、簡単にはいきません。他の疾病に押されて、後回しにされているのが現状です。結局、WHO主導で全体的なプランを作る他はなく、今回の議論を元に、作成することになりました。

日本でも、現在血清を作るのは、熊本の化血研だけになっており、支援できるとしたら、財政面と研究者の養成くらいです。奄美群島で行ってきたハブに対する予防接種も、今ひとつ効果はありませんでしたが、咬まれてから医療機関まで時間がかかる場合には、多少は役に立つかもしれません。

by ちみ
綺麗になった!!
携帯が水没し、慌てて機種変したら、カメラ付きの携帯でなくなった、のらです。
いつも思う事なのですが、脱皮直後のヘビは綺麗ですねぇ~
今朝も、アメジストニシキヘビとパフアダーが脱皮しました。
第1(毒蛇)温室で飼育されているヘビの中では、この2種は模様も色も綺麗なヘビの内に入ります(と思っているのですが)。
さらに脱ぎたてともなると、それはもう・・・本当に綺麗です!!
まるでビロードのような感じ(分かり難い表現かもしれませんが)。
ある意味、期間限定になってしまいますので、是非見に来て下さいね!!

by のら
朝の鳥
 私は6時30分から7時30分頃にかけて、出勤することが多いのですが、他の職員が出勤前なので、よく野鳥が所内にやって来ています。カエル池には、以前はコサギがよく来ていて、池の水の中を啄んでいました。ところが、この1年くらいは、あまりコサギが来ていません。もしかすると、コサギの餌のカエルや小魚、ザリガニといった生物が少なくなってしまったのかもしれません。

by 地底怪獣バラゴン
久しぶりにドキッ!!
最近ヘビを扱っていてコワイ思いをすることもめっきり少なくなりました。この‘慣れ’感が危ないんでしょうね、きっと。
そんな中、シンリンコブラを扱っていたら……
フードを広げて立ち上がって威嚇してきました。
久しぶりにドキッとしました。ちょっとだけ。
まあタイパンとかは扱ったことないから、この先未体験のヘビを扱う時にはそれなりにコワイ思いをすることもあるかもしれませんけど。

by 綿雲
驚異の戦争
 驚異の戦争ー古代の生物化学兵器ー(講談社文庫)を読んでいます。神話時代からの、毒等を使った武器や戦争が様子が記載されています。両生類の毒には青線を、爬虫類の毒には赤線を引きながら読んでいるのですが、線だらけになっています。それほど、カエルやヘビの毒は、兵器として使用されたり、語り継がれて来たのだと思います。

by 地底怪獣バラゴン
マクラギヤスデ
本日は、県外からとある博物館の方々が見えました。
3月からの土壌に関する特別展で、ヘビに関する展示もするそうです。
そこで「ムカデやヤスデの類は展示します?」なんて話をしましたところ、リストには入っているがなかなか手に入らないとの事でしたので、園内にいるムカデやヤスデを探してみました。
こんな雨の日は、いつもならあまり収穫はなく、ましてや冬の寒い日です。そんな環境でもいるのか?なんてことを思いつつ、ザクッと朽ち木をめくると・・・
マクラギヤスデ


いました。マクラギヤスデです。
しかも、こんなのがウジャウジャと朽ち木の裏に付いているではありませんか!!マイナー生物大好き人間にとっては、結構何とも言えない嬉しい瞬間です。
こんな天気で寒い日でも、いるところにはいるのですね。。。

by のら
子マムシの給餌
10匹ほどの子マムシをプラケースで展示しながら飼育しています。生まれてから2ヶ月半ほど飼育していますが、今残っているのはエサ(ピンクマウス)をよく食べてくれる子マムシだけです。今では顔の前にピンクマウスを近づけると、咬むというよりそのままくわえて呑み込み始めます。採毒に使っているマムシは、エサを近づけると必ず咬みついて放します。
ペットの無毒ヘビならもちろんマウスを近づけるだけで食べてくれますが、マムシも直接ピンセットからエサをくわえて食べてくれると、ペットのように愛着が湧きます。だからといって手を出せば間違いなく咬むと思いますが。

順調に成長すれば3年ほどでようやく採毒できるほどの大きさになります。でも1匹からは非常にわずかしか採取できません。成長したマムシでも乾燥量で平均20mgほどしか採取できませんので、1g集めるのに50匹から採毒しなければなりません。というわけで血清製造のためのマムシ毒の採取は結構大変なのです。

By A.S.
メタボ
 世の中、メタボ(メタボリックシンドローム)という言葉が流行っています。2003年8月にやって来たケヅメリクガメは、当時12kgでしたが、今では、18kgです。甲羅が大きくなっているのならよいのですが、甲羅の長さは変わりません。2年4ヶ月で体重50kgの人が、身長が変わらずに75kgになったようなものです。他のケヅメリクガメに比べても、明らかに太りすぎです。冬の間にダイエットに取り組みます。

by 地底怪獣バラゴン
正月も治療中
あけましておめでとうございます!!

治療していたヘビたちも昨年中にみんな治ってくれたらよかったのですが、なかなかそうもいかず正月も治療を継続中です。しかも数が多い…。しばらく大変そうです。

スネークセンターは今年も年中無休。もちろんお正月もやってます。ぜひ遊びに来て下さいね。お待ちしてます!
ヘビにさわってみたい人、ヘビのことをもっと知りたいと思っている人はスタッフに声をかけてくださいね。

では今年もよろしくお願いします!!!

by 綿雲
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