蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
大物の死
飼育していた大きなハブが死んでしまいました。長さを測ってみると174cmあり、体重が900gでした。頭と首に化膿して膿がたまっていたのを治療してもらっていたのですが、少し元気なってきて、この数ヶ月はエサも食べるようになっていました。その前は半年以上もエサは食べていませんでした。膿瘍があったということもあるのですが、かなり大きい個体で、いつも行っている採毒実演のように麻酔をかけないで採毒するのには恐怖を感じる大きさでした。

このくらいの大きさになると牙の長さも優に2cmを越えています。体重もあり、力もあるので、片手で首を持つのがかなり大変になり、また、ちょっとでも指がずれると牙がとどいてしまいます。

もしこのハブが健康だったら体重が1kgはあったと思います。現在、毒蛇温室で展示しているハブもこれくらいはあると思います。また、蛇庫で20年以上飼育しているハブ2匹もかなり大きく、汚れたケージを交換するのでさえ多少恐怖を感じます。今までに最も大きかったのが240cm、数年前に220cmのハブが捕まっていますが、とても扱える大きさではありません。

ちなみに死んだハブは無駄になるわけではなく、冷凍保存しておき、日曜日の「ヘビのお食事タイム」の時にキングコブラのエサになります。これくらい大きいと体重がいつも与えているハブの2倍くらいあるので、かなり満足してくれることでしょう。

By A.S.
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「あるある」の影響?
このところ、クイズなど、テレビ番組でヘビを使う場合の相談が増えています。もともと、こういう相談は多かったのですが、最近はほぼ連日、複数の相談が寄せられています。

例の「あるある」の捏造問題の後、視聴者の目も厳しくなったのでしょうか、番組を作る側がかなり慎重になっている傾向が見えます。おおいにヘビを使って欲しいとは思っているので、気軽に相手をしておりますが、あまり多いのもちょっと、という感じです。

by ちみ
意外と大人しかった。。。
第1(毒蛇)温室に展示したトウブグリーンマンバ。
落ち着かなく動いていたのが、最近は、木の上でじっとしている事が多くなり大人しくなりました。
「・・・もしかしたら、写真、撮れるかな・・・?」
と思い、思い切って撮ってみる事に。
寄ってみても、意外とじっとしてくれています。
それでも、ブラックマンバやタイパンほどではないにしろ、妙なプレッシャーが撮影中にあります。
ですのでカメラの光学ズーム(あまりデジタルズームは使わない派なもので)をいっぱいにしての撮影。
やはり、咬まれたら危ないですからね。。。
トウブグリーンマンバ

↑それで撮れた写真の内の1枚です。

by のら
今年もムカデが産卵
昨年は5月15日にムカデの産卵について書きましたが、今年は早くも産卵しました。毎年のように年越しでムカデを飼育していますが、2月に産卵したのでは初めてです。もちろん無精卵ですので、しばらくすると自分で食べてしまいます。朝見たときには口で卵の表面をきれいに掃除していました。

卵がふ化して子虫が出てきた場合でも、一回脱皮して親元を離れていくまではしっかりと世話をしています。

ヘビの場合は卵や子ヘビを産みっぱなしというのが多いのですが、ニシキヘビが産んだ卵を抱いて、体を震わせて体温を上げ、エサも食べずに献身的に卵を守っているのを見ると、母親の愛情に強さを感じます。

By A.S.
五分咲き
 センター内のウメの花が、かなり咲きました。平均すると五分咲きといったところです。早い木は、八分咲きくらいです。あと1週間ほどで満開になる木が多いようです。ひな祭りの頃が最高の見頃だと思います。サクラの花芽もかなり大きくなってきました。この調子ならば、3月中にも開花しそうです。

by 地底怪獣バラゴン
出力下げ
あたたかいですね。
このまま春になってしまいそう・・。

まだヘビを飼育している温室は暖房してますが、昼間は気温が結構高くなるので飼育室の温度も30℃を超えることがあります。治療中のヘビはさらに補助的に保温器具を使っていることが多く、さらに温度が上がってしまいます。さすがに今日は暖房のレベルを「Low」に下げました。水に浸かっているヘビも多くなってます。でも朝晩はまだまだ寒いので閉める時には「High」にして帰らないといけません。


by 綿雲
毒蛇温室のニューフェイス
12月の裏話の中で、A.S.氏が、トウブグリーンマンバのことについて書いていましたが、第1(毒蛇)温室でのトウブグリーンマンバの展示が、今日から始まりました。
今日の状態は、まだ脱皮前でうっすらと白くくすんだ黄緑色をしていますが、しばらくすると、綺麗な黄緑色になった姿が見られると思います。
サイズもまだあまり大きくないのですが、動きは速く、毒もとても強いので、やはり飼育には大変気を遣うヘビです。
A.S.氏に聞くと、この個体は、餌を与える前に覗くと、「餌ちょうだい!!」と言わんばかりに、こちらをうかがってくるのですが、そのくせビビリ屋さんなところがあって、ちょっと大きな餌を食べている時に、ちょっと覗いただけでも餌を吐いてしまったり、暴れ出すと、大変な事になるので、お食事タイムの出演の際は、できるだけ刺激をしないようにして下さいね。
さすがに、このヘビは、写真撮影はしばらく控えたいです。。。

by のら
今時の訪問者
今、センター内では梅の花が花盛りです。
梅に誘われていろいろな訪問者がやってきますが、中でもにぎやかなのがメジロです。何羽も群がって、せわしく飛び回りながら蜜を吸っています。添付した写真は、昨日小雨の中で撮ったものですが、雨の中でも元気いっぱいです。

by ちみ
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シマヘビ出現
 今月に入っても、異常な暖冬が続いています。毎日、シマヘビ放飼場を観察しているのですが、晴れれば、ほとんどの日でシマヘビは冬眠穴から出てきています。ただし、穴の外にいるのを見られるのは、日中の一番暖かい時間帯のみです。また、数も多くありません。体温も低いようで、人が近づいても、素早く逃げることもありません。このまま暖冬が続けば、来月には少しは素早くなると思います。

by 地底怪獣バラゴン
自分でエサを食べないハブ
2004年5月に生まれた(胎生)カクツラハブ(Trimeresurus puniceus インドネシア産)は、生まれてから1度も自分でエサを食べてくれません。2年9ヶ月間強制給餌で飼育してきたわけです。
エサを与える時はピンセットの大きいので頭を挟んで捕まえますが、ほとんどあばれることはありません。ピンセットで挟んだピンクマウスを閉じた口に押しつけると、牙を立てて咬みつきます。その時にすかさず口の中にピンクマウスを突っ込んでいきます。

アオダイショウの子ヘビなどに比べて口も開けやすく、しかも大きいので強制給餌はしやすいのですが、子ヘビとはいえ毒蛇なので咬まれないように気をつけなければなりません。でも強く持ちすぎてもヘビが弱るので気を使います。ピンクマウスは奥まで突っ込まなくても自分でくわえていれば、そのままそっとケージに戻せば、後は自分で呑み込んでくれます。

生まれた時から強制給餌しているのはカクツラハブだけですが、その他にツシママムシ1匹とネゲブエキスクサリヘビ2匹も強制給餌で飼育しています。他の動物と違って週1回の給餌なので、それほど負担ではありませんが、カクツラハブと違ってあばれてくさい臭いや糞をまき散らしますので、いつも嫌な思いをします。

By A.S.
嬉しくって♪
実は、最近デジカメを買い換えました。
というのも、前に使っていたデジカメのシャッターが壊れ、型も古くなってしまって、、、よりによって、先日自分の失敗でカメラ付き携帯を水没させてしまい、機種変した後に、カメラ無し携帯という事に気付き。。。
なので、ここぞという時に撮ろうと思ったら、研究所のデジカメを取りに行くよりも、やはりサッと出して撮れる方がよい!!
ということで、コンパクトのデジカメを新しくしたのです。
嬉しくって色々と写真を撮っていますが、数年でデジカメの性能も相当良くなるものですね~(^o^)
以前と同じメーカーのものを買ったのですが、より小さくなったのに画素数も多くなり、色の再現や、その他の機能も向上していて、申し分ないです。
今は、2007年度のスネークファンクラブ会員証に使う写真を撮っていますが、どんなヘビの写真が撮れて使われるのか、会員の方は、楽しみにしていて下さいね(^o^)/

by のら
 今年は暖冬のために、放飼場内の池が凍ることがあまりありません。ビオトープ(カエル池)も、氷が張ることはあまりありませんでした。カエル池は昨年から本格的に整備を始め、水路を作ったり新しい植物を植えたりしています。例年だと厚い氷が張ってしまい、植物にも影響があるかもしれないと思っていたのですが、今年はほとんど氷による影響はなさそうです。

by 地底怪獣バラゴン
Dangerous Australians
「Dangerous Australians」という言葉で、何を連想しますか?

「オーストラリアの危険な人物」などと考えると、とんでもない間違いです。
実はこれ、昨年オーストラリアで発行された、切手シートのタイトルで、「オーストラリアの危険な動物たち」がテーマになっています。
普通に発行されたのとは別に、特別なシートが出されていまして、その表紙と内容を下に掲載しました。表紙はセアカゴケグモ、切手の方はセアカゴケグモの他に、ホオジロザメ、トウブブラウンスネーク、六方クラゲ、イリエワニ、ヒョウモンダコの6種です。面白いのは、普通に発行された方には、セアカゴケグモはなく、代わりにセグロウミヘビが入っています。

なぜこうなったのか、説明によれば、切手のサイズでセアカゴケグモを描くと、大きさも本物そっくりで、手に取った人が本物と間違えるおそれがあるからだそうです。なるほど、切手シートの方も、セアカゴケグモだけ回りに目打ちが打ってなくて、簡単には切り離せないようになっていて、いかにも使いにくくしてあります。こんなのありでしょうか。

by ちみ


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早くも冬眠からの目覚め
職員がセンター内でアオダイショウの子ヘビを捕まえてきました。いくら暖冬で暖かいとはいえ、2月の上旬にヘビが出てくるなんていうことは予想もできませんでした。さすがに異常気象だと思っていると、一般の人(埼玉)から「裏の藪にアオダイショウが出ているが、戻ることができるのか」という問い合わせの電話がありました。

今日が特に暖かいというわけではありませんが、今年は1月から春を思わせる日もあり、車に乗っていると時には汗をかくような日もあります。このまま暖かくなると3月にはあちこちでヘビが見られるかもしれません。

マムシに咬まれる人がでるのは早くても3月下旬くらいからですが、今年は3月上旬には事故の一報が入るかもしれません。2月とはいえ暖かい日に藪や草むらで作業するときには十分気をつけてください。2月中に野生のヘビを見たら、ご一報ください。ただし、沖縄や奄美は除きますが。

By A.S.
開花
 やっとウメの花が咲きました。アオダイショウ放飼場と熱帯蛇類温室の間の斜面の木です。この木は毎年、所内では1番か2番目に開花するものですが、今年も他の木よりも早く咲きました。おそらく1週間後あたりには、他の木も開花し、2,3週間後には、かなりにぎやかになると思います。

by 地底怪獣バラゴン
鼻血
現在治療中のパフアダーが鼻血を出しました。
別に興奮して出したわけではないハズ。

口の中がただれているのでそのせいだと思われます。
口内炎だと思いますが、今までとは印象が違う感じがします。

いろいろと困ったもんです。

by 綿雲
今年で7回目!!
今年から、4月29日は「昭和の日」なんですね~
その昭和の日(旧・みどりの日)と言えば、、、ペット爬虫類コンテストの日!!
ということで、今年もやります!!
さらに、今年からペットショップ等の出店希望があった場合、出店許可が出るように検討しております。
今年も、沢山のご応募、そして出店希望、お待ちしております!!
そして、皆さんで盛り上げましょう!!

by のら
感染症
 鳥インフルエンザ、ツボカビ症と動物の感染症の話題がマスコミを賑わしています。インフルエンザもツボカビも直接、爬虫類に大きな影響を与えるものではありません。しかし、輸送の制限や飼育器具の消毒等で、爬虫類関係にも影響が出る可能性はあります。特にツボカビは両生類が感染すると大きな影響があるので、カエルを主食としているヘビなどは注意が必要になる可能性があります。

by 地底怪獣バラゴン
蛇研への問い合わせより
昨年もEメールで500件以上、電話では250件ほどの問い合わせがありました。メールでは、ヘビに関する生物学的な質問やヘビの判別などの質問が多くあります。単に「○○のような模様のヘビはなんですか」というような質問もありますが、最近ではデジカメが普及しているだけでなく、ほとんどの携帯にもカメラがついているので、写真をメールで送って来られることが多くなりました。写真があればよほどピンぼけでない限り判別できますが、たまにかなり小さな見えにくい写真を送ってこられる時もあります。

ツバメが巣を作る時期になると、アオダイショウが巣をねらってくるので、忌避剤や防ぐ方法などの問い合わせが多くなります。
咬症に関する電話は、4月から10月上旬くらいまでですが、昨年は秋でもかなり暖かい日があったので、11月に人がマムシに咬まれた事故とイヌが咬まれた事故もありました。今年はかなり暖かいので、このままだと3月中旬にはマムシ咬症の連絡が入るかもしれません。

昨年は、ヤマカガシによる死亡事故がありました。こちらに連絡が入ったのは咬まれて4日後ですが、2日後にはすでに脳内出血を起こし、連絡があった時にはすでに脳死状態だったので、血清を使う機会がありませんでした。1985年に亡くなった中学生も脳内出血によるものでした。
マムシによる死亡事故もこちらに連絡があったのが受傷後6日後で、その時点で急性腎不全を起こして血液透析をしていて、さらに肺水腫のために人工呼吸もしている状態でした。蛇毒は何日も体内にあるといっても、6日も経ってから血清を投与してもほとんど血清の効果は期待できません。

何ヘビかわからない時、ヘビかどうかもわからない場合もかなりあります。また、本人がヘビの判別を間違っている場合もかなりあります。とにかくどのようなケースでも早めに連絡してください。早期に適切な処置をすれば、それほど重症化することはありませんが、何度も言っているように、毒性は強く、特に子供と高齢者では1,2日で死亡するケースもありますので、気をつけてください。毎年5,6名が死亡し、その何倍もの人が重症になっているのが現実ですので。

By A. S.
冬眠
最近「ヘビはちゃんと冬眠してますか」という質問を受けることがあります。それというのも、暖冬のせいで、冬眠しないクマ、などという記事が出たりするもので、まあ当然と言えば当然の質問です。

大丈夫、ヘビは冬眠しています。群馬県の平野部では、ふだんでも滅多に雪は降りませんが、それでも一冬の間に全く降らないと言うことはありませんが、今年は2月に入ったというのに、まだ一度も降っていません。というくらいの暖冬なのは確かですが、それでも場所によっては氷が張りますし、ヘビが活動するのには、寒すぎます。ただ、この調子だと、冬眠あけは早まりそうです。

by ちみ
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