蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
移動してる
 野外放飼場のヒメハブは、ほとんど昼間は動くのを見かけることはありません。ブロックの穴の中に入っている個体も、昼間は移動しないのだろうと思っていました。ところが、各穴に入っている個体数を数えてみると、朝と夕方で確実に増減があります。数は少ないにしろ、確実に昼間も、穴からの移動があることが分かりました。

by 地底怪獣バラゴン
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御要望にお応えして
シマヘビのアルビノのもっと大きい画像をお願いします!!
というリクエストがありました。
ということで、この裏話の場を借りまして、アップしましょう!!
顔のアップを見たら、瞳孔が赤いので、アルビノだなぁ、と分かります。シマヘビのアルビノ

今週末か、来週あたりから展示をしようかな、と思っています。

by のら
シマヘビのアルビノ
じとぉ~~~っとしているこの時期、みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
さて、蛇研で私も見た事がないヘビを先日引き取りました。
種類はそんなに珍しくもないシマヘビなのですが、実はアルビノなんです!!詳しくはこちらに載っていますのでご確認下さい。
まだ、昨年生まれの幼蛇のようで、まだシマヘビ幼蛇特有の模様が残っていて小さな個体です。
シマヘビの幼蛇は大抵餌付きが悪いので、食べてくれなかったらどうしよう・・・とも思ったのですが、本日置き餌で冷凍ピンクマウスSサイズを与えてみたところ、、、ちょっと目を離した隙に食べてくれました!!!!!!
このままだと、展示ができる日もそう遠くないかもしれませんね。

by のら
ブロックの中
 先日、「野外放飼場に展示中のヒメハブを、どうしても見つけることができない」と御客様から言われました。私が御一緒して、ブロック塀の穴の中を、指さすと、すぐに所在を理解してくれました。私が「一匹、見つけられれば、もっといるのが、分かるはずですよ」と言うと、たちまち、何匹も見つけることができました。私も初めて、沖縄でタコ捕りをした時は、初めの一匹がなかなか発見できませんでした。ベテランから所在を教えてもらった後は、自分でも、見つけられるようになりました。

by 地底怪獣バラゴン
出張マムシ対策研修講座
4月から月1回「マムシ対策研修講座」を開催していますが、今回群馬県造園師組合の方からの依頼で、ヘビを持って出かけていき研修を行いました。
35名ほどの方が参加され、久しぶりに受講者の多い研修となりました。
造園業の方でもあまりヘビに出くわすことはないようですが、これからの時期草刈りなどの時にマムシに咬まれる危険もあり、また、ヘビのことを聞いても人によって言うことが違うということで、研修を依頼されてきました。

研究所での研修には様々な職業の方が参加されます。農業、林業、自然観察員、趣味で自然の写真を撮られる方、トレッキングなどをされる方、看護士、医師などいろいろな方が参加されるので、一般の方には毒や治療に関してあまり専門的な話をしても仕方ないのですが、医療関係者にはもちろん診断や治療に関して詳しく説明する必要があります。話をする時に結構気を遣いますが、今回のように同じ職業の人ばかりであれば、このようなことに気を遣わずに話ができますので、気分的には楽です。

来月は旅行医学会で講演を依頼されているのですが、医学会とは言っても参加される方が医師、看護士はもちろん、ガイドや添乗員などの方も参加されるということで、ヘビの判別や応急処置について一般の人にはわかりやすく話をしなければいけないのですが、医療関係者にはかなり専門的な解説が必要になります。話をするのは質問時間を含めて40分ほどでわりと短いのですが、その分わかりやすく話をまとめておかなければなりません。

By A.S.
せっかくきれいにしたのに…
ケージの掃除をしてヘビを戻すとさっそくうんちやおしっこをするヘビがいます。
水入れをひっくり返してビチョビチョにするヘビもいます。
また掃除のやり直しです。
わざとやってんのか!!とマジで腹立つことがありますが、
まあそんなことはないんでしょうけど。
いろいろやってくれますぅ。

by 綿雲
ヘビに関する災害伝承
昨日、放飼場の餌を取りに行った帰り道、車中でラジオを聞いていて、災害伝承のホームページがある事が紹介されていました。
ただ、このページは学術的な裏付けがないものもあったりなど、提供された情報のまま載せているものです、と注釈があります。
このホームページの中で、ヘビの事がどれくらい出ているのか気になったので、調べてみました。
漢字で「蛇」と入力し検索すると8件、「ヘビ」と入れると4件、「へび」と入れると1件、「青大将」と入れると1件ヒットしました。
前兆の事について書いてあるものは、水害や雨、地震、火事のことばかりでした。
・・・学生時代に、ヘビの調査をしていた頃、行けば間違いなくヘビが捕れる場所で1匹もヘビが捕れない日があり、その後に地震が起きた・・・なんて事を思い出しました。
あとは、伝説的な事や地名等になります。
いずれもなかなか面白い内容が書かれていました。
ただ、他のキーワードで、きちんと調べてないのですが、何だか良い教訓をもらった様な気がしています。

by のら
高温
 6月に入って、高温が続いています。普段の年ならば、梅雨に入っている時期ですが、梅雨入りも未だです。野外放飼場のシマヘビは、日中は体温が高くなりすぎるため、日陰にいます。一方、ケヅメリクガメは、朝から体温が高いために、一日中食欲旺盛です。毎年、野外放飼場のヘビとカメを観察していると、今年の気候の特徴がよく分かります。

by 地底怪獣バラゴン
ヤマカガシ頸腺毒による被害
 病院から電話があり、眼科からだということでたぶんヤマカガシでも叩いて頸腺の毒が眼に入ったのだろうと思ったら、やはりそうでした。今年は今回がはじめてです。昨年は農家の人が鎌で切りつけて頸腺毒が眼に入っています。毎年1件くらいしか問い合わせはありませんが、実際には何件か起きていると思われます。

 ヤマカガシが毒蛇であることはかなり知られてきましたが、首のところにも毒があることはまだあまり知られていないようです。頸腺については1935年にその構造などについて報告があり、1953年のが最初だと思いますが、眼障害の報告があります。くれぐれも毒蛇にはちょっかいを出さないようにしてください。

By A.S.
スネークセンターで実習中
私は5月28日から、スネークセンターで実習していますが、時間が経つのは早いもので、もう2週間が経ちました。
実習の内容としては、ヘビ達のケージ掃除や給餌、土日のイベントの手伝いなどをしています。他には、フィールドに出てヘビやカエルを捕獲したり、ハブの頭骨標本を作ったりと、なかなか出来ない体験もさせて頂いています。
給餌では、ヘビが餌を捕らえる姿を間近で見学出来てとても感動しました。特にボアやニシキヘビなどの大蛇の給餌はすごい迫力だし、毒蛇と無毒蛇の餌の捕らえ方の違いも見ていて面白いです。
実習前まで殆どヘビについて無知だった私も、少しずつですが知識もついてきたと思います。
実習期間も残り1週間です。最終日(17日)には、採毒実演の説明を任されています。不慣れなので失敗するかもしれませんが、自分なりの説明が出来るように精一杯頑張りますっ!!

by 研修生Y.S
桐生自然観察の森
本日は、桐生市にあります桐生自然観察の森で「ヘビと仲良くなろう」というタイトルでお話をしてきました。
滝のような雨が降る中、聴講者も集まっていただき、丁度野外に出てみましょうか、という時に雨も一時的に止んでいました。
野外では、ヤマカガシやアオダイショウの子ヘビが観察でき、実物を見ながらどういう所に住んでいるかなど、お話をすることができました。
参加していた子どもたちも、はじめは怖がっていましたが、ずいぶんとヘビへの恐怖心も薄れ、最後にはヘビに触ることもできました。
タイトルである「ヘビと仲良くなろう」が達成できたことが何よりうれしかったです。

by のら
人工授精
7日、8日と、神戸市王子動物園で「希少動物人工繁殖会議」が開かれました。今年で第15回だそうで、私は昨年から参加しています。今回は、「ヘビの人工授精法」について簡単に紹介してきました。
ヘビの人工授精は意外と簡単です。まず、精液の採取法ですが、マッサージ法を使います。ヘビの場合、輸精管が長くてそこに成熟した精子が貯蔵されています。また、体が細いので外側から輸精管を圧迫しやすいので、丁寧にマッサージ・圧迫を繰り返してやると、簡単に精液を採取することができます。
ふだんスネークセンターでは、ほとんど人工授精は行わず、自然な交尾に任せていますが、今後はデータを集めるためにも、少しずつ人工授精も増やしていきたいと考えています。究極の目標は、キクザトサワヘビのような絶滅に瀕したヘビを救済することです。

by ちみ
甲羅に穴
現在、クサガメを治療中です。
甲羅の一部が軟らかくなって穴が開いてしまう病気です。
継続的な治療が必要で甲羅も元通りにきれいにはなりません。

当たり前ですけど、ヘビとはまったく違う動物なので治療にも頭を悩まされます。甲羅があるってのが、何かとたいへんなんですのよね~。

by 綿雲
 シマヘビ放飼場内には、様々な樹木が繁っています。今は、枝や葉が急激に生長する時期で、少し油断していると、塀や電線近くまで、伸びてしまいます。あまり近くまで伸びると、そこからシマヘビが脱走する可能性があるので、枝切りはかなり時間のかかる仕事です。ただし、ヘビはジャンプはしないので、下の枝から跳び上がってくることはありません。

by 地底怪獣バラゴン
登山医学シンポジウム
2日、3日と、宮城県蔵王町で「第27回日本登山医学シンポジウム」があり、招待講演で「日本の蛇咬症」について話をしてきました。このシンポジウムの内容は、http://www.southmiyagi-mc.jp/27jsmm/で、見ることができますが、面白い講演が多かったです。中でも吉野の山中で千日行を行った方の極限状態での話とか、神戸の六甲山で崖から落ちて、24日後に22.4℃という低体温で見つかり、回復した人の話とか、登山と離れたところで面白い話を多く聞けました。

蔵王連峰は学生時代にけっこう歩いたところで、今回もちょっとだけ歩いてきました。ヘビには出会いませんでしたが、沢ではタゴガエルが鳴いていて、シロヤシオが咲く下には、シラネアオイの群落があり、花が咲き始めていました。

by ちみ
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