蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
アメリカでの毒ヘビ咬症事情
先日「世界まる見え」という番組で、アメリカでの毒ヘビ咬症についての映像がありました。その中でタイコブラに腹部を咬まれて穴が空いていたものは、数年前に使われたもので、その時はもう少し映像は長かったのですが、こちらにビデオと会話の日本語訳が送られてきました。

その映像もけっこうおもしろいと思いましたが、今回はショップに植木を買いにいてガラガラヘビに咬まれたり、ヘビ使い?がブラックマンバに咬まれたり、またボアが人家に侵入したりで、さすがアメリカという感じです。

最近、国内でもコーンスネークやキングスネーク、ボールニシキヘビ、ビルマニシキヘビなどが逃げていることがあります。また、無許可で飼われているペットの毒ヘビに咬まれる事故も起きています。
かなり前には、動物園などでは飼育係がタイコブラに咬まれて呼吸が停止した例(死んではいませんが)や指を切断した例もあります。ペットのガラガラヘビ咬症も数件起きています。
1971年には輸入された木材にまぎれて生きたキングコブラが入ってきており、2001年にも、まだ子ヘビでしたが生きたキングコブラが外で捕まっています。このニュースはアメリカでのテロの日の前日なので、話題性はかなり高いのですが、テロの話題で吹っ飛んでしまい、地元以外はほとんど知られていません。

もちろん他にも動物園での飼育ヘビやペットによる咬症も起きていて、このようなこともアメリカと肩を並べている感があります。ただ、国内では動物愛護法が厳しくなり、毒ヘビや大型のニシキヘビはかなり規制されました。その点アメリカより少し進んだかもしれませんが、以前から毒ヘビや規制されているニシキヘビを飼育している人もいるので、当然咬まれる事故や逃亡事件が起きる可能性は十分あります。

By A.S.
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だいぶ馴れました
 8月14日に、新しいケヅメリクガメがやって来ました。東京都の方から寄贈していただきました。すぐに野外放飼場内で、飼育が始まりました。最初は、急に広い場所に移転したので、面食らっていたようです。雑草は食べていたのですが、あまり活発ではありませんでした。今週に入ったあたりから、だいぶ馴れてきたようで、広い場所の歩き方も、うまくなったようです。10月中旬までは、野外での生活が続きます。

by 地底怪獣バラゴン
運がよかった?マムシ咬症
7月は病院からの連絡がほとんどなかったのですが、8月になって暑くなりマムシ咬症の連絡が何件も入っています。ただ、昼間は暑いので、夕方から夜にかけて咬まれることが多く、先日も夕方河原の草むらで咬まれたということで連絡がありました。しかし、咬まれたのは3日前で、咬まれた時も少し血がにじんでいただけであまり痛みもなかったためそのままにしておいたということでした。咬まれた時はヘビを見たわけではなく、もちろんマムシかどうかもわからないということです。

翌日も少し赤くなっていたくらいで、腫れもその付近だけだったので病院へは行かず、2日経って咬まれた方の足と手がしびれてきたため3日後に病院へ行ったようです。その後夜12時近くに咬まれた本人から電話がありました。1.2cmの間隔で牙痕が2つあるということでした。暑い日、河原の草むらで夕方咬まれたというのは、ある意味マムシ咬症の典型的な例ですが、その割には症状が軽すぎます。よく聞くと咬まれたところがくるぶしの少し上で、ちょうど骨のあるところのようでした。今回のように皮膚のすぐ下に骨のあるところを咬まれると、牙が深く刺さらないため毒がわずかしか入らないことがあります。以前もくるぶしを咬まれて軽くすんだ例がありました。

今回のように牙痕の間隔が1.2cmもあれば、ある程度大きなマムシです。もし、まともに咬まれて毒が入っていれば、かなりひどくなっていたかもしれません。咬まれたこと自体は運が悪かったのですが、咬まれたところが骨の上でだったため毒がわずかしか入らず、不幸中の幸いと言えるめずらしいケースです。

まだしばらくは暑い日の夕方から夜にかけては池や川の近くにマムシが出てきますので、十分注意してください。

By A.S.
電柱登り
 所内には、いろいろな実験設備があります。アオダイショウ放飼場内の電柱も、ヘビの登攀防止策の実験に使用されるものです。設置した「ヘビ返し」の確認に行ったところ、「返し」の上にアオダイショウが乗っていました。下から登ったのであれば、「返し」の効果はなかったことになるのですが、木の枝等を経由して、「返し」の上に出た可能性もあります。いずれにせよ、これからは涼しくなるので、アオダイショウの行動が面白くなります。

by 地底怪獣バラゴン
注射をされたカメ
バックルームでは飼育されているフロリダアカハラガメが2、3日前から何となく元気がありませんでした。このカメは他のカメ3匹と同居していましたが、もともと餌を食べるのがヘタということもあり、とりあえず単独飼育としました。
そしてこのフロリダアカハラガメ。
その後、注射治療を受けました。しかも2本。
温厚なカメなのですが、さすがに注射をされるのがヤだったらしく、珍しく怒りました・・;。

by 綿雲
こんなにいたのか
昨日から、つい先程まで、江戸川自然動物園のN氏がいらっしゃってました。
フィールド調査を兼ね、スネークセンター周辺や園内で、ヘビの出そうな場所をあちこち回って見たのですが、自分でも意外や意外な場所を見つけてしまいました。
スネークセンター園内のとある場所に、物凄く涼しい場所があるのですが、そこに昨日から今朝にかけて8匹のヒバカリが確認されました。
以前から、ここはヒバカリがよく見られる所だよなぁ・・・とは思っていたのですが。
出てきている時間帯は本当に早朝開園前や夕方閉園後で、真夜中には確認出来ませんでした。どうも時間を集中させて出現している感じです。
うち1匹は残念ながら死んでいる個体だったのですが、その他にいた個体はほぼ同じエリアで確認されました。
もちろん、スネークセンターの野外や室内においても、ヒバカリは飼育していませんので、完全に野生の個体であることは間違いありません。
実は、こんなにヒバカリを12時間以内で確認したのは初めてだったので、こんな近くにこれだけの高密度でヒバカリがいる所があるなんて、、、とちょっと驚きでした。
N氏曰く「いやぁ~群馬は面白い!!」

by のら
うって変わって
 昨日までの猛暑が嘘のように、今日は涼しくなりました。お盆中の午後2時頃といえば、野外放飼場のヘビは日向には全く出ていませんでした。ほとんどが涼しい日陰か、土の中でした。今日は、うって変わって、午後2時頃でも、地表や木の上にいます。しかも、動いている個体が多いのも特徴です。このような光景は、何日かぶりの事です。

by 地底怪獣バラゴン
毎日沢山のお客様が
昨日、自宅の台所で洗い物をしようとした時、スポンジに洗剤をかけた瞬間、あまりの熱さに驚いた、のらです。
そんな暑い日が続いていますが、お盆期間ということもあり、毎日沢山のお客様がいらっしゃっています。
どのイベントも人の山ですw
そんな中、こんな声も聞。
「外にヘビがいないねぇ・・・」
いえいえ、実はいるのですよ!!
晴天の日は、開園時間直後でしたら、まだまだ、木に登っているシマヘビが見られたりしていますし、どんどん気温が上がってしまった日中でも、日陰や、シマヘビとミニブタの放飼場の間の通路の下にある穴の中にシマヘビは見られます。
最近通路下の穴の中で多く見られる箇所が、熱帯蛇類温室側の一番端っこの穴です。
まさに近くで撮るとこんな感じ↓
シマヘビ、うじゃぁぁ~

これも一つの、見物ですよ!!

by のら
ブラックマンバを目撃?
ある県の動物管理センターから「市民が外でブラックマンバ見た」といことで問い合わせがありました。ヘビマニアの子供が外で一瞬見かけたヘビをインターネットで調べたら、ブラックマンバに間違いないということで連絡があったようです。多少爬虫類のことを知っている人ならその名前を知らない人はいませんが、一瞬見たヘビを3000種類近くいるヘビの中からインターネットでブラックマンバと同定できるなんてあり得ません。

埼玉ではよくガラガラヘビ騒動はあります。また、最近はコーンスネークやキングスネークなども逃げていることがしばあしばあるので、色や模様を聞いても判別しにくい場合もあります。今回のヘビは1mちょっとで、黒くて白い斑点があったということでした。シマヘビの黒化型に間違いありません。単に「黒いヘビを見たのですが何ヘビですか」という問い合わせはよくあります。ただ黒いというだけでは断定はできません。たいていはシマヘビかヤマカガシの黒化型ですが、マムシの可能性もあります。また、タカチホヘビの幼蛇も黒です。

今回は白い斑点があったということでシマヘビに間違いありません。ヤマカガシの黒化型は、下あごが黄色いのでこの2種の判別は簡単です。
外国産のヘビまで含めると黒いヘビは何種類もいますので、黒いということだけではまず判別はできませんが、日本のヘビに限れば多くはいません。

シロマダラが外国産のヘビと間違われることもあります。シマヘビが尾を振っているのを見て、ガラガラヘビと間違う人もいます。毎年のようにペットの毒ヘビに咬まれる事故が起きているため、そのようなヘビが逃げている可能性もなくはありません。でもさすがにブラックマンバはないでしょう。
警察や保健所に連絡する前に、できればこちらに問い合わせてみて下さい。可能なら写真を撮ってメールで送ってもらえればだいたいわかりますので。

By A.S.
Stejneger
日本の爬虫類・両生類研究の開幕を告げた本として、Stejnegerの「日本とその周辺地域の爬虫両生類学」という本があります。この本が出版されたのが1907年、今年がちょうど100周年になります。そこで、これを記念して、日本爬虫両棲類学会の会報に、この本に取り上げられた動物のレビューを行うことになり、私がヘビのパートを引き受けることになりました。気軽に引き受けた後で気づいて愕然としたのが、その種数の多さです。当時の日本ですから、台湾や朝鮮半島も含まれていますので、ヘビの種と亜種で67と、他のグループを圧倒しています。おかげでここ10日ほどは、文献をひっくり返しては、必死の思いで原稿を書いています。まあ何とか先が見えて、こんな文章を書く余裕も出てきましたが、けっこう大変な仕事でした。

by ちみ
ぐてぇ~
暑いです・・
薮塚もかなり暑いです・・・

自分の担当している飼育室でかなり暑くなる部屋があります。
20種類くらいのヘビが飼育されています。
種類によって暑さに対する反応が違うようで、
この部屋にいるヘビではニホンマムシやペルシャナメラが暑さに弱いようです。特にマムシの場合は【ぐてぇ~~~~~】とのびていることがあり、涼しい部屋に移動したりして対処しています。
あとは…水入れの水を新しく変えてやると気持ちよさそう(に見える)に浸かるヘビが多く見られます。

by綿雲
ヘビ除け
 一般家庭にヘビが入り込んでしまい、困ったことになる例はたくさんあります。一方、会社等でもヘビの侵入が問題になることもあります。ある会社の工場内にヘビが出没するとの連絡を受け、現地調査をすることになりました。工場はキチンと戸締まり等がしてあり、外部からヘビが侵入するのは難しいとのことでした。ところが排水溝にはフタがなく、そこから侵入した可能性が高いことが分かりました。すぐに排水溝にフタをしました。

by 地底怪獣バラゴン
出張 採毒実演、爬虫類教室
山形県鶴岡市に月山あさひ博物村アマゾン自然館があります。12,3年ほど前に夏休みの特別企画でヘビを展示して以来、ほぼ2年ごとに夏休みにはヘビやワニを持って行って展示していました。昨年には展示室を改造して、常設のヘビ展示室をつくり、4月下旬から展示を始めました。今年は研究所でも行っているハブからの採毒実演と爬虫類教室を4(土),5(日)で計7回ほど行いました。

以前も採毒実演は1,2回したことはあるのですが、今回は法律も非常に厳しくなり、ハブを研究所から移動するためには山形県の保健所に移動の申請をしなければなりません。ハブが施設ではなく山形県内にいる時間も明記しなければなりません。ハブを運ぶルートを記した地図も添付します。さらに採毒実演は自然館前のステージで行うため、施設外保管の申請も必要になり、施設外で保管する時間(30分3回)も明記します。
今まではこのような申請は必要なかったのですが、今年からは特定動物については全て申請しなければならないので、非常に大変です。

無事イベントも終わり、pm5時過ぎに出発し、400kmの帰路につきました。昼間は暑いので行きも帰りも夜間に走ります。もちろん眠くなれば途中で寝て、ゆっくり帰ります。今回も10時頃に眠くなり、ワゴンの後ろで足を伸ばしてゆっくり寝ようとしたら病院からの緊急電話。子供がマムシに咬まれたとのこと。様子を聞いて診断や治療について話をしていたら目が覚めてしまい、結局寝ずに走ることにしました。
am1時過ぎに研究所に着き、ヘビを降ろして帰宅。風呂に入ったりして結局寝たのが3時頃。月曜はシマヘビのエサのウズラが来ます。また、1ヶ月に1回のラットも来ます。朝かろうじて起きて出勤し、午前中に持って帰ってきたヘビをケージに戻し、ラットをヘビに与え、シマヘビにウズラを与えました。さすがにきついので午後は帰ってゆっくり寝させてもらいました。

By A.S.

アメリカシロヒトリ
アメリカシロヒトリは、サクラや、カキ、桑などに良く着く蛾ですが、園内ではこれまであまり見かけませんでした。ところが昨日、某研究員が何やら血相を変えて、糸を張ったむこうに何かがいる、と訳の分からないことを言ってきました。一向に要領を得ないので、とにかく行ってみることにして、見ると何とアメリカシロヒトリでした。それにしても、着いているのがヌルデの木です。周りにはサクラなど、おいしそうな木がたくさんあるのに、なぜまた、と驚いてしまいました。

そこで思い出したのが、我が家のカキにはよくイラガ(5種ほど)が着きます。ところが昨年、シャクヤクにたくさん着きました。こういう虫は、時々思いがけないことをしてくれるものです。

by ちみ
そんな・・・
先日、ちょっと用がありまして、お休みを利用し東京へ行ってきました。
都内に着いた時には、まだ用事までの予定時刻よりも随分時間が余っていて、知り合いのペットショップへ顔を出しに行きました。
その時に、店の前を通った一人の子供(多分、小学生くらいでしょうか?)が、まず日本のノコギリクワガタを見てこう叫びました。
「ギラファ(ノコギリクワガタ)!!」
まあ子供ですから、それは仕方がないのかな、、、と思った瞬間、今度はヤドカリを指さし、こう叫んだのです。
「あっ!!サソリ!!」
そしてその子はヘビが沢山並んでいる店内を見てさらにこう叫びました。
「デンキウナギがいるよ!!」

何だか、妙に悲しい気持ちになりました。ヘビを見て「ヘビ」と思えない(それ以前に、そういう子が「デンキウナギ」を知っていたのには驚きでしたが)、ヤドカリを見て「ヤドカリ」と思えないなんて。。。
確かに、ヘビを見る機会が減ってきているのかもしれませんが、それでも種類は分からなくても、せめてどんな動物なのかくらいは分かっていて欲しかった、そしてもっと興味を持って観察して欲しかったな、、、と思いました。

by のら
☆お知らせです!!☆
スネークセンターでは新しいイベントを追加しました。
『マムシ野外おはなし会』でございます。
青空の下(くもり空でも)職員がマムシのはなしをするというもの。
質問も何でもしちゃってください!
土日祝だけでなく平日もやっておりますよ。
時間はこちら

そしてさらに…毎月第一日曜日が‘スペシャルな日’に。
今まではゴールデンウィークや白蛇観音祭のみに行っていた大好評イベント『シマヘビと遊ぼう』を組み入れました。
シマヘビ(無毒)とじっくりふれあってください!
その他のイベントも行います。
詳しくはこちらをご覧ください。

遊びに来てくださいねっ。

by 綿雲
おおっと!?ヘビじゃない!!
閉園間際、観音口受付より内線が・・・
「ヘビが駐車場から受付に来るまでの坂道の途中にいるのですが、捕獲してもらえますか?」
早速、スネークフックを片手に、現場へ向かいました。
「今回は、どんなのが捕れるんだろう?ヤマカガシかな・・・それとも・・・」
などと勝手な妄想を繰り返しているうちに現場に到着。
そうすると、ちょっとした穴の中から、顔が見えます・・・が、
どうもヘビではない。
でも、頭の中では、もうすでに「ヘビ!!」という構造が出来上がっている訳です。
一瞬ちょっとした頭の中で混乱してしまいましたが、よく落ち着いてみると・・・

アズマヒキガエル。。。

こちらをじっと見つめていました。
あぁ・・・あの勝手な妄想・・・そのために、一瞬混乱した自分が恥ずかしい。。。

by のら
ウミヘビ入荷
 今年は海水温が低く、なかなか採集することができなかったエラブウミヘビが、関東の梅雨明けに合わせるように入荷しました。さっそく、大蛇温室の水槽内に放したところ、元気に泳ぎ回っています。今回、入荷したのは、沖縄県産ですが、今後、鹿児島県からも入荷するかもしれません。

by 地底怪獣バラゴン
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