蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
そろそろ冬眠
 昨日は、風も弱くポカポカと暖かい一日でした。野外放飼場のタンビマムシも日光浴に出て、体温を高めていました。そらそろ、暖かい日でもヘビにとってはかなりきつい環境になります。気温が10℃位を切ってしまうと、日光浴をしても体温があまり上昇しません。特に12月は、日光の力が弱いので、尚更です。そろそろ冬眠の時期になってきました。

by 地底怪獣バラゴン
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ツシママムシ
今年の7月に、対馬を訪れて、ツシママムシを採集してきました。毒の研究用です。
ただ、ツシママムシはニホンマムシに比べ神経質なのか、簡単には餌を食べません。強制給餌を行うことになります。

9月には子ヘビも生まれたのですが、決して飼育しやすいヘビではないので、私が飼育することに。以前飼育したときには、強制給餌をしばらく続け、ようやく自分から食べるようになりましたが、今回はどうか。アマガエルを採集して、冷凍にしておき、この冬の給餌に備えました。結果は、6匹のうち4匹は最初から食べてくれました。残りの2匹には、2回強制給餌を行い、小さい方は死去、大きい方は自分から食べるようになりました。5匹も餌付いてしまうとは、以前の苦労が嘘のようです。

by ちみ
気温の低下は大敵
ヘビは外温動物(変温動物)で周りの温度に影響を受けます。
屋外のヘビは穴の中などにもぐって冬眠をしますが、屋内の場合には暖房することになります。こちらスネークセンターでももちろん暖房しています。とはいえ、夏場などに比べると、温度は下がり気味になることもあります。
そうなると、病気になるヘビが出てきてしまうのです。
体温が下がると病気に対する抵抗性も落ちてしまうのです。
去年は、『肺炎』になるヘビが出てしまいました。しかも大蛇でした・・。
今年はまだ出ていませんが、冬はまだ続きますので、十分注意していきたいと思います。
ちなみに現在、ツノナシクサリヘビという毒蛇が、『口内炎』になってしまい、治療を受けています。元気はあるので大丈夫だと思いますが。

寒さも大きなストレスです。
これは、ヘビも人間も一緒ですね。

by 綿雲
最近はよく食べる。
第1(毒蛇)温室で展示しているキングコブラ、思われているよりもはるかに大人しく、そんなに攻撃的でもありません。掃除の際にも、こちらの様子をうかがって、じっとしています。
しかし、そんなキングコブラでも、アクティブになるのが餌(冷凍のハブを与えています)の前後。
状態の観察などのため、餌の匂いを混ぜた水を撒いていますが、その匂い付き水が、水入れに向かって流れて行き、空腹ならそれを追いかけることもあります。
しかし、以前は、神経質なところがあって、食べてくれないこともあったのですが、ここ最近は、脱皮前以外にはよく食べてくれるようになりました。
ただ、、、冷凍ハブが口を開けている状態のままだと、頭から呑むので、ちょっと食べにくそうです。
また、ちょっと大きめの冷凍ハブの体がねじれてしまった時も、やはり食べにくそうにしています。
よっぽど食べられない状態の様であれば、さすがにサポートをしてあげることがありますが、それ以外は、刺激するとかみついていても、放してしまったりしてしまいますので、基本的には、様子を見守るだけにしてます。
それでも、餌に対する執念は、ここ最近、上昇中(?)なもので、ねじれていても、そのまま強引に食べてしまうことも。
まぁ、よく食べてくれるに越したことはないんですけどね。

by のら
ザリガニ
 ワニガメのエサとして、アメリカザリガニを給餌しています。すぐにワニガメに食べられてしまえば、問題ないのですが、残ったザリガニが腹を減らすと、ワニガメを攻撃する可能性もあります。ザリガニの腹が減らないように、スルメイカを給餌しています。エサのエサも結構、気にかかります。ザリガニは、スルメが近くに投入されると、すぐに寄ってきて食べ始めます。

by 地底怪獣バラゴン
八丈島のアオダイショウ
先日、産経新聞(11月19日)の、「ココロのギャラリー」という欄に、読者の投稿写真が紹介されていました。アオダイショウがスズメを捕らえた瞬間の写真で、撮影場所が八丈島となっていました。
これを読んだとき、「えっ、八丈島にアオダイショウがいたっけ・・・」と思って、まず文献をチェックすると、記録がありません。ネットで調べてみると、最近持ち込まれて、増えているようなのです。

生態系に深刻な影響がなければいいのですが、こういう肉食動物を、安易に離島に持ち込むのは考え物だと思います。

by ちみ
ヤマカガシ
今日、スネークセンター構内でヤマカガシを採集しました。あまり大きくないオスでした。
センター周辺には、けっこうヤマカガシが生息しているので、不思議はないのですが、11月18日というのはかなり遅い記録でしょう。

こういうヘビが現れると、「ヘビが逃げている」というお客さんがよくいます。ヤマカガシは最近では室内でしか飼育しておらず、構内で見かけるのはすべて野生の個体ですので、間違えないで頂きたいものです。ヤマカガシ以外でよく見るのは、ヒバカリ、次いでアオダイショウ、マムシと言うところです。

by ちみ
暖房
 そろそろ、人間も暖房がほしい季節になってきました。スネークセンターの温室も一ヶ月以上前から、暖房を始めています。熱帯蛇類温室内のアメリカアリゲーターは、昨年は12月いっぱい暖房をせずに飼いました。その隣のワニガメは暖房なしで一冬を越しました。この両種はアメリカ合衆国が分布の中心で、分布の北端はかなり寒い場所です。今冬もこの両種の暖房はかなり抑え気味にします。

by 地底怪獣バラゴン
くろ丸下敷きに!
・・・なんてタイトルにすると、「何か事故か!?」と思われるかもしれませんが、くろ丸(公募により決定したブラックマンバの名前)の普段の生活の一部をご紹介。

現在、4匹のブラックマンバが同じスペースで飼育されていますが、その中一番チビ助がくろ丸です(とは言っても2m20cmあります)。
しかも性格も穏やかです(のんびりした感じ)。
そのせいだかは知りませんが、他のデカいのに上に乗られてつぶされていることが多いのです。
ヘビの場合複数飼育をしていると確かに重なり合っていることも多いのですが、それにしてもどけばいいのにって思ってしまいます。
ただ、当の本人はあまり気にしてない様子。
しかも最近はあまり乗られることもなくなったようです。
自己主張するようになったのでしょうか・・?

食欲もあるし、元気に暮らしておりますので、他のヘビ共々会いに来てください!

あと、くろ丸くんは身軽なので高いところに登るのも得意です。

by 綿雲
世間話
 昨日の日曜日は、ハブの採毒や毒吹きコブラの毒吹き実験等で大いに盛り上がりました。私も何ヶ月ぶりかで、再会したお客様と話が出来たりして、とても楽しい一日でした。マンバを飼育している熱帯蛇類温室内での世間話は、原宿で押収されたヘビ達の件が多くなります。世間話をするうちに分かってくるのは、、これらの毒蛇が密輸されたと勘違いされている方が多いことです。危険な動物は飼育や移動等が規制されていますが、輸入には規制はありません。許可がないと飼育できない動物でも、生きたままの輸入はOKというのは、なんだか変だと、多くの人が感じています。

by 地底怪獣バラゴン
ヤマカガシを探しに
昨日、午後から、研究で使うヤマカガシを探しに、足利~太田あたりを探し回っていました。
昨日は、天気も良く、風もそんなに吹いていなかったのですが、残念ながら、ヤマカガシを1匹も見つけられなかったのです。しかし、久々のフィールド、何だか充実していました。
出会った爬虫類は2種。ニホンカナヘビとシマヘビ。いずれも、太田市内某所です。
ニホンカナヘビは、日光浴中のところ、近くを通っただけで、すぐに草むらへガサガサっと入り込んでしまいます。
一方、シマヘビは、地面の上で日光浴中でしたが、堂々としたもので、こちらをあまり気にしないでじっとしていました。
本来の目的のヤマカガシのことを忘れさせるくらい、野生のシマヘビがとぐろを巻いて日光浴をしている姿が、秋の雰囲気と相まって非常に美しく見えました。

by のら
おもいっきり臭腺液を
グリーンマンバに咬まれた事件を含めて数カ所から押収されてきた毒蛇の中にアメリカマムシが合計7匹ほどいます。3匹は子ヘビで、残り4匹のうち1匹は温室で展示しています。
飼育しているだけではもったいないので、残りの成蛇3匹から毒を採取しようと思い飼育ケージに顔を近づけると、水滴が顔にかかったような感触がありすぐにくさい臭いが鼻を突きました。そうです。臭腺の分泌液を飛ばされたのです。見ると尾を激しく振っています。
採毒用にニホンマムシも数十匹飼育していて、水のチェックなどで飼育ケージの中をのぞき込むと時々尾を振って液を振りまいているのはいますが、こんなに飛ばすのはいません。当然しばらくの間は気分が悪かったのは言うまでもありません。

あまり性格のよくないニシキヘビも臭腺の分泌液を飛ばします。マムシなどのように尾を振って液を振りまくのではなく、こちらに向けて飛ばしてきます。その量もマムシなどと比較にならないほど多く、においもかなり臭いです。やはりニシキヘビにも1度顔にかけられたことがありますが、さすがに気が滅入ります。ニシキヘビに比べればアオダイショウなどはかわいいものです。

By A.S.
シロマダラ
変わったヘビを見つけたので、名前を教えて欲しい、と言う問い合わせはたくさんあります。
今日のケースはちょっと面白かったので、紹介します。
ヘビはシロマダラで、まあ普通だったのですが、大きなカナヘビが一緒に写っていまして、捕まえた後でヘビがはき出したのだとか。シロマダラの体に比べて、結構大きなカナヘビだったのと、こんな季節にもしっかり餌を食べていたという事実が印象的でした。スネークセンターでは、もう今の時期には放飼場のヘビには餌を与えていません。野生のヘビはたくましいですね。
もっとも、場所は大分県でした。

by ちみ
QRコードの展示物
以前もお知らせしましたが、携帯電話のバーコードリーダー機能を使って読み取る展示をしています。
この展示、実は、徐々に増やしていて、現在、子ヘビコーナーに2箇所、新(熱帯蛇類)温室に2箇所、そして第1(毒蛇)温室に8箇所設置してあり、まだまだ増やしていく予定です。
まだ、第2(大蛇)温室に1枚もQRコードの展示がないので、何かしらネタができたら、すぐに設置しようと思っています。
動画の展示には設定の関係上、まだ先なのですが、将来的には、動画図鑑もこのQRコードの展示をしようと思っています。
とりあえず、見本で、1つQRコードを載せておきますので、読み取って見てみて下さいね。
見てからのお楽しみです。

by のら
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