蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
1年間ありがとうございました
ようやく今年最後の仕事が終わりました。

 今年もいろいろなことがありましたが、特に原宿の毒蛇事件でかなり多くのヘビやトカゲ(現時点で87匹)がやって来ました。管理する方としてはかなり大変なのですが、話題にもなったため多くの方が見学に来られました。
 さすがに12月も終わりに近づくと来園者が少なくなります。しかし、群馬に帰省して来られた方や冬休みを利用してかなり遠くから来られる方もいます。今日も大阪からヘビを見るために来られた方がいました。先日も岡山から来たお孫さんを連れて東京から来られた方もいました。そのような話を聞くと本当にありがたい気持ちになりますし、励みにもなります。

 1年間ほんとうにありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
ようやく仕事は終わりましたが、夜は年賀状書き、そして明日1日からまた出勤です。
1日から採毒などのイベントもありますので、ぜひご来園下さい。お待ちしております。
事故のないようにまた明日から頑張りたいと思います。

By A.S.
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5ヶ月の断食
 実際には断食ではなく拒食ですが。
原宿の毒蛇事件で押収されてやって来た51匹の毒蛇のほとんどが最初からエサをよく食べているのですが、ブームスラン3匹のうち1匹しか食べてくれませんでした。その1匹は毒蛇温室で展示しています。このヘビはナミヘビ科で、後牙類では日本のヤマカガシとこのヘビで死亡事故が起きています。ナミヘビ科で血清が製造されているのもこの2種だけです。

 残り2匹は蛇庫でケージに入れて飼育していたのですが、エサを与えようとして近づくとすぐに興奮して全くエサに興味を示しません。ウズラのヒナやマウス、ピンクラットなどいろいろ試してみましたが、食べる気配が全くありません。1匹は最初からかなりやせていて、来てから4ヶ月で死んでしまいました。もう1匹だけはなんとか生かしたいと思い、少し大きめの水槽に移して、いつもは覆いをかぶせてできるだけ刺激しないようにし、時々マウスを与えました。それでも全く興味を示しません。

 ある時、またエサを与えようとすると、敷いてある人工芝の下に隠れようとしています。それでも試しにヘビの鼻先にマウスを近づけ、さらに鼻先にくっつけてみました。すると突然咬みついてすぐにのみ込み始めるではないですか。さすがにうれしくなりました。こちらにやってきて5ヶ月と1週間経った日のことでした。翌日も興奮させないようにそっとマウスを鼻先にくっつけるとやはりすぐに食べてくれました。もともとブームスランは太いヘビではないので、5ヶ月もエサを食べずに生きるとは思っていませんでしたので、はっきり言ってほとんどあきらめていました。

 展示しているブームスランは緑色で、今回エサを食べてくれたヘビは茶褐色で、全く違う色をしています。運良く♂♀ですので、本当はいっしょに展示したいのですが、あまり大きな展示ケージではないので、スピードも速く、毒の強いヘビを2匹いっしょに飼育するのは管理が大変です。しかし、できればそのうちいっしょに展示したいと思います。
 ヘビの飼育で、久しぶりに小さな喜びを感じた瞬間でした。

By A.S.
コーダル ルアリング
第1(毒蛇)温室で展示しているパプアデスアダーというコブラ科の毒蛇。
一見、太短く、クサリヘビ科のように感じに見えるヘビですが、コブラ科のヘビです。
このパプアデスアダー、餌の匂いがして、空腹状態だと、面白い行動が見られます。
このヘビ、尾の先端が薄い黄色をしているのですが、空腹時に、この尾を攻撃範囲内で、クニョクニョと動かします。その動きは、まるで何かしらの幼虫。
もし、自分がカエルなど幼虫を捕食する動物だったら、本当に騙されて食べてしまいそうな動きです。
これは、コーダル ルアリングと呼ばれる、尾で餌動物をおびき寄せている行動です。
この動きにつられた餌動物を捕食するという行動、マムシ類の幼蛇などでも見られますが、この細かいところまで再現した(?)動かし方には、毎回感心させられるものがあります。
この行動は、「ヘビのお食事タイム」がある日曜・祝日、パプアデスアダーに餌を与えないローテーションの日でも、給餌前の時間によく見られますので、見てみたい方は午前11時頃に狙ってみて下さい。

by のら
シマヘビ
 今年は、今のところ暖かい日が多く、暖冬傾向のようです。天気の良い日には野外放飼場のシマヘビも穴から出てきて日光浴をしています。体温を測定したところ、20℃を上回っていました。あと3℃ほど体温が高くなれば、かなり活動的になりますが、さすがに師走の太陽光は弱く、あと一息が行きません。

by 地底怪獣バラゴン
20万件を突破
ホームページのアクセス件数が20万件を越えました。2000年6月に手作りで1ページだけのホームページで始めて徐々にページを増やし、数年前には専門の方に協力していただきリニューアルしました。カウンターも最初はありませんでしたし、以前使用していたカウンターは何回か途中で数字が減少したりしましたので、実際にはかなり前に20万を越えていたと思います。

最近では1日300~400件くらいですが、グリーンマンバの事件についてテレビ報道があった日には2400件もありました。できるだけ多くの人に見ていただけるように裏話や新着情報なども更新していこうと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。

職員一同
ガボンアダー、その後
先日書きました、ガボンアダーの続きです。
お食事タイムで、ガボンアダーに餌を与えてみました。

が!?

餌に対する食べようとする反応無し。
むしろ、餌を敵だと思って、噴気音を出してきます。
この間の、あの勢いは、何処行ったんでしょ・・・?
置きっぱなしにしたら食べてくれるかも・・・という期待を持ってそのままにしておいたのですが、
やはり食べませんでした。

本当に、こいつの性格は、読みにくくなってしまいました。。。

by のら
みんな元気
 10月中旬までは、野外放飼場に3匹のケヅメリクガメがいたことを、御存じの方が多いと思います。3匹のうち、2匹は個人宅で飼育されていた個体を寄贈していただいたものです。今は3匹とも温室内にいます。展示温室ではないので、見学はできませんが、みんな元気にしています。寄贈された方が、姿が見えないのことで不安ではないかと思い、お知らせしておきます。

by 地底怪獣バラゴン
冬眠モード
大蛇温室に併設している「夜のヘビの部屋」は現在、一部ヘビを引き上げて、『冬眠』の解説パネルを展示中です。冬眠のしくみや冬眠場所などを解説していますので、ぜひご覧になって下さい。
野外飼育場のシマヘビやマムシはさすがに寒くて出ていませんが(たまに出ているのもいますけど)、ふれあい用のヘビたちは、温室内でぬくぬくなので、元気です。
さわっても冷たくないですよ!

by 綿雲
急変
今朝、いつもの通り温室のカギ開けに行った時のこと。
第1(毒蛇)温室にいるガボンアダーが脱皮をしていました。
丁度、明日は、ガボンアダーに餌を与える日なので、丁度良かった、と思っていたのでしたが・・・
この個体は、非常に大人しく、本当に素手でも捕まえられそうなくらいの個体だったのですが、
今朝はとんでもなく違いました。
脱皮とほぼ一緒に糞もすることが多いのですが、これらを掃除しようとケージのカギを開け、水とブラシで掃除をしようとすると・・・
「フーっ!!!!!!」と大きな噴気音を出し、威嚇してきます。
その次の瞬間・・・
「バクっ!!!!」
アタックが来ました。
もちろん咬まれてはいないのですが、その時の瞬間は、さすがにビビリました。
そのアタックの距離が・・・全長の内の2/3程度・・・
60°に近い角度で前方に来ました。
こんなガボンアダーの行動、見たことないですよ。。。(そもそも扱った数が少ないですが。)
一瞬見えた、毒牙もやはり長い・・・
この個体、どうして、こんなに急変しちゃったんだろ・・・?ってくらいです。
いつも、大人しくしていて、人のいる前で餌を食べてくれることはあまりないのですが、明日は、この辺も急変し、人の目の前でもよく食べてくれると良いのですが。。。

by のら
サワガニ
 スネークセンター内の地形を御存じの方は承知していると思いますが、センターは谷と山(と言っても大した高低差ではありませんが)に設置されています。谷の部分が熱帯蛇類温室で、山の部分が資料館と白蛇観音になります。谷部分には山から流れてきた、水が通っています。昨日は、そこでサワガニを見つけました。サワガニが生息できるほど、きれいな水が流れているわけです。夏には、カワニナ等も見られます。

by 地底怪獣バラゴン
有名な方々が来園
昨日、かなり有名な方々が来園されました。
まずは、どうぶつ奇想天外でも有名な千石正一氏。
お子様連れの来園者とも、快く記念撮影されていました。
そして造形作家の松村しのぶ氏。学生の頃、夢中になって集めたチョコエッグ日本の動物コレクションというのがありましたが、その中のフィギュアの作成を担当された、有名な方です。
そして江戸川区自然動物園の長坂拓也氏。動物の色々な本を書かれています。
といった面々が一度に来園。。。
結構、ミーハーだったりする私は、ドキドキでした。
実は、一緒に栃木県にあるなかがわ水遊園へ行く途中に寄られたそうです。
こういった有名サプライズ来園者が来られるのも、ここジャパンスネークセンターの魅力の一つかもしれません。

by のら
原宿
 原宿毒ヘビ事件の記憶は多くの人が、まだ持っているようです。ただし、「原宿」という地名は忘れ去られていることが多いようです。「東京のどっかだったよねえ?」という感じです。渋谷区と言った方が通りはよいかもしれません。渋谷区では、夏にニホンザル出現、秋に火薬の爆発と、なかなか派手に報道されていますので。

by 地底怪獣バラゴン
聞こえてくるのですよ。
園内では、来園者が様々なお話しをしています(って、当たり前ですが)。
そんな中、時折聞こえてくる、「?」な会話や発言。
この「?」な会話や発言、意外と採毒室付近でよく聞かれます。
先日も、採毒室のバックヤードに向かう時のこと。。。
小学中学年くらいの女の子とそのお父さんらしき来園者。その女の子が一言。
「ねぇ!!爺がいるよ~!!」
!?
明らかに、そこにはその2人しかいなかったわけで。
でも、その女の子がまだ「爺~、爺~」と言っています。
もしかして、その子、何か他のモノが見えているのか・・・?
と思ったら、展示してあるマダガスカルゴキブリの所で、指をさしながら言っています。
あぁ・・・ゴキブリの頭文字のGね・・・。所謂、家族用語的なものでした。
またとある時は、こんなことも。
とある女の子(女の子率、高っ!!)が、ニコニコしながらこちらへ来ました。
何か、こちらにお話ししたそうだったので、振り向くと一言。
「あっ、ちょっと、違った。」
そのまま、私の脇を、避けるように遠ざかっていきました。。。(-公-)
何だったんだろう・・・?

by のら(何かと、ちょっと違うらしい・・・)
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