蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
ケガしたカメ
甲羅にひびがはいったミシシッピアカミミガメが持ち込まれました。捕獲されたカメやヘビが持ち込まれることはときどきあるのですが、今回はケガを負っていたのです。
何かに踏まれたのか、かなりの強い力が加わらないとなかなかひびがはいらないと思うのですが。
血もにじんでいて痛そうです。
現在治療中です。
今日は注射をしたら痛かったのか、怒りました。
少しは良くなってきたのかもしれません。

by 綿雲
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大きな眼の毒蛇
12日に「ブームスランの成長記録」を書きました。
今回は顔のアップとぬけがらの写真を載せます。
ヤマカガシと同じ後牙類の毒蛇ですが、ヤマカガシよりも牙が長く、攻撃的です。
ヤマカガシも眼はくりっとしていて、特に子ヘビは眼が大きくかわいい顔をしています。
このブームスランはさらに眼が大きく、ぬけがらを見てもわかるように眼が大きな面積を占めています。眼が大きいだけでなく、横に出っ張っています。写真でも少しわかりますが、さらに瞳孔の前方が少し長くなっています。(ヤギほど横長ではありませんが) さらに眼の前が少しくぼんでいます。これらのことによって前方が見やすくなっていて、両眼視することができ、木の上で獲物との距離を正確に測って攻撃できます。
よくエサを食べてくれるようになったのはいいのですが、スピードも速いので最近は革手袋をしないと危険を感じてしまいます。

By A.S.
ブームスラン顔
母性を感じる(?)瞬間
16日朝、温室の鍵を開け終えて、研究所に戻ってくる時に、シマヘビ放飼場内で見つけちゃいました。
ニホンイシガメの後脚付近に注目

産卵前に、母親が後脚で器用に穴を掘っている瞬間です。
穴の深さを測ったり、器用に土を掘っては、穴の外に出したり。

あぁ・・・母親って凄いな・・・
卵を安全な場所に産むために頑張っているんだな・・・

とちょっと感動しました。

しかし、どうやらその後、何を思ったのか、3つほど穴の外に卵を産んでいたらしく。
シマヘビに食べられてしまったようです。
・・・残念。
今度は、ちゃんと穴の中に産んで下さいね。

by のら
最大のシマヘビ
6月11,12日に、姫路市で「希少動物人工繁殖研究会議」があり、参加してきました。
会議の後、12日の午後から13日にかけて、兵庫県西部から岡山県東部で、ヘビの採集を行ってきました。シマヘビが多く、12匹を採集しましたが、そのうちの1つが非常に大きい個体。
測ってみると、頭胴長142cm、全長179cmありました。
シマヘビの最大級の個体は、伊豆諸島、神津島の隣にある祇苗島(ただなえじま)の個体群で、全長は2mを超えますが、この島は海鳥の繁殖地になっている無人島で、かなり特殊な環境といえます。それで、本土のシマヘビの最大個体は、というとあまり記録がなく、130~150cmくらいのようです。今回の個体はおそらく本土では最大記録で、採集地は、兵庫県佐用郡佐用町(旧南光町)西徳久で、千種川に沿った小規模の水田の畦でした。
今のところ、展示予定はありませんが、爬虫類教室などで紹介しようと思います。

by ちみ
くろ丸登ろうとする。
ブラックマンバのくろ丸が内側ドアのフレーム部分にへばりついていました。1㎝にも満たない出っ張りですが、垂直の壁などでも登ってしまうのです。あらためてヘビの能力ってたいしたもんだと思いました。さすがに表面がツルツルの壁やガラスなどは登れません。

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くろ丸も登れたのはここまででした。
ちなみに他の2匹のブラックマンバはほとんどこんなことはしません。
くろ丸はスネークセンターに来たときから高いところを目指すところがありました。身も軽いからでしょうか?

by 綿雲
ブームスラン成長記録
昨年の12月29日の裏話に押収してきたブームスランの1匹が5ヶ月間の絶食の後にマウスを食べるようになったことを書きました。現在はピンクラットも食べるようになり数日間隔で数匹与えています。非常に動きの速いヘビなので、エサを与えるときにはかなり注意しなくてはなりません。

やはりまだ置いておくだけではなかなか食べてくれませんので、少し長いもので挟んで顔の前に持っていったり少し体をつついて刺激します。以前はいつも隠れていたのでよかったのですが、今ではかなり元気になってよく動き回っていますので、さらに革の手袋もはめて与えています。

動きが速いだけでなく、後牙類とはいってもヤマカガシより牙は長く、毒もかなり強いので、ヤマカガシと比べものにならないほど気を遣います。もちろんヤマカガシもけっこう毒は強いのですが、素手でも扱えるほどおとなしいヘビなので全く違います。この2種類は同じナミヘビ科でも属は違いますが、その毒作用(血液凝固作用)が非常に似ています。ヤマカガシの毒を研究するときにブームスランの毒に関する論文をいくつも読みましので、実際に見るのも飼育するのも初めてでしたが、なぜか愛着のあるヘビです。

By A.S.
みなみちゃん失敗
 ビルマニシキヘビのみなみちゃんが、卵のふ化に失敗しました。5日に卵を中心に巻いていたとぐろをほどいてしまいました。中の卵は全部死んでいたようです。以前に産卵したビルマニシキヘビは卵が死んでしまっても、しばらくは抱卵を続けていたのですが、みなみちゃんは意外とあっさり諦めました。また、来年の繁殖期に期待したいと思います。

by 地底怪獣バラゴン
ホトトギス
今年も夏鳥のホトトギスがやってきました。
この鳥は、かなり上空で、「きょきゃきょきゃきゅっ」と飛びながら鳴いていることが多いので、姿を確認することはなかなかできません。

スネークセンターの裏は山ですが、低山なので、繁殖のために渡ってくる鳥は多くはありません。

その他で普通にやってくるのは、アオバズクです。
フクロウの仲間で夜行性なので、これまたほとんどはっきりとした姿を見る機会は少ないですが、「ほーほー」と鳴きます。帰るのが遅くなると車に乗り込むときに聞くことができます。うちの裏山にもやってくる鳥なので、この「ほーほー」は小さい頃から聞いてきました。それを聞くと「夏が来たんだな~」となんだかほっとするんです。(寒いのヤだしT0T)

by 綿雲
所さんの目がテン
5月23日に放送された「所さんの目がテン」の撮影では、ジーンズをはいたディレクターの靴にガラガラヘビが咬みつくところを撮りました。使ったヘビはプレーリーガラガラヘビで、けっこう攻撃的です。もちろんほとんどのガラガラヘビは攻撃的で、興奮していると目の前の動くものに咬みついてきますが、興奮していない時には靴など体温を感じられないものにはなかなか咬みついてこないこともよくあります。

ハブなどで熱を感じて攻撃してくるのを撮影することもありますが、撮影ではかなり明るく温度の高いライトを使うことがよくあり、周りとの温度差が感知できないため攻撃させるのにかなり苦労します。

今回はヘビも興奮していて、しかもライトも使わなかったので、思ったよりすんなり咬みついてくれました。最初に実験したのは人工の染料で、その後に天然インディゴで染めたジーンズで実験していますが、この時には全く咬もうとしませんでした。しかし、この時に使っているヘビは最初のヘビとは違いセイブダイヤガラガラヘビで、撮影に使った展示ケージの隣で展示しているヘビです。撮影の時には興奮することもなく、ガラガラも鳴らしていません。このような時に靴を近づけても攻撃してこないのは不思議ではありません。

これ以上はっきり言うと少し問題ですので、推察して頂ければと思います。

By A.S.
頑張れ
 ビルマニシキヘビのみなみちゃんの抱卵が続いています。一生懸命、体をピクピクさせ、卵を暖めています。5月27日には、「体動かし 母のぬくもり」というタイトルで、上毛新聞にも紹介されました。思わず、「頑張れ」と声援を送っている人もいます。みなみちゃんは、初産のため、経験不足が心配です。

by 地底怪獣バラゴン
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