蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
ヘビ皮の判別
昨日、とある税関からヘビ皮の判別依頼がありました。ヘビ革製品が輸入されたときに、その皮がワシントン条約で規制されているヘビでないかの鑑別依頼が時々あります。多くの場合、革製品ではヘビ皮の一部しかありませんので、ヘビのグループはわかっても種類までは断定できないこともあります。
ヘビの分類は亡くなった所長の専門分野でしたので、このような依頼は安心して引き受けることができました。今回はヘビ革製品ではなく1匹分のヘビの皮そのもので、特徴的な模様もありましたので簡単に鑑別することができましたが、一部分の皮しかないときには大変です。

研究員の専門は皆違いますので、1人いなくなると非常に困ります。毒蛇咬症に関しては大抵のことにはお答えできますが、ヘビの分類に関しては本当に専門家と言える人は日本にはいません。鳥羽前所長が国内では第一人者でしたので、当研究所だけでなく国内のハ虫類研究においても大きな損失です。

とは言っても研究所としてはこのような依頼があれば、他ではほとんど対応できないことなので、できるだけ応えられるようにしたいと思います。研究員が1人ヘビの同定に関して前所長の指導を少し受けていましたので、少しがんばって勉強してもらい、非常に難しいことですが、このような依頼に応えられるようにしていきたいと思います。

先日も、バリ島に住んでいる日本の人からメールがあり、家の庭にヘビが出たので、何ヘビか知りたいということで写真を送ってこられました。あまり鮮明ではなかったのですが、見たところコブラのようでした。

これからもいろいろな問い合わせが来るかと思いますが、できるだけ応えられるように研究員の知識と技術を高めていきたいと思います。

非常に忙しく1か月も裏話の更新ができず、大変申し訳ありませんでした。

By A.S.
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