蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
何と読む?
  先日、群馬県多野郡神流町にある恐竜センターに行ってきました。山奥にある施設なのですが、展示もよく、周りの環境もよさそうなので、すっかり気に入ってしましました。町のキャラクター、ザウルスくんも可愛らしい。恐竜の話を書いてもいいのですが、実はちょっと面白いものを発見したので、見てもらいたいと思います。

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  途中立ち寄った道の駅なのですが、「万葉の里」というところでした。てっきり、「まんようのさと」と読むとばかり思っていたのですが、「まんば(Manba)の里」が正解でした。ヘビ好きしか反応しない、ちょっとしたネタでした。
ちなみにヘビのマンバは、Mamba です。

by たかちほ男爵
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赤いマダラ? アカマダラ
 先月の初めに、シロマダラについて書きました。問い合わせが多くなる時期だろうなと思っていたのですが、まったく問い合わせがありません。裏話の効果でしょうか(笑)。
 さて、今回も全国各地でのフィールドワークで出会った動物を紹介したいと思います。4回目ですね。

 白黒のマダラヘビは、シロマダラですが、日本には赤黒のマダラヘビも棲んでいます。それがアカマダラです。以前紹介した、サキシママダラとは亜種関係にあります。アカマダラは、日本では対馬・尖閣諸島に棲んでいる種ですが、日本以外にも朝鮮・中国・台湾などに分布しています。シロマダラは主に爬虫類を食べますが、アカマダラは爬虫類だけでなく、カエルや小型哺乳類まで食べてしまいます。
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アカマダラ(左)、ツシママムシ(右)

 尖閣諸島には行けませんが、対馬に行くとこのヘビに出会うことができます。だいぶ前になりますが、私も対馬にアカマダラを見に行ったことがあります。気温が低すぎてあまり多くは見つけられませんでしたが、路上にも普通にいました。体を持ち上げて威嚇する様子はやはりマダラヘビです。中国のものと比べると、とても発色の良い赤色をしています。アカマダラを探していると、よく見つかるのは、ツシママムシです。むしろこっちのほうがよく見つかると思います。いい時期に、何日か対馬でフィールドワークをしていれば、100匹ぐらいは出会うのではないでしょうか。本当に密度が高いので、対馬に行く機会のある方は、十分に注意してくださいね。

by たかちほ男爵

モロヘイヤを利用する動物
  だんだん涼しくなってきましたね。イグアナのエサのために育てていたモロヘイヤも、そろそろ終わりの時期が近づいてきました。8月ごろから黄色い花が咲き、最近は、種子もでき始めています。
もろしゅし まめこがねもろ







  このモロヘイヤ、とても丈夫に育ってくれましたが、虫食いにも遭いました。いつの間にか葉に穴が開いているなと、よく観察してみると、綺麗なコガネムシがついていました。「マメコガネ」という種ですが、さまざまな種の葉を食べるようで、農業をされている方にとっては害虫として扱われています。マメコガネは、もともと日本に棲んでいる種ですので、日本では在来種ですが、北アメリカでは外来種として分布しています。

  マメコガネの他にも、モロヘイヤ畑で暮らしている動物はたくさんいますが、中でもアマガエルはよく見つかります。モロヘイヤの葉にピタッとはりついて休んでいます。太陽の向きによってモロヘイヤも葉の向きが変わりますが、それでもじっとしているアマガエルは可愛らしいものです。それからこの糞のようなもの。よく観察してみるとゾウムシでした。しっかり調べていませんが、オジロアシナガゾウムシかな?と思います。虫に詳しい方、よかったら種類を教えてください。

あまもろ ぞうむし





by たかちほ男爵
またまたヘビ
10月2日に前橋市で見つかったヘビについて、今回もなぜか警察からは問い合わせはなかったのですが、いくつもの新聞社から問い合わせがあり、最初は朝日新聞だったかヘビの写真を送ってきました。おそらく最もペットとして多く飼われているコーンスネークで、飼っている人が多い分、逃げたり捨てられて当センターにやってくるヘビです。こちらにはいろいろなヘビで白いのがやって来ますが、非常に多くの色彩変異が出回っています。この記事については、「前橋 ヘビ」 で検索すると出てきます。
もう少し寒くなると外に逃げても死んでしまうことになりますので、ケージの管理は十分に行ってください。今年の1月には逃げた?イグアナが神社で見つかりましたが、こちらに連絡が入ったときにはすでに死んでいました。

By A.S.
謎のオブジェとお祭り
  スネークセンターは、ヘビの研究や飼育をおこなっている施設ですが、園内には不思議なものがたくさんあります。大きなツボや樽があったり、立ち入り禁止の洞窟があったり、謎のオブジェがあったりとB級スポット感満載です。来園されたこのとある方は、白いコブラのような像をご覧になられましたでしょうか?
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 これは、どうやらカカシらしいのです。昔、この地域のお祭り(かかし祭り)に出すために作られたのだとか…。噂によると、口から何か噴き出していたらしいです(笑)。

  現在、藪塚(センター近く)では、かかし祭りがおこなわれています。年中、巨大なカカシがいるこの地域ですが、お祭りの期間だけ地域の方の作られた小さなカカシ(田んぼにいるサイズ)も展示されています。今年は、ポケモンとマリオが多かったです。スネークセンターに訪れる前に、ぜひ立ち寄ってみてください。周辺のいくつかの観光施設で使用できるお得なクーポンも配布されていますよ。
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by たかちほ男爵

研修を終えて
二週間、こちらで研修をさせていただいた専門学生です。
私はヘビに興味があり、普段扱うことのある無毒ヘビだけでなく毒へビのことについても色々知りたいと思い、実習先としてスネークセンターを選びました。
実習でやらせていただいた仕事は主に無毒ヘビのケージの掃除や餌やりなどの基本的な飼育から実際に自分もお客さんの前に立ち、採毒実演やヘビのお食事の説明をしました。
私は人前で話すことがあまり得意な方ではないのでしっかりお客さんに説明出来るか不安でした。見に来る人の年齢層も様々なので小さい子供にも理解出来るようになるべく難しい言葉を使わないようにしたり、常にお客さんの立場になって考え、ヘビに関する知識を上手く分かりやすいように説明するのは意外と難しく、自分の力不足を実感しました。お客さんに説明するには自分もヘビに関することをしっかり理解しなければなりません。ヘビが好きというだけでヘビのことについて知らなかったことが沢山あり、お客さんに説明することを通じてさらに多くのことを学びました。
ヘビとのふれあいの時にはお客さんと接することもありました。初めてヘビを触る方が多く、色々な反応を見ることが出来ました。「冷たい」や「硬い」という感想が多く、「貴重な体験が出来た」と言ってくださった方がいたり、小さい男の子はヘビに興味を持ち、気に入った様子でした。
普段関わることの少ないヘビとふれあったことをきっかけに興味を持ってくれた方が沢山いて嬉しかったです。
他に私が実習でやらせていただいたことはオオアナコンダの部屋掃除です。私も一度だけスネークフックを使い、オオアナコンダを移動させてみましたが、体が大きくとても重いのでとても大変でした。ですが大変なのは重いことだけではなく、攻撃的でなかなか思うように動いてくれないオオアナコンダを暑い部屋の中で移動させたり、掃除をするのは重労働です。私が実習に行っている時はそれほど暑さの厳しい日ではありませんでしたが、掃除が終わった後は汗だくでした。ここの仕事の厳しさを身をもって体験しました。
二週間という長いようで短い研修期間で色々なことを経験させてもらい、ヘビへの興味がさらに深まりました。これからも自分で本などを読み、ヘビのことをもっと知りたいと思います。そして今回の研修で学んだことは忘れずに覚えておきます。
研修中は沢山のことを教えていただきありがとうございました。
貼りついた落ち葉の正体は?
 先日、研究所の中に入ろうと、ふと看板を見ると落ち葉のようなものが貼りついていました。もうこの写真で正体を見破った方は、なかなかの虫好きなのかもしれません。
ヤママユ





  この落ち葉のようなものは、大きな蛾です。ヤママユという種類です。大きな蛾は気持ち悪がられることもおおいですが、わりとかわいい顔をしています。体も柔らかそうな毛でもふもふです。幼虫も大きく、見つけると少しびっくりします。アゲハの幼虫などとは比べ物にならない大きさです。この子たちが、そのへんの木で暮らしているわけですが、幼虫もまた葉っぱ(緑色の葉)に紛れているので見つけることが難しいです。
幼虫も成虫も葉によく似た蛾の紹介でした。

ヤママユ2 ヤママユ3






by たかちほ男爵
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