蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
オオアナコンダの水入れ
熱帯蛇類温室にいるオオアナコンダ。
このヘビたちは、水の中にいることが多いのですが、展示室の池が非常に手前に有り、見えにくいことから
オオアナコンダを展示し始めた頃から、少し大きめの水入れを床に置き、見えやすくする工夫をしています。
ただ、この水入れ、如何せん古い水入れの再利用でして、
水漏れを起こしていたりで、コーキング材で目張りをし、何とか使っていましたが、
この時期になると、再度水漏れを起こすという感じでした。
コーキング材の劣化のためか?
とも考えられたので、今回、新しいコーキング材を試すことにしました。
そこで思い出したのが、近くのホームセンターで売られていた、透明度の非常に高いコーキング材。
説明文を読むと、多少濡れた状態でも使えるらしく、
これは使えるかも?と目を付けていた物。
いざ使ってみると、、、透明度が高すぎて、どこにコーキングしたかが分からない(笑)
そこで、懐中電灯を使い、反射させてどこまで出来ているかを見つつ作業し、
とりあえず完成。
水漏れが無いことを確認し、早速設置。
しかし、数日かかっていたこの作業が、実質1日程度で終わるとは。。。
あとは、どのくらいもってくれるかが問題ですが、とりあえず良いものを買ったような気がします。

by のら
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この時期にマムシ咬傷
午後、一般の方からヘビに咬まれたといことで電話がありました。東京多摩川の土手で道に出てきた小さなヘビをやさしく追い払おうとして咬まれたということでした。ヘビは小さかったようですが指が腫れているので明らかにマムシです。この時期に野生のマムシ咬まれたという連絡は初めてだと思います。確かに今日は暖かかったので、日光浴に出て来ていたのでしょう。

群馬では咬まれるのは遅くても10月初めくらいまでです。今年は群馬で10月後半に河川敷でイヌの散歩中に人が咬まれる事故があり、珍しいと思っていましたが、11月中旬というのは予想外でした。もちろん西日本でもマムシが出ていることはあると思いますが、今の時期はあまり出会うようなところへ行きませんし、サンダルで草むらに入ることもおそらくないので、咬まれる心配はほとんどないと思います。

いずれにしても川や池の近くにはマムシだけでなくヤマカガシもいますので、もうしばらくは気をつけてください。今回咬まれた方は優しさからヘビに手を近づけてしまったのですが、それはヘビにはわかりませんし、これがある程度大きなマムシだったら命に関わることもありますので、小さくてかわいいヘビであろうと種類のわからないヘビには絶対に手を出さないようにしてください。
アルギン酸ナトリウム
いきなり、聞き慣れない薬品名のタイトルですみません。
このタイトルで「ピン」と来た方は科学好きの方かもしれません。
食品添加物としても使われるこの物質で、分かりやすく書くと、海藻のネバネバした食物繊維の一つです。
なんでこんな事を裏話で!?
それは、本日、この物質を使った実験を行ったからです。
人工イクラ!!
・・・ではなく、この技術を応用したヘビ用人工飼料製造\(^o^)/
ゼラチンベースだと、人工飼料が水に落ちたとき等では、やはり安定が非常に悪く、
それを改善するために、どうにか皮膜が欲しい。。。との単純な思いつき。
結果は、、、一応食べてはくれています。
レシピはもちろん内緒です。

by のら
求められるタフさ
   私は、野外で動物を探し観察することが好きなため、外に出る機会の多い人間です。雨の日も外にでることもありますし、足場の悪いぬかるみや、水の中で動くこともあります。ヘビの観察であれば、長袖・長ズボンに長靴を準備していれば、多くの場所で何とかなりますので、わりと安上がりな軽装備で良いのですが、両棲類・鳥類・魚類や虫まで見たいとなると身の回りの道具いろいろと増えます。
   日ごろの服装といえば、靴は防水のトレッキングシューズ、ズボンは速乾性撥水加工のもの、シャツ・パーカーは速乾性と、快適に動くことができるものを愛用しています。フィールドワークで使う、長靴やレインウエアはもちろん水を通さない丈夫なものですが、双眼鏡・一眼レフカメラとレンズは防滴加工のもの、スマホ・デジカメ・USBメモリは防水防塵耐衝撃のものです(写真)。タフな物が多いのです。

   最近、こんな道具に助けられることがありました。あまりに忙しく、疲れていたため、USBメモリをズボンのポケットに入れたまま、洗濯してしまったのです。防水の物でしたが、洗剤の使用は想定されていません。USBには約20時間分の作業データが入っていたため焦りました。気が付いたのは、洗濯も終わり干してしまった後です…。やってしまった…。しかしデータを確認してみると、見事に無事でした。フィールドワーク以外でもタフな道具は役に立ちます。

by たかちほ男爵
ヒキガエル
  園内には、コンクリートの壁で仕切られた野外放飼場という飼育施設があります。本来は、ヘビを飼育するために作られているもので、タンビマムシやシマヘビなどが野外展示されています。中のヘビ達は外に出られない作りになっています。現在使われていない野外放飼場は、イグアナのエサを作っている畑などにもなっています。
  モロヘイヤの話を何度か書きましたが、畑をやっている野外放飼場には、ニホンカナヘビ・ヒガシニホントカゲ・ニホンアマガエルなどがくらしています。これらの動物は爪があったり、指に吸盤のような作りになっていたり、頑張れば、壁の外とも出入りができる動物です。

  
先日この場所で出会ったのは、アズマヒキガエル。わりと立派な個体で、栄養状態もよさそうです。オスだと思います。勤めて1年以上が経ちましたが、野外放飼場の中でヒキガエルを見たのは初めてです。ヒキガエルの仲間は吸盤のような指をしておらず、体重も重いため、壁に貼りついて登ることはできないでしょう。誰かが放飼場の中に入れたのか。または、体重の軽かった小さなころに頑張って登ったのかわかりませんが、放飼場の中で元気に暮らしているようです。しばらく見守ってみたいと思います。

by たかちほ男爵
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