蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
研修生作成のケージを展示
  先月のブログにも感想が書いてありましたが、春休み、岡山県から研修に訪れてくれた大学生がいました。研修の一環として、フトアゴヒゲトカゲの環境エンリッチメント(ケージ作り)に取り組んでもらいました。聞きなれない言葉かと思いますので、少しだけ説明を。エンリッチメント(enrichment)は、「豊かにすること」などの意味で使う言葉です。私の理解では、飼育環境をさまざまな意味で豊かにし、ストレスを減らしたり、飼育環境特有の異常行動を減らしたり、野生で見られるような正常な行動を引き出したりと、健康でいてもらうための工夫をすることでしょうか(※いろいろな定義がありますが)。
shinobukun02.jpg  研修生によって、しのぶ君と名付けられたこの個体。作成してもらった新しいケージにも少し慣れてきました。そこで、一般公開を始めましたので、紹介しておきます。特徴的なのは、登り木に作られたハンモックでしょうか。たまにのっていますが、登り木にいることが多いですね。スネークセンターではケージの床材として、伝統的に人工芝が使われていますが、これを可愛らしくハート型・星型に切り抜きレイアウトしてあります。この発想は女性ならではですね。おもしろい。どこで手に入れてきたのか、「忍」というオブジェもレイアウトされています(笑)。shinobukun01.jpg

  さて、以前のケージと比べた結果は・・・。登り木のおかげで立体的に動く行動が多くなりました。また、ケージのガラス面に貼りつき立ち上がったような姿勢(おそらくあまり良くない姿勢)が無くなりました。さらに、口の前までもっていかないとあまり野菜を食べない個体でしたが、このケージにしてから自分でよく食べています。以前よりも、飼育環境は良くなっていると言えるでしょう。
  少し先にはなりますが、まだまだ大きくなる種ですので、その時はより大きなケージを作らなくてはなりません。是非とも、また担当してもらいたいものです。

by たかちほ男爵
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