蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
研修を終えて
1週間研修でお世話になった大学生です。

私の通う大学では主に哺乳類を対象に扱っているため、それ以外の動物を学ぶ機会はほとんどありません。ですから、大学では絶対に学べないことを勉強したいと思い、ジャパンスネークセンターでの実習を希望しました。私はヘビをはじめとした爬虫類の知識が乏しく、職員の方に迷惑をかけてしまったり、的確に仕事がこなせなかったりと、苦労する面があったのですが、毎日新しいことを学べたとても内容の濃い1週間となりました。

研修中はイベントの手伝い、ヘビのふれあい体験、展示場やケージの掃除、給餌などを行いました。ヘビの管理を行う中で、たとえ無毒蛇でも噛まれないようにしなければいけないこと、ヘビによって動きが違うこと、種によって危険であること、脱皮不全のヘビに脱皮を促さなければいけないこと、給餌の時に共食いや餌の取り合いが起こらないようにしなければいけないことなどを学び、ヘビの正しい扱い方、飼育の難しさを知ることができました。

1週間の中で1番得たものが多かったのは、ヘビとのふれあい体験です。ヘビを初めて見る人から、マニアックな人まで、来場者一人一人のヘビに対する印象は様々です。ヘビを見て怖がる人やヘビのことを知らない人にどうやったら魅力が伝わるのか、その難しさを身をもって感じることができました。伝わったときの来場者の楽しそうな顔や興味を持ってくれた様子を見て、とてもやりがいを感じました。また、来場者の方から学ぶことも多くありました。ふれあいの最中には自分では思いもよらない角度から質問を受けたり、答えられない質問を受けて、職員の方に助けていただくことが何回もあり、その度に私も勉強になりました。ふれあいを通じて来場者の方とコミュニケーションをとることで私はもっとヘビのことを好きになりました。

それから、採毒実演で実際に解説をさせていただきました。
採毒実演ではヘビを触ったり見たりするだけではなく、毒ヘビの怖さ、噛まれたときの症状、対処法など、来場者に正しい知識を持ってもらうことも大切であることを学びました。実際に解説の原稿を作る際には、何を話すかだけでなく、言葉選びにも苦労しました。できるだけ分かりやすい簡単な言葉にしつつ、正確に伝えることがとても難しかったです。もっとこうすればよかったと、心残りもありますが、とても貴重な体験をさせていただきました。

勉強不足なために未熟な面がたくさんありました。素人の私に職員の方が丁寧に教えてくださったこと、サポートしてくださったこと、心から感謝申し上げます。また忙しい中、研修を受け入れてくださりありがとうございました。
この1週間で学んだことを大学の研究や、今後の進路に生かしていきたいと思います。お世話になりました。

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