蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
ムカデの産卵
有毒生物の話をすることが多いので、毒蛇だけでなく、ムカデやスズメバチ、ヒキガエル、時にはタランチュラやサソリも飼育しています。ムカデはほぼ1年中飼育していますが、先日捕獲したムカデが産卵しました。きれいな黄色の卵を産んで、足で抱えています。本来ならふ化した幼体が1回脱皮するまで抱いているのですが、今回はプラケースが倒れてしまい、その刺激で卵を全部食べてしまいました。

翌年まで生きている個体は、未受精卵を産みますが、もちろんその卵はふ化しないため、しばらくすると食べてしまいます。まさにエネルギーのリサイクルです。抱卵している卵が、その塊から離れてしまったり、ふ化した幼体が抱いている塊から離れても食べてしまいます。献身的に卵や幼体を抱いているのを見ると、母親の愛の強さを感じますが、容赦なく食べてしまうのを見ると、同時に自然の摂理も感じざるを得ません。

By A.S.

ムカデegg06-2
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