蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
ちょっと気分のいい出来事
以前、ギャラリーにも載せましたが、上の写真は9月の下旬に福島からわざわざ持ってきていただいた斑紋のないマムシです。下の写真は何年か前に入手した褐色のマムシですが、エサを1度食べずに死んでしまいました。福島のマムシもセンターにやってきて1度もエサを食べてくれませんでしたが、先日はじめてマウスを食べてくれました。来てからほぼ4ヶ月です。

マムシは比較的飼育しやすいヘビですが、捕獲時に荒く扱われると他のヘビと同じように拒食することがあります。今回も同じように餌を食べずに死んでゆくのかと思いましたが、あまり期待せずに解凍したマウスをケージに入れておくと、いつのまにか食べていました。非常に珍しい色彩のマムシなので、なんとか生かしておきたいという思いがありました。これで少し安心です。

以前も東京で押収してきたペットの毒蛇、51匹の中にいたアフリカ産ブームスランの1匹が、試行錯誤を繰り返して、5ヶ月後にようやくエサを食べたときもうれしかったです。このヘビはほとんど日本に入ってこないヘビで、しかもヤマカガシと同様の後牙類で、唯一血清の作られている毒の強い危険なヘビです。
私がヤマカガシ毒を研究し始めたときに、このヘビの毒の研究論文をいくつも読んで、実験方法など研究の参考にしたヘビで、私としては思い入れのあるヘビです。(2008,12,29に記事があります)

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