蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
タイヤマカガシ咬症
これは日本でのペットによる咬症ではなく、ベトナムでの話です。子供が咬まれて出血を起こしているため日本のヤマカガシの抗毒素が手に入らないかということでメールが来ました。ただ、正確な病状もわからず、血液検査データもないためもちろん適切なアドバイスは難しいのですが、タイヤマカガシの毒の作用、死亡例の報告はないことなどを知らせました。また、鼻からの出血は止まったということなので、徐々に回復してゆく可能性があることなど言い、研究論文を添付して送りました。

その夜、役立つ情報に対するお礼のメールが来ました。回復してきているようだとありました。
今のところ毒の作用や咬症に関する情報の提供しかできませんので、試作品の抗毒素を送るわけにはいかず、歯がゆさはありますが、多少役だったかもしれません。

もちろんこのようなことはほとんどありませんが、なぜか昨年もロシアでタイヤマカガシに咬まれた件でメールによる問い合わせがあり、同じように情報の提供をし、治療に関するアドバイスなどを行った例がありました。そのときは直接電話もあったのですが、そんなに英語で十分な意思疎通ができるわけではないため、同様に論文を送りました。こちらは昨年10月25日の裏話にあります。

リアルタイムで世界と連絡ができ、また論文も簡単に送れるわけで、インターネットの発達のすごさを感じる出来事でした。

by A.S.
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