蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
ヌマガエル
さて、今日はカエルの話をしようかと思います。
みなさんは「ヌマガエル」というカエルをご存知でしょうか?
もともとは西日本を中心に生息していたカエルなのです。しかし、近年、関東地方でも多く見つかるようになりました。自然に分布域が広がってきたわけではなく、人がなんらかの手段で関東に持ち込んでしまって増えているようです。
こういった生物を外来種などと呼びます。外来種はもともとその地域にすんでいた生物のエサやすみかを奪ってしまうことから問題となっています。もともと関東にすんでいるトウキョウダルマガエルのエサやすみかを、ヌマガエルが奪ってしまうのではないかと懸念されているのです。

そこで、群馬周辺のヌマガエルを調べるため、とある田んぼに4人で出かけてみました。4人で1時間半程度、1つの用水路でカエル捕りをしたところ…なんと約600匹のヌマガエルが捕まりました。この数には驚きです。そして、見つかったトウキョウダルマガエルはわずか1匹だけです。この場所には、もともとトウキョウダルマガエルもすんでいたと考えられますが、今は圧倒的にヌマガエルの数が多いようですね。なんとも悲しい結果です。

おそらくヌマガエルの分布はこれからも拡大していくでしょう。スネークセンターの周りではまだ見つかっていませんが、少し南ではもうヌマガエルが生息しています。侵入は時間の問題と思われます。本格的に調査する必要があるなと実感した一日でした。

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    ヌマガエル         捕獲された約600匹


by たかちほ男爵
  

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2015/11/08(日) 17:29:13| フィールドワーク| トラックバック(-) コメント(-)
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