蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
カエルの増殖に驚き
 20年以上前はエサのカエルを捕りに、隣の栃木県足利市の山の方によく行きました。以前から当センターの周りは田んぼがあってもカエルが少なく、特に用水路がコンクリートになり始めてからはアマガエル以外はあまり見られなくなりました。足利の方でも徐々に整備されるようになってからはカエル(トウキョウダルマガエル)がめっきり減ってしまいました。9月に生まれた子ヘビ用の冬のエサとして、10月の稲刈りの時期に上陸したアマガエルを高崎の田んぼで大量に集めていました。
 トウキョウダルマガエルがかなり減ったために、少し大きくなったヤマカガシなどのエサに困っていました。前のブログにあるように、当センターの近くではありませんが、かなりエサに使えるカエルが捕獲できることがわかりました。しかし、本来生息しているはずのトウキョウダルマガエルはほとんど見られないということもあり、複雑な気持ちです。
 同じ市内の私の住んでいる住宅地近辺の田んぼでも、以前はイヌの散歩であぜ道を歩いてもカエルはあまり見られませんでしたが、今年はカエルが飛び跳ねるのをよく見ました。捕まえてみるとやはりヌマガエルでした。

 ただ、全国的にはカエルが減少しているためか、カエルを主なエサとしているヤマカガシは非常に減少しているようにみえます。岐阜の業者に頼んでも、今年もヤマカガシはほとんど入ってきませんでした。ヤマカガシが減ったからといっても、毎年のように手を出して咬まれる人はいますし、重症化する場合もあります。30年ほど前に最初にヤマカガシ抗毒素を試作したと時も、15年前に厚生科研の研究班で抗毒素を試作したときも、300匹ほどのヤマカガシから毒を採取しています。今はとてもこれほどのヤマカガシを集めることはできませんので、中国産タイリクヤマカガシ(下の写真)の毒が使えるかどうか比較検討中です。今年は重症例はありませんでしたが、6,7件咬傷の連絡が入っています。

By A.S.
タイリクヤマカガシ
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2015/11/09(月) 16:55:07| 飼育日記| トラックバック(-) コメント(-)
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