蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
サキシママダラというヘビ
 ヒメハブに続いての第2弾となります。全国各地でのフィールドワークで出会った動物を紹介したいと思います。

 今回は、サキシママダラ。このヘビは、沖縄県の中でも南の方(宮古島・石垣島・西表島・与那国島など)に分布している夜行性のヘビです。わりと何でも食べるようで、カエル・ヘビ・トカゲ・ネズミ・鳥など様々なものをエサとしていることが知られています。基本的には、横縞の模様をしていますが、島によって横縞の数がずいぶんと違います。こういった説明が、図鑑によく書かれている内容です。こんな事を、長々と書いていても面白くないので、詳しく知りたい方は図鑑を読んでみてください。

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   宮古島産          与那国島産

 サキシママダラは、「今日はヘビなんて出ないだろう」という日でも出会うことがあります。遠征中、コンディションの悪い日(雨・風が強いなど)にあたっても、ヘビに出会わないことがほとんど無いのは、サキシママダラのおかげです。このヘビの魅力は、なんといっても他のマダラヘビの仲間とは違った動きでしょうか。余裕があるというか、バカっぽいというか、動きがよみにくいです。他のマダラヘビの仲間(アカマタ・シロマダラ・アカマダラなど)は、怒ると体をS字にくねらせ持ち上げ、一瞬で体をのばし、咬みついてくるのですが、サキシママダラはこれをしないことも多いのです。

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   迫ってくる様子       何度も咬むサキシママダラ

 写真は、大きめのサキシママダラ(石垣島産)が、逃げるどころか、私に向かってゆっくりと近づいてくる様子を撮影したものです。私の長靴に顔を押し当てたと思ったら、口をゆっくりと開き咬みついてきました。何度も同じことをするので、攻撃なのか、餌だと思っているのか、または全く違う意味があるのか、判断できません。なんとも不思議なヘビです。

by たかちほ男爵
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