蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
おそらく日本一かわいいヒキガエル
久しぶりに、全国各地でのフィールドワークで出会った動物を紹介したいと思います。第3弾です。

 全国的に「ガマ」・「ガマガエル」などと呼ばれるカエルがいます。これらはヒキガエルのことです。日本には、何種類かヒキガエルの仲間が生息しています。アズマヒキガエル・ニホンヒキガエル・ナガレヒキガエルなど地域によって生息している種は異なります。また、南西諸島にはミヤコヒキガエル・オオヒキガエルが生息しています。

 これらのヒキガエルの中でも最も小さい種が、ミヤコヒキガエルです。このカエルは、沖縄県の宮古島に生息しているカエルで、ちょうどこの時期(9月ごろ)に繁殖が始まるようです。夜の宮古島では、島のいたるところで、このカエルを観察することができます。林の中や畑の中、道路でも出会うことの多いカエルです。なんといっても、このカエルの魅力は、ずんぐりとした丸い体でしょうか。お饅頭のような形をしています。色彩は、白・黄・赤・黒など個体によって異なります。

miyako akaki     miyako sirokuro  miyako mannjyu





木のうろに隠れる、赤・黄色の個体(左上)
白黒の個体(右上)
畑でお饅頭モードになる茶色い個体(左下)

 実に可愛らしいこのカエルですが、宮古市の自然環境保全条例において保全種とされており、捕獲することはできません。その一方で、南・北大東島では、害虫駆除のために移入され、外来種として分布しているようです。自然分布している場所では保護されている種が、別の場所では外来種となっているなんて、悲しいことです。

 私の担当する「爬虫類ふれあい体験教室」では、外来種の話をすることもありますので、よかったら聞きに来てください。ミヤコヒキガエルは登場しませんが、日本に棲みついた国外外来種も何種か登場しますよ。

by たかちほ男爵
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