蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
ムカデにも気をつけましょう
ギャラリーの今週の1枚で、肝心の写真(抱卵中のムカデ)が出ていなくて失礼いたしました。見えるようにしましたので、ご覧ください。今回生んだ卵はもう食べられてしまいましたが、昨年はふ化後も子虫が1回脱皮するまで、同じように抱いていました。
関東地方も梅雨に入りこれから少しじめじめした日が多くなります。ムカデも研究所の古い建物の中まで入ってくるようになり、時々ヘビを入れているビクの下で見つけます。

ムカデに咬まれる事故は、夏の夕方から朝にかけて家の中で起こるようです。寝ている時などに布団の中に入ってきたムカデに咬まれたり、物の下に隠れているムカデに気づかず手を入れたりした時に咬まれたりしますが、九州の病院のドクターの話では、昼間納屋に下げてある農具などを取ろうとして、後ろに隠れていたムカデに咬まれることが時々あるようです。

私も昼間手をかけたパイプの裏にいるのに気がつかず咬まれたことがあります。少し小さなムカデだったので、少し腫れただけでしたが、大きなムカデでは痛みも強く、かなり腫れます。まれに死亡することもあります。以前、家の中で死亡しているがいて、マムシに咬まれたのではないかという連絡が警察からありました。咬み痕や本人が寝ている時に゛虫がはい上がってきた゛と言っていたということなどからムカデだろうと判断しました。6カ所も咬まれていました。
また、医学雑誌の症例報告では、まぶたを咬まれて失明した例や肝障害を起こしている人(解毒機能が低下している状態)が死亡した例などがありますので、こらからはムカデにも少し気を付けてください。

By A.S.
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