蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
蛇研への問い合わせより
昨年もEメールで500件以上、電話では250件ほどの問い合わせがありました。メールでは、ヘビに関する生物学的な質問やヘビの判別などの質問が多くあります。単に「○○のような模様のヘビはなんですか」というような質問もありますが、最近ではデジカメが普及しているだけでなく、ほとんどの携帯にもカメラがついているので、写真をメールで送って来られることが多くなりました。写真があればよほどピンぼけでない限り判別できますが、たまにかなり小さな見えにくい写真を送ってこられる時もあります。

ツバメが巣を作る時期になると、アオダイショウが巣をねらってくるので、忌避剤や防ぐ方法などの問い合わせが多くなります。
咬症に関する電話は、4月から10月上旬くらいまでですが、昨年は秋でもかなり暖かい日があったので、11月に人がマムシに咬まれた事故とイヌが咬まれた事故もありました。今年はかなり暖かいので、このままだと3月中旬にはマムシ咬症の連絡が入るかもしれません。

昨年は、ヤマカガシによる死亡事故がありました。こちらに連絡が入ったのは咬まれて4日後ですが、2日後にはすでに脳内出血を起こし、連絡があった時にはすでに脳死状態だったので、血清を使う機会がありませんでした。1985年に亡くなった中学生も脳内出血によるものでした。
マムシによる死亡事故もこちらに連絡があったのが受傷後6日後で、その時点で急性腎不全を起こして血液透析をしていて、さらに肺水腫のために人工呼吸もしている状態でした。蛇毒は何日も体内にあるといっても、6日も経ってから血清を投与してもほとんど血清の効果は期待できません。

何ヘビかわからない時、ヘビかどうかもわからない場合もかなりあります。また、本人がヘビの判別を間違っている場合もかなりあります。とにかくどのようなケースでも早めに連絡してください。早期に適切な処置をすれば、それほど重症化することはありませんが、何度も言っているように、毒性は強く、特に子供と高齢者では1,2日で死亡するケースもありますので、気をつけてください。毎年5,6名が死亡し、その何倍もの人が重症になっているのが現実ですので。

By A. S.
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