蛇研裏話
(財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
自分でエサを食べないハブ
2004年5月に生まれた(胎生)カクツラハブ(Trimeresurus puniceus インドネシア産)は、生まれてから1度も自分でエサを食べてくれません。2年9ヶ月間強制給餌で飼育してきたわけです。
エサを与える時はピンセットの大きいので頭を挟んで捕まえますが、ほとんどあばれることはありません。ピンセットで挟んだピンクマウスを閉じた口に押しつけると、牙を立てて咬みつきます。その時にすかさず口の中にピンクマウスを突っ込んでいきます。

アオダイショウの子ヘビなどに比べて口も開けやすく、しかも大きいので強制給餌はしやすいのですが、子ヘビとはいえ毒蛇なので咬まれないように気をつけなければなりません。でも強く持ちすぎてもヘビが弱るので気を使います。ピンクマウスは奥まで突っ込まなくても自分でくわえていれば、そのままそっとケージに戻せば、後は自分で呑み込んでくれます。

生まれた時から強制給餌しているのはカクツラハブだけですが、その他にツシママムシ1匹とネゲブエキスクサリヘビ2匹も強制給餌で飼育しています。他の動物と違って週1回の給餌なので、それほど負担ではありませんが、カクツラハブと違ってあばれてくさい臭いや糞をまき散らしますので、いつも嫌な思いをします。

By A.S.
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