蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
誰も知らないシロマダラ
27,28日に中毒学会に行ってきましたが、そこで2006年に研究所にあった電話とメールでの問い合わせについてポスターで報告してきました。もちろん毒蛇咬症関連の問い合わせについてです。

昨年は、ヤマカガシ咬症による死亡も、マムシによる死亡もありました。また、ヤマカガシを鎌で切りつけて、頸腺毒が飛び散って目に入る事故もありました。

草むらや夜間に咬まれてヘビかどうかも確認できない例や咬まれた患者がヘビの判別を間違っているケース、病院での誤診など、最初の段階で間違ってしまっていることがわりとあります。

あるケースでは、ヘビに咬まれた本人がヤマカガシと間違って病院へ行き、そこではヤマカガシの抗毒素を持っていないため対処できないとして、抗毒素を保管しているとある東京の病院へ行くように指示。その後連絡があり、携帯で撮っていた写真をメールで送ってもらい確認したところ、無毒の“シロマダラ”でした。しかし、時はすでに遅く、飛行機に乗って東京に向かっているとのこと。

このような判別間違いもあるということでシロマダラの写真を載せて紹介しましたが、中毒研究関係のドクターや薬剤師等は誰もシロマダラを知らないようでした。当然といえば当然ですが。

当研究所には捕まえたシロマダラを持ってきて、「毒ヘビではないか」、「外国のヘビではないか」と聞く人が毎年のようにいます。それほど珍しわけではないのですが、一般の人にはほとんど知られていないようです。
タカチホヘビが捕まることはありませんが、ヒバカリやアオダイショウの子ヘビを持ってきて、これは何ヘビと聞かれることはしばしばあります。とにかくわからないヘビであれば、大騒ぎをする前に写真を撮って送って下さい。緊急の場合のみ24時間問い合わせを受けていますので。

By A.S.
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