蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
ブラックマンバを目撃?
ある県の動物管理センターから「市民が外でブラックマンバ見た」といことで問い合わせがありました。ヘビマニアの子供が外で一瞬見かけたヘビをインターネットで調べたら、ブラックマンバに間違いないということで連絡があったようです。多少爬虫類のことを知っている人ならその名前を知らない人はいませんが、一瞬見たヘビを3000種類近くいるヘビの中からインターネットでブラックマンバと同定できるなんてあり得ません。

埼玉ではよくガラガラヘビ騒動はあります。また、最近はコーンスネークやキングスネークなども逃げていることがしばあしばあるので、色や模様を聞いても判別しにくい場合もあります。今回のヘビは1mちょっとで、黒くて白い斑点があったということでした。シマヘビの黒化型に間違いありません。単に「黒いヘビを見たのですが何ヘビですか」という問い合わせはよくあります。ただ黒いというだけでは断定はできません。たいていはシマヘビかヤマカガシの黒化型ですが、マムシの可能性もあります。また、タカチホヘビの幼蛇も黒です。

今回は白い斑点があったということでシマヘビに間違いありません。ヤマカガシの黒化型は、下あごが黄色いのでこの2種の判別は簡単です。
外国産のヘビまで含めると黒いヘビは何種類もいますので、黒いということだけではまず判別はできませんが、日本のヘビに限れば多くはいません。

シロマダラが外国産のヘビと間違われることもあります。シマヘビが尾を振っているのを見て、ガラガラヘビと間違う人もいます。毎年のようにペットの毒ヘビに咬まれる事故が起きているため、そのようなヘビが逃げている可能性もなくはありません。でもさすがにブラックマンバはないでしょう。
警察や保健所に連絡する前に、できればこちらに問い合わせてみて下さい。可能なら写真を撮ってメールで送ってもらえればだいたいわかりますので。

By A.S.
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