蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
タイヤマカガシ
先日、タイヤマカガシ(Rhabdophis subminiatus)に咬まれて、出血が起きて入院した人がオランダで出ました。タイヤマカガシは日本のヤマカガシに近縁で、咬まれて毒が入ると、似たような症状が出ます。もちろんオランダには生息しておらず、飼育していた個体に咬まれたのです。

オランダの病院からいきなり電話が来て、当研究所のヤマカガシの抗毒素をすぐに送って欲しいという話でした。確かに、私もヤマカガシの抗毒素はタイヤマカガシにも効くだろうと思いますし、是非送って試したい、と思ったのですが、咬まれてからすでに4日も経過していて、これから厚生労働省の承認を受けて送るのは、まず間に合わない、と言うことで断念しました。滅多にない機会でしたが。

病院ではまず、オックスフォード大学のウォレル教授に連絡して、こちらを教えてもらったとのことです。ということは、オックスフォードに置いておけば、いざというときに、試すことができると言うことになります。これが出来ればよいのですが。国内でも、限られたところにしか置いていない現状ではなかなか難しいところです。しかし、せっかくの抗毒素ですから、出来るだけ活用出来るよう、頑張ってみましょう。

by ちみ
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