蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
『開口呼吸』という症状
ヘビは本来、呼吸をする際に口を開けてすることはありません。鼻孔を通して行います。たまに‘あくび’様のものをすることはありますが。口を開けた状態で呼吸することを『開口呼吸』と言います。これは明らかに異常です。原因はいろいろあります。よく肺炎にかかったときの症状だと言われることがありますが、必ずしも見られるわけではありません。こちらでも肺炎にかかったヘビを見てきましたが、開口呼吸をしていた個体はほとんど見たことありません。それらしい症状がまったく見られなかったケースで解剖の結果、肺炎だったということもありました。苦しいから口を開けて呼吸するわけで、空気の通り道である鼻部に何らかの問題があることが疑われます。また、口を開けているのではなく、『閉じられない』ために開けているように見えることもあります。実はこちらの方が圧倒的に多いです。口の中がハレていたり、唇の部分がめくれて粘膜が露出していたり・・・。口の中に腫瘍ができていたこともありました。なかなか教科書どおりにいかないのが実状です。教科書って言っても、ヘビの教科書なんてナイと言ってもいいくらいなんですけど・・。なんとかやっていくしかないんです、現場としては。

最後になってしまいましたが、
あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いいたします。

by 綿雲
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