蛇研裏話
(財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
久々の
今年初のヘビ捕獲依頼が来ました。
今日みたいな、湿度も気温も高い日に、よく捕獲依頼が来るのですが、行くと大抵アオダイショウのパターンです。
しかし、今回の依頼は「見たこともないヘビがいまして、、、」という内容だったのですが、この類の言葉に妙にそそられる性格でして、スクランブルがかかったという感じで、行ってきました。
今回いたのも、アオダイショウ、しかも♀。ちょうど、個人的に欲しかったものなので、大喜びです。
今日あたりは、またこの後もスクランブルがかかるかも?
一応、旧藪塚本町エリアでしたら、無料でお伺い致します。

by のら
American Museum of Natural History
American Museum of Natural History(アメリカ自然史博物館)は、ニューヨークにある大きな博物館です。そこの出版物である Bulletin と Novitates には大変重要な論文が載っており、当研究所でも、爬虫類と両生類関係のものに限って交換してもらっています。それでも古い号など入手できず、古本屋などを通してやっと手に入れていました。

最近この博物館のHPをのぞいてみたところ、これらの出版物がPDFファイルになって、フリーでダウンロードできるようになっていました。さっそく、読みたい論文を呼び出してみましたら、実にいい具合になっています。すばらしい!、の一言です。

もっとも昨年から今年にかけて出版された、両生類関係の2つの大論文、Bulletin の294号と297号のようにページ数が多いと、けっこう読むのは大変です。それぞれ240ページと370ページですから。内容は前者はアマガエル科、後者は両生類全体の系統を記述したものです。

by ちみ
トカゲの毒と蛇毒の起源
最近の"Nature"に驚くような論文が載っていました。
これまでトカゲ類では、ドクトカゲにしか毒はないとされていたのですが、イグアナ上科アガマ科のアゴヒゲトカゲから毒が見つかったほか、オオトカゲにも毒があるということです。
この論文では、これらから見つかる毒のタイプで整理をして、有鱗目における毒の出現は、イグアナ上科、アシナシトカゲ上科(オオトカゲ科を含む)、ヘビ亜目の3グループの分化以前に遡るとしています。ここまではなかなか見事な考察だと思うのですが、問題は、蛇類における毒は、新蛇類でしか確認されていないので、もしこのシナリオが正しければ、原始的な蛇類でも見つからないとおかしいので、このあたりが今後の研究テーマになりそうです。

by ちみ
アナコンダ
今日届いた雑誌に、新種のアナコンダについて記述した論文がありました。
これまでアナコンダには4種が知られていましたが、そのうちの1つは近年になってオオアナコンダの変異の範囲内にあることが分かり、3種と考えられていたところです。新しいアナコンダはボリビアに分布しており、最初に見つかったときには、オオアナコンダとキイロアナコンダの交雑個体と考えられ、論文にもなっていましたが、その後の研究で新種とされました。頭部はキイロアナコンダにそっくりですが、胴体の斑紋などはキイロとオオアナコンダの中間的な感じです。
21世紀になってからこういうのが見つかるのですから、おもしろいです。

by ちみ
奄美群島
鹿児島で会議があったのを機に、奄美大島と徳之島に行ってきました。
どちらも行くたびに開発が進んでいるようです。
昨年も同じ頃に行っていますが、今年は日本列島が寒波に覆われている最中で、奄美も雪は降らないものの、雨がぱらつき冷たい風が吹き抜けていました。そのせいか動物はあまり出ていませんでした。今年は降雨も少なくて、いつもは水がある沢で枯れているところもありました。そんなことも影響しているようです。いつもであれば、リュウキュウアカガエルが産卵に出てきて、それをねらってヒメハブがあちこちにいる状態なのですが。アカガエルは少しいましたが、ヒメハブは全く見かけませんでした。

by ちみ
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