蛇研裏話
(一財)日本蛇族学術研究所のスタッフが書きまくる、表からは見えない面白話を更新中!!
テレビ出演
今日、日曜日18:55からのTBSの番組に当センターのヤマカガシが出演の予定です。おまけで私もちょっと写っているかもしれません。一応撮影したのは、ヤマカガシの毒で血液が固まるところとヤマカガシの頸腺の毒が出るところです。
ハブの採毒実演の時に来園者に聞くと、ヤマカガシが毒ヘビであることを知らない人も多く、また、首の部分にも毒があることを知っている人は非常に少ないです。
毎年、ヤマカガシに咬まれたという問い合わせが10件近くあります。また、棒などでヤマカガシを叩いたりしたときに頸腺の毒が飛んで目に入る事故が毎年ありますので、そのような毒もあるというのをテレビで見て、覚えておいてください。昨年も一昨年も小学生が棒で叩いて、ヤマカガシの頸部の毒が目に入る事故が起きています。

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*追伸 番組を見たら血液が固まるところのみで、しかも一瞬でした。頸腺毒が飛ぶところは全く写っていませんでした。次回にご期待ください。
ガラスが。。。
ハードリピーターの方は、もう気付いているのかも知れません。
実は、最近園内のとある箇所を徹底的に掃除しておりまして。
それが、展示ケージのガラスです。
園内の水は、どうも石灰分が多いらしく、水を使って掃除をすると、どうしてもウロコ(ウォータースポット)が着きやすい。
しかも、それが期待していない撥水効果を生み、温室内の温度の効果も相まって、そこにさらにウロコが出来る。。。
という悪循環を繰り返しておりました。
それが故、温室のケージがどうしても汚らしく思えてしまう。。。
どうにか解決策を!!
ということで色々と実は試していたのですが、どうも効果が上がらず、半分諦め状態でした。
もちろん、このままじゃいけません。ということで色々とリサーチした結果、
温泉施設のガラス掃除を行っている業者のホームページからホットな情報が!!
オービタルサンダー(紙やすりなどを着けて磨く、削るが出来る機械)に着けられるアルタシート(人工ダイヤモンドをコーティングしたシート)で、水をかけて少しずつ「ビュイィィィィィィィィィィ~~~~ン」と磨いていくという作業が、とても効率が良いとのこと。
「これは是非試してみたい!!」と思い、早速道具をそろえ、作業に取りかかりました。
すると、、、面白いくらいにウロコが取れていきます!!!!
オービタルサンダー掛けビフォーアフター
左が掛ける前、右が掛けた後。ここまでガラスって親水効果があったんだ!!
と思えるくらいに綺麗になりました。
園内の、大半のガラス磨きは終了しましたが、、、問題は熱帯蛇類温室のアメリカアリゲーターのケージ。
ここはまだ出来ていない箇所ですが、今度は頭を駆使して、安全に作業をしていこうと思います。

by のら(園内で、ガラス掃除業者と間違われてました)
池と野鳥
  最近、野外放飼場内の池の整備をしています。池の底に泥が堆積し、水が干上がってしまったため、泥をかき出す作業を行っています。その成果なのかわかりませんが、園内で、あまり出会うことのない鳥が観察されました。
 まずは、トラツグミ。珍しい鳥というわけではありませんが、園内では初記録となりました。この鳥は、ガシガシと足踏みをする習性があります(エサを探すためだったと思います)。久しぶりのこの音・リズムを耳にし、探してみると池のそばにいました。ツグミより大きいので、見ごたえがあり、発見すると少しうれしくなります。
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トラツグミ
目立ちにくい見た目ですが、足音で居場所はすぐにわかります。


 ミソサザイもやってきました。このあたりで観察できる野鳥の中では、最も小型の鳥となります。一般的には、沢の近くなどでよく見られる鳥ですが、丘陵地にあるスネークセンターにも、訪れてくれたようです。池のまわりや岩の隙間などをうろうろしながら、1日だけ滞在していました。
 他に、よく見かける鳥は、ツグミ・シロハラ・ヒヨドリ・コゲラ・アカゲラ・アオゲラ・エナガ・シジュウカラなどなど。コンディションのよい日に空を見上げれば、何かしらの猛禽は見つかります。先月は、ウソも来ていました。ちょっとした自然公園で見られるような野鳥は園内で観察できるみたいです。

by たかちほ男爵
日光浴とデスクワーク
 日曜日に、来園されたことのある方は、爬虫類ふれあい体験教室をおこなっている「研修室」をご存知かと思います。実は平日、この部屋でトカゲたちが日光浴をしています。トカゲを個別にケージに入れ、日の当たるところに置くと、オオトカゲやフトアゴヒゲトカゲは気持ちよさそうに日光浴します。ただ、ケージに入れると嫌がる子たちもいるのです。いつもの、おとなのグリーンイグアナ2匹です。仕方ないので、ケージから出し台の上にのせ日光浴させています。ケージに入れなければ本当におとなしい子たちです。目を放すわけにもいかないので、私も同じ部屋にパソコンを持ち込み、様子を見ながらデスクワークをすることにしました。 
いぐぱそ2
  日光浴に満足すると、お部屋の探検が始まり、私の様子を見に来ることもあります。私の体をよじ登ってきたリ、デスクの上でうろうろしたりと仕事の邪魔もしてくるのですが、可愛らしいものです。結局、こんな感じになることもあります(写真)。わざわざ、体の安定しない薄いパソコンにのらなくてもいいのに。オスなので縄張りの主張なのでしょうか、なにやら気になるようです。体が冷えてくると、いつも暮らしている部屋に帰りたいようで、こっちを見ながらドアの前で待っていることがあります。やはり頭はよさそうです。

by たかちほ男爵

ミミズじゃないよ!小さく奇妙なヘビ“ブラーミニメクラヘビ”
 今年に入って、ヘビの話を書いていませんでしたね。とは言っても、野外のヘビはもう少し暖かくならないと見つかりません。こんな時期は、これまでに出会った動物の紹介といきましょう。5回目ですかね(?)

 南西諸島に行くと奇妙なヘビに出会うこともあります。そのうちの1種がブラーミニメクラヘビ。このヘビは小さな地中性のヘビで、面白いことに単為生殖をすることが知られています。オスがいなくても子どもができるわけです。ヘビでは珍しいですね。日本では、外来種であると考えられていますが、もともとどこの国のヘビなのか原産地がはっきりわかっていなかったと思います。植木の土などに混じって人間の手で運ばれたのではないかと考えられており、世界中の暖かい地域で発見されています。餌もちょっと変わっていて、シロアリやアリの卵を食べているようです。

Brahminy.jpg Brahminy2.jpg






  触ってみると、ツルツルとしていますが、意外と硬いなぁという印象です。一度動き出すとなかなか止まってくれないので、写真撮影にはちょっと苦労した思い出があります。

 日本でも南西諸島以外で見つかることがあります。九州などではたまに見つかるようです。これから、ますます地球温暖化が進むと、いろいろな地域で確認されるようになるかもしれませんね。変なヘビなので、展示したいところですが、私の飼育技術ではちょっと難しそうです。こんど見つけたら挑戦してみます。

by たかちほ男爵
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